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2018年のオススメの3冊を選んでみよう

明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します!

さて、2018年も沢山の本に楽しませてもらいました。本読みとしては決して多い方ではありませんが、その中でも私が2018年に読んだ中で
「オススメしたいのはこの本だー!」という3冊
を選んでみようと思います。(あくまで「私が2018年に読んだ本」なので発売が2018年ではないであしからず)

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【コミック】(再読を含む)449冊内訳→

①彼方のアストラ(1~5巻・完結)
 篠原健太著・集英社ジャンプコミック

これは正直、本当におススメです。SF、ミステリ、ジュブナイル、コメディ、異世界での冒険のワクワク感…本当に様々な要素が詰まっていながら5巻にきれいに収まっているすごさ…!私はメガネのザックが大好きです。アニメ化してほしい…!(その際は小ネタも含めて是非丁寧に…)

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②ワールドトリガー(1~19巻・続刊)
 葦原大介著・集英社ジャンプコミック

ツイッターのフォロワーさんが「100話無料で読めるよ」とオススメしていたので、どれどれ…と読み始めまんまとハマり全巻買い(+設定資料集)しました。

実は始めのうちは「あー…ジャンプにありがちな戦闘成長ものか…ていうか登場人物が多すぎて覚えられない…」と読むのやめようかと思ったのですが「遅効性SF」とキャッチコピーがついているだけあって、途中から俄然面白くなるのでランク戦くらいまで読んでみて欲しいのです…!(大体の合うか合わないかの目安は4巻くらいまで読んでみると良いようです)

物語開始当初の大規模侵攻で活躍していた名前の覚えられなかった人たちがランク戦でいろんな戦術で戦い、かつそれぞれのチームの関係性が見えてきて群像劇が好きな人にはたまらんと思います。ちなみに私は二宮隊推しです。

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③ミステリと言う勿れ(1~3巻・続刊)
 田村由美著・フラワーコミックスアルファ

良質のミステリコミック。事件に巻き込まれた主人公の久能 整(くのう ととのう)君の語り口が優しいながらも的を得ていて気づくと入り込んでしまうんですよね…絵に癖があるので好みがわかれそうですがミステリ好きには是非オススメしたいです。

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【次点】
・Artiste(さもえど太郎・著)
料理人や創作する人々の成長物語。というか人間模様というか。絵も表情も良いのですが何よりそれぞれの生き様、姿勢みたいなものが良いです。

・吸血鬼すぐ死ぬ(盆ノ木至・著)
チャンピオンコミックのギャグマンガです。下ネタも多いのですが、アルマジロのジョンにとにかく癒される…というか登場人物がみんな好き…アホなんですが誰も傷つかない優しい?世界なので心が疲れた時に何度も読んでます。

・あそびあそばせ(涼川りん・著)
コメディーマンガ。表紙の可愛さと内容のアホさのギャップがすごい。特に花子のアホさが振り切れていてすごい好きです。
 
・ヘテロゲニア リンギスティコ (瀬野反人・著)
異種族言語学入門。異種族の言語を学ぶ学者さんの研究旅行譚ですが、世界観がしっかりしていて面白いです。「ダンジョン飯」が好きな人は好きだと思うので是非。

・青野くんに触りたいから死にたい(椎名うみ・著)
ホラー…なのか恋愛なのか…「純愛と狂気の背中合わせ」とかだけでは言い表せない…読み進めてそれぞれの背景がわかってくると違う意味で怖い。とにかく色んな意味ですごくて読むと精神力を持っていかれる良作。ただ、好みがわかれそうなので次点です。


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【小説】 126冊内訳→

①小説の神様(相沢沙呼著・講談社タイガ文庫)

書店を辞めて「これでブログや創作活動もできるな~」と思う反面「どうして知らん人に文句言われてまで創作しなきゃいけないんだ…もういいか…私は創る側ではなく消費する側が向いている、ブログも閉めよう」と思っていた時に読んで、ものすごく「創る」事に対しての勇気をもらった一冊。

「小説」を書く人、読む人。本が売れない時代に「小説家」になること「小説家」でい続ける事物語を造り続ける事の楽しさ、すごさ、そして苦しさ、辛さが描かれています。主人公がものすごいネガティブなので読んでて鬱陶しいというか、しんどいところもあるんですが小説書いたりマンガ描いたり特に「創作」する人にオススメです。

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②秋の牢獄(恒川光太郎著・角川ホラー文庫)

お恥ずかしながら、恒川さんは「夜市」が好みだったものの「角川ホラー文庫作家」という認識だったので、ホラーが苦手な私は避けて通っていたのです。ですがオススメされて読んだみたら本当に面白くて…

この本だけでなく、比較的どの本も怖いといっても美しい怖さ、少し寂しく、少し不思議な物語が多くてものすごく好みです。恒川作品を制覇すべく次々読んでいっています。たまにこういう好みの作家さんに当たると本当にホクホクしますよね…

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③雲上雲下(朝井まかて著・徳間書店)

最初は「訛りありの昔話形式なのか…ちょっと読みにくいかも…」と思っていたのですが読むほどに引き込まれ、気づいたら号泣していました…

なんだか物語は人に忘れられ、そして人は物語に見捨てられる気がして無性に悲しくて涙が止まりませんでした…昔話を聞いて育った人にはオススメの「物語」というものの面白さを思い出させてくれる、大人のための童話。

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【次点】
・隣のずこずこ
 これはブログで紹介したので割愛→

・マカン・マラン - 二十三時の夜食カフェ
 同じく→

・ツバキ文具店
 最初は「代書…というか文面までお任せするの!?そういうのは想いを込めて自分で書くから良いのでは…」と思っていたのですが、読み進めるうちにじんわりいい話だな…と思い読み終わる頃にはほんわか、お腹から温まって幸せな気持ちになれる素敵なお話でした…

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というわけで私のオススメでした!日々面白本を探しているので良かったら、皆さんの「2018年ベスト3」教えてくださいね~


愛猫と日常を記したり、本をオススメしたりしています。