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明けて、伏して、読んで

2023早々、流行りの病にやられまして。
私は流行りに乗るのは嫌いなタイプなので、あとまわしにしていたんですが、このタイミングだったかという感じで。
仕事のない時期という意味では、迷惑もかからず良いタイミング。
寝たきりだったので、お節もお酒もお雑煮も・・・お正月を感じる要素が0だったのは、やはりちょっと悲しいタイミング。。

寝たきりの副産物で、まとまった読書の時間が取れました。ちょうど、キャリアを見直すには良いタイミングとなりました。

読み直したのはこの二冊。


なぜこの二冊を選んだの?

「インテグラル理論」は、自分の中ではすべての基盤というか。
いわば「枕元に置くべき本」という位置づけ。でも実際にあまり読み返せてない。ということで、この機会のファーストチョイスとなりました。

「経験代謝によるキャリアカウンセリング」は、キャリアコンサルタントの講習中におすすめされた本ですね。
試験対策としてではなく、キャリアカウンセリングの本質を知るための参考書という位置づけ。
自分がこれからどんなキャリアを進んでいくのか?を考えたときに、改めてキャリアカウンセリングは中心に置くべきな気がして、向き合いたいと思い手にしました。


読んでみてどうだった?

それぞれの感想をいうと、インテグラル理論は明らかに以前より読みやすくなってました。
って、本の内容が書き変わったわけではないですからね。読んでいる自分が変わったということです。
以前読んだときには、言葉の意味をその都度理解するのに精一杯だったというか。脳のメモリをそちらで消費する感じで。
今回はメモリにゆとりがある状態で「自分ごととしてしっかり読めた」という感じでしょうか。
まさに、自分が陥っているのはこの状況だ・・・(本書の言葉では「グリーンの罠」)とか。
「つまり、あのときの会社の状況は、こうやって理解すればいいのか」
「いま関わっている組織づくりでは、ここで躓いているのか」
経験と重ね合わせて、いわば答え合わせのように読んでいたのかもしれないです。

キャリアカウンセリングの方は、カウンセリング現場の実用的なヒントが欲しくて読み始めたのですが、改めて「自分らしく生きる」という意味を考えました。
知識としては、わかってるんですよね。

「他人軸ではなくて、自分軸」
「「べき」「ねばならない」ではなくて、「したい」「ありたい」」
「原因論ではなくて、目的論」
「組織や会社に依存せず、個人のキャリアで自立する」

人にはそうやって話すのですが、自分のことを振り返ると「あれれー、知らぬ間に凝り固まっておるぞ。」
なかなか気づけない。
自分のことは自分が一番わからない。自分を知るには鏡を見るしかない。鏡は多くの場合「他者」となる。カウンセリングは相手の「鏡」になることである。

自分も鏡が欲しいー!!!


これからどうしていこうと思った?

今年のテーマとして。
読了後におりてきた言葉は

「プライドは捨てずにしっかりと磨き上げて、ナルシシズム(自己中心性)を手放す」

自分のやっていることにプライドを持ちます。
誰が見ても価値を感じてもらえるように、ピカピカに磨き上げます。
結果にコミットします。
プロセスにエスケープせずに、責任を果たします。

そして、自分のやっていること、築き上げた価値をしっかりと伝えていきます。
「分かる人だけ分かればいい」という態度ではなく、しっかりと相手に向き合うこと。
対話をして、相手の反応を確認して、伝えたいことを懇切丁寧に伝えていきます。

概して、「自分は子供だったなあ」という気付きをいただきました。
ま、本だけじゃないんですけど。
経験と本の内容が結びついての、気づきですね。

「きっと相手も同じように考えてるだろう」
とか
「全部言わなくても、伝わるよね?」
とか
「だって、どう考えてもこっちのほうが正しいじゃん」
みたいなやつです。

こいつらを全部排除してきます!!

noteを書く目的も、自分と向き合うため、していこうかな。

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