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【100回記念作】パンドラの嫁が(自称)フィッシング詐欺に引っ掛かった話:「パンドラの嫁VSドコモ」

皆さんおはようございます。

この話はノンフィクションです。嫁にとっては巨悪に立ち向かうwowowドラマのようなストーリーですので、ちょっと長めですが是非ご覧下さい。


本題に入る前に、以前こんな出来事がありました。


嫁は20年以上のキャリアを持つdocomo信者です。私はauですが、携帯電話のプランや機種について、嫁は私の話に一切耳を傾けません。

私も嫁をauに鞍替えさせる理由もありませんので、基本的に携帯電話のことは嫁に任せて一切口出ししないスタンスを貫いていました。



第一章:突然の電話


数ヶ月前のある日・・・



嫁の携帯電話に着信が


プルルルル・・・・・



嫁「はい、あ、いや、違うんです。最近皆さんよく掛けてこられるんですけど、これは私の個人の携帯なんで、はい・・・」


ポチッ。



すず太郎「どうしたの?今の誰?」

嫁「いやね、最近佐川急便と私の電話を間違えて結構頻繁に電話が掛かって来るんだよ。もう困るよね~。」

すず太郎「そうなんだ。配送の人が登録間違えたんじゃないの?営業所に電話してみたら?」

嫁「うん、そうする♪」




・・・・数日後・・・・



プルルルル・・・・・

嫁「はい、あ、いや、違うんです。最近皆さんよく掛けてこられるんですけど、これは私の個人の携帯なんで、はい・・・」

ポチッ。


すず太郎「まだ掛かってきてたの?」

嫁「そうなんだよ。何か私の番号がいたずらでどっかに出てるみたいでさ~。」

すず太郎「ちゃんと佐川の営業所に電話したの?」

嫁「まだ。すぐするよ!!」




第二章:驚きの請求書


・・・・数日後・・・・


携帯の請求書が嫁のもとに。



嫁「ねえパパ大変だよ!!携帯の請求額がいつもよりも多い!!(1万5000円ぐらい多かったです)」

すず太郎「なんで?」

嫁「多分(子供の)タブレットのwifiが切れてて容量オーバーになったからだと思う。明日docomoショップ行って聞いてくるよ!!」



・・・・翌日・・・・


嫁「ねえパパ聞いてよ!!docomoのお姉さんがまたひどいんだよ!!」

すず太郎「ん?何で?」

嫁「なんかさ~、wifiのせいじゃなくて、間違い電話が掛かってきてたのが請求になってるんだって。何かのサイトを間違ってクリックしたせいで掛かってきてるみたいで、自分のせいなんだからドコモは関係ないって言うんだよ!!ひどいよね!!」


とのこと。さっぱりわかりません。

色々確認してみると、

ヤマト運輸からSMSメッセージ「荷物の再配達~」(これが迷惑メール)⇒本当だと思い込みクリック⇒その後間違い電話が頻発⇒掛かってきているものが請求される?⇒結果的に15,000円ぐらいいつもより多く請求


だったはずです。

私にはイマイチ理解できませんでしたが、そもそも嫁が誤って迷惑メールをクリックしたのだから、docomoの言い分ももっともです。

しかし、嫁は当然のことながら納得いきません・・・。




第三章:戦いは続く

嫁は納得いかなかったので、違うdocomoショップに行き再戦を申し込みますが、あえなく撃沈。

「じゃあ解約してやる!!」というものの、解約手数料を求められ一旦退却。

家に帰り、近所のママ友に相談すると、今まで試した手段を含めてさらに別の方法として考えると、

①警察に行ってみる

②国民生活センターに相談してみる

とかがいいんじゃないかな?とアドバイスをもらう(なかなか冷静なママ友さんです)←「解決はしないかもしれないけど」という補足付きでしたが、嫁は「なるほど!!」と思って次の手段を実行します。



第四章:気持ちは特攻隊

ママ友アドバイスからまず嫁が取った行動は「①警察に行ってみる」でした(近所の交番ですけど)。

交番に行くと、そこには60代前半ぐらいの男性が。

話を聞くと、おそらく定年後の延長勤務?のような方だったらしく、非常に嫁の話を親身になって聞いてくれたようです。

嫁曰く、何でもその方も一度携帯電話の解約トラブルで窓口に怒鳴り込んで、持てる知識をフル活用して戦った猛者とのこと。

しかし結果的には敗北・・・。

そういった過去の経験も踏まえて、嫁を特攻隊員のように送り出します。

「お姉ちゃん、全力で戦って来るんだよ!!」


「はい!!」

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結果は



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玉砕です・・・。

そりゃそうですよね。警察官が全力で戦っても叶わないレベルですから・・・。

しかし嫁の戦いは続く・・・。



第五章:最後の望み

残すは「②国民生活センターに相談してみる」ですが、これはママ友から「解決はしないかもしれないけど、話を聞いてくれるからスッキリはするかも」と聞いていたようで、実際この段階ですでに嫁はある程度あきらめはついていました。

そして実際電話してみたようです・・・。



結果、嫁の気分は、


とってもスッキリしてました♪



結局何も解決はしなかったんですが(docomoはお金を返却してくれませんでしたし)、電話で対応してくれた方は色々な情報を教えてくれたようです。

・docomoは解約金をそろそろなくす

・他社の場合、こうやったらお金が返ってきた

などなど、直接私が話した訳ではないんですが、嫁が納得しているのでまずは良しとしようかと。


最終的にはその担当の方が

「パンドラ様のお話は一旦我々の方でもセンターとして議題に取り上げてみたいと思います」


とまで言ってくれたようで、本当にありがとうございます。



最終章:国民生活センターからの電話


嫁の中では「次の携帯電話はどこにするか?」という気持ちに100%切り替わっていた矢先、国民生活センターから嫁に電話が入ります。

「パンドラ様の相談は、センターとしても非常に重大な案件だと判断いたしまして、センターからdocomo様に連絡をしようという決定に至りました」

と。


まさかの嫁の電話でセンターがdocomoに戦いを挑んでくれるとは!!

嫁は大喜びです。

ただ、センターの方も「正直お金は戻って来ないかもしれない」と言っていたようですが、嫁は「自分の意見をしっかりと受け止めてくれた!!」と非常に喜びました。



後日・・・

再度センターの方から電話が来ました。


結果は変わりませんでした(やはりdocomoは手ごわいですね)。


でも、嫁は充分納得していましたので、心からの感謝を述べて電話を切ったようです。


センターの方、私からもこの場を借りてお礼を述べたいと思います。


本当にどうもありがとうございます。



最後に、

この件で私も自分のお小遣いから嫁に7,000円奪われてます。

消費者生活センターに相談しようかなぁ・・・。





おわり







サポートなんてとんでもない!!私の記事で少しでも笑ってもらえたら、それが充分サポートです!!