191111_配達

久々のお客様が、スーパーの野菜に比べ、八百屋の野菜をおいしいと思ったのはなぜか?

妊娠出産でここ2ヶ月くらいご無沙汰だったお客さんに、「配達しましょか?」と久々にすず辰の野菜を食べてもらう。

せっかくなので、久々に食べた感想をお願いすると、
やはりすず辰さんのお野菜は美味しいです。
まず手元に届いた時、スーパーのものとは違って、生命力を感じました。スーパーで売られてるものって、瀕死な感じですね。これ、ここ最近スーパーで売られている野菜を食べ続けていたのでハッキリそう感じたのだと思います。味も、変な雑味や水っぽさが無い、野菜本来の旨味がギュッと詰まったお味!
今朝、リンゴをいただきましたが、思わず主人が「なにこれ!どこの?美味しい!」って驚いてました。

うれしい限りです。じゃあ、スーパーで売られている野菜と何が違うのか?

キーワードは「生命力」です。

すず辰の野菜の7割は農家さん(や生産グループ)から直に仕入れています。近在の七飯・北斗は直接取りに行きますし、遠隔地は産地から宅配便で直送。

同じ野菜でも、作り手の農家さんが違うと野菜の生命力が違ってくるのです。名人が育てると健康優良児のような野菜が。そりゃ、生命力にあふれてますよね。(ここらへんの話は以下に詳しく)


「でも野菜って鮮度が大事なんじゃないの?」と思った方、鋭い! 

収穫された野菜は、根っこからの栄養の供給がなくなるので、時間とともに鮮度が落ち、味も落ちていきます。しかし、スタートの生命力の差から、収穫後の日数が仮に長くても、その鮮度の差を越えたおいしさが名人の野菜からは感じられるのです。(⇒イメージ図)

画像1

仮に「遠隔地の名人の野菜(2日後に到着)」と「地物の市場仕入の野菜」を比べた場合、2日後の名人の野菜が130で、収穫当日の地物が100なら、名人の勝ち!

あくまでイメージです。そこらへん。野菜の成分変化などで分析したデータとかがあったらおもしろいですね。

市場仕入の野菜にも、もちろん名人の品はあります。それを如何に仕入れるかは八百屋やスーパーのバイヤーの腕の見せ所。しかし、如何に名人の品でも、どう扱うかで鮮度が変わってきます。

野菜ごとの最適な温度にできるだけおいてやること。
野菜にとって楽な姿勢を保つこと。

まず「温度」。冷蔵庫に入れるか入れないか悩むところですが、葉物(キャベツ・レタス・ほうれん草など)や豆類(枝豆・とうもろこしなど)は冷蔵庫(0~5度)。

じゃがいも・玉ねぎは基本、冷暗所。イモは長期保存なら冷蔵庫へ(イモは糖度が増します。但し、乾燥に気をつけ新聞紙に来るんで)。

気をつけたいのがトマト・きゅうり・なすの夏野菜。暑い時期に育つ野菜なので、基本寒さは嫌います。通常野菜室(7~10度)といいますが、すず辰のおすすめは冷暗所(もしくは常温)です。

トマトは追熟させるなら常温で、食べる前に氷水もしくは冷蔵庫で冷やす。きゅうりは、冷蔵障害で実が痛みやすく、かつ皮も硬くなるので、冷暗所がおすすめです。

なすも冷蔵障害でやすいです。真夏の暑い時期はさすがに野菜室行きですが、10~15度程度にとどまる冷暗所がご自宅にある方はぜひご利用下さい。

そもそも野菜は冷やしたり、温かくなったりと温度変化が激しいよりも、ある程度の範囲で安定した温度帯においた方が長持ちします。

すず辰の店は「冷所」で、人に厳しく野菜に優しい環境なのもよい点かなと。

野菜は、畑にあったときの姿勢(状態)が一番楽なので、葉物は立たせた方がいいです。寝かすと起き上がろうとして無駄なエネルギーを使い味も落ちます(ねぎや葉物が反って曲がっているのを見たことがないでしょうか?)。

ここらへんの鮮度管理をどこまで丁寧にしているかは結構効いてきます。

すず辰でも市場仕入の野菜を売りますが、それでも「おいしかった!」との感想をいただくこともあり。市場品でもいいモノ仕入れて、良い状態を保てば十分おいしいです。

鮮度よくって点でいうと、野菜がどんどん売れて鮮度よいうちに次の野菜を販売できるのが一番で、繁盛店はそれで鮮度を保っています。

その点はすず辰もまだまだ。

そういう意味では、もっとお客さんを増やす努力も大事です。よかったら口コミよろしくお願いしますm(_ _)m。


で、表題のなぜ「久々のお客さんが八百屋の品をスーパーの野菜よりおいしいと感じたか?」ですが、久々の注文に気張って入荷直後の活きのよい、しかも名人の野菜をそろえた八百屋に対し、2カ月ほど食べていたスーパーの野菜は、店頭でどう管理されてたか未知数のため、その間にいよいよ「生命力」がなくなり、おいしくなくなっちゃっていた、ってのが実態かなと思います。

出産前後で身動きとれず、スーパーの配達サービスを利用していたようなのですが、配達の野菜を選ぶ人があまり鮮度の見極めができない人だとろくなものが選ばれないでしょうし。

大きなスーパーになればなるほど、仕入れるバイヤー、店の青果マネージャー、そして他の社員、パートさん、さらに配達の荷物をそろえるのは普段青果を扱っていないパートさんが担当…なんてこともあるかもしれません。

その点、すず辰は一人営業ですので、店主の責任の下、取っときを選んでお届けできるというわけです。

何より生もので鮮度勝負の野菜、より良いものをよい良い状態で如何にお客さんに届けるか、なかなかに難しくおもしろい奴らなのです。

#すず辰 #八百屋のちょっとまじめな話 #鮮度 #名人 #生命力 #おいしい #違い

※そんなに言うなら八百屋が選んだ野菜を食べてみようじゃないか!、って太っ腹な方はこちら→すず辰の宅配セット


サポートしたいと思ってくれた方へ 八百屋ですので、来店いただけたり、宅配セット「店主の勝手にセレクトセット」を注文いただけるとうれしいです。