子どもの英語教育どうする?

2020年の教育改革で日本の英語教育は、小学5年生から「教科」になります。

これが何を意味しているかというと、国語や算数と同じように国民として最低限必要な学力、ということです。読み・書き・計算に英語が加わるイメージです。

現在も小学5年生から授業に組み込まれている学校もあると思いますが、これは「総合的な学習の時間」であって中学校から始まる英語教育のオリエンテーションの意味合いが強いです。

この度、文部科学省は2020年から小学5年生から英語を「教科」とし、小学3年生から「外国語活動」を始めることを決めました。

今の未就学児や小学生が大人になる15~20年後に、「英語は話せて当たり前」の時代が訪れることを目標としているのでしょう。

現在、多くの親は未就学児の頃から子どもを英会話スクールに通わせて、英語に慣れさせ、苦労なく、自然と話せることを狙っていると思います。

私も含め英語コンプレックスを持つ親は多いことでしょう。


スウェーデンはどうでしょうか?

ある調査ではスウェーデンは英語能力がオランダに次いで第2位となっています。実際に生活していも、都心部ではお店に入るとかなりの確立で英語で話しかけてきます。さらに70歳前後の方が悠長に英語を話されている姿も日常的です。私の肌感覚だと成人以降の方(移民は除く)の90%は、英語が話せると思います。

言語学に詳しくありませんが、スウェーデン語は英語とドイツ語に近いため、これらの親戚のような言語です。

語順が英語とほぼ同じ、言い回しなど多くに共通点があり、単語を知ってさえいれば、簡単に変換可能です。

そのため、日本人と比べて英語が話せる人が多いのは当たり前と言えば当たり前です。日本語と英語は真逆に位置するような言語なので、難易度は日本人の方が高いです。

また、小学3年生から英語の授業が始まりますが、文法を学ぶといういうより、英語でのコミュニケーションを重視した授業内容のようです。いかに実際の場面で使えるか、これが重要視されています。

さらに日常的に親が英語を話す場面を見ることも多く、Förskola 就学前学校の子どもたちも英語に慣れていると思います。

「ぼく英語話せるんだよ」

などど、自慢してくれたります。

このようにスウェーデンと日本を比べてもしょうがないので、そこを卑下する必要はないです。


日本はどうしたらいいのか?

「英語は日本語と対局だから難しい」

「難しいからやりたくない」

というのは、よくわかります。

でも、私は公園でスペイン人のママと話す機会がありました。

その頃はスウェーデン語ができなかったので、片言の英語でコミュニケーションを試みましたが、全くうまくいきません。

何故か?

それはこのスペイン人のママが英語が話せなかったからです。

これは少し驚きで、スペインはスペイン語の国ですが、同じヨーロッパの国で、いかにも教養のありそうな外見の方が英語を話せないなんて…と感じました。

でもこれは、そのまま私も思われている場面に多々遭遇します。パキスタンやフィリピンといった後進国と言われる国でも、かつての植民地の歴史から英語が母国語のような国はたくさんあります。

「あなた日本人なんでしょ?」

日本は世界で落ち目といえども、未だに経済大国ですし、国民の教育レベルも高い国で、先進国の一つです。そのため、「英語は話せて当然」と思っている世界の国の方は大勢います。

もちろん、日本をよく知っている人は、残念ながら日本人は英語が話せる人が少ないということを理解していますが、それでもそれは少数です。

子どもが将来、どこの国で生きていくかを自由に決めるためにも、英語が話せるか否かはかなり重要になってくるでしょう。

私は具体的な勉強方法などは提案できませんが、次のことは意識しておくことをおすすめします。

①英語が話せないことを恥ずかしいと思うこと

②難しい単語より発音!本当に発音は大事!!


かくゆう、私も英語は片言です。今はスウェーデン語で仕事をするためにスウェーデン語の勉強が優先されていますが、ゆくゆくはスウェーデンで大学院に行きたいとも考えているので、英語も必ず話せるようになるつもりです。

早期教育は好きではありませんが、子どもたちが自然な形で英語に触れることは大切だと思います。それが英会話教室なのか、外国人のお友達を作ることなのか、親子留学なのか、インターナショナルスクールに通うことなのか、それはそれぞれの家庭のリソースと考え方次第です。

注意したいのは、英語はあくまでコミュニケーションのツールであって、これを習得することが目標ではありません。そこに注力しすぎて、子どもの大切な子ども時代を奪ってはなりません。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

幼児教育の専門書やビジネス書を買うための資金にします。どうぞご支援よろしくお願いします。

好きな記事はどれですか?
17

【Swedenからお届け】世界視野の幼児教育

Sweden在住、日本の幼児教育を学びながら2児の子育てをしている著者が、日本を離れて感じる「世界視野の幼児教育」について書き綴ります。日本のニュースや課題に絡めて幼児教育(子育て含む)を解説、考察するマガジンです。日本を離れると何が見えてくるか知りたい方、広い視野をもって...
3つのマガジンに含まれています
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。