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行くまでがツラいが、着けば天国。此処はスタジアム。

今朝もうつ病との戦いから始まる。
薬を飲んで、気候の良さから朝風呂で全身リフレッシュさせる。湯船で頭を出来るだけ空っぽにさせる。
風呂から出ても倦怠感は残っていた。婦人科から出されてるホルモン剤系の軟膏を塗る。
ジャンパー脱がないので中の服は適当。否、いつも適当だったわ。

今日は何が何でも出かけなければならない……

いつもより最小限の荷物にまとめて、カバンに詰める……あ、でもミニ傘は必須。1番のお気に入りをカバンに納めなければだ。
遅延の影響で満員に詰めし込まれた電車の中で何度か座り込みそうになるも、必死に堪える。
本当は人混み苦手で気持ちが悪くなる。ただし、狭い空間でのことに限る。

地下鉄を出る。
見慣れた広がる世界。
人の流れと同じ方向に私も向かう。今日は隣でラグビーもやっているから若干人も多めだ。
同じ応援してるユニフォームを着ている人に勝手に親近感を覚える。
人気のある選手、これから伸びていくだろう若手、それとベテランにつば九郎。

……外国人さん、何故つば九郎なんですか?

相手チームのユニにもニヤニヤしてしまう。パ・リーグ3連覇したあの球団は、合併前から知っている。近鉄ユニ、オリックスユニに涙を誘う……
でも、今は1つとなりパ・リーグ最強とまで言われるようになった。感慨深いものだ。

さて。電車の満員電車は苦手なのに、何故だかスタジアムの人混みは気にしない。それはおそらく同じ目的に自分もいるからであろう。普段は食欲のない私でも、スタジアムグルメは別腹だ。ここでなら食事らしい食事が摂れる。

神宮スペシャルブレンドコーヒー

ここ一番のお気に入りのコーヒーは、神宮球場でしか飲めない。
(帰りに知ったが、粉販売してました!)
昨年から発売された新商品だが、これにだし巻きサンドかじんカツサンドが私の定番神宮グルメ……


予定変更。青木宣親チキン南蛮スペシャル!

なんだけど、今日は青木な気分になってしまった(笑)。某チェーン店のチキン南蛮炭火焼き弁当です。
空の下で食べる球場グルメは美味い。
薄暗い食堂や1人暮らしのアパートでは味わえない美味しさがある。

環境て、大事なんだよね。

「うつ病にも関わらず球場なんかに」と人は呆れて言うだろうか。
私はスタジアムに来てようやく「生きてる」という実感が湧く。

入場料は治療費みたいなものだ。
スタジアムグルメは抗うつ剤だ。

好きなことが出来ると言うことは、まだ私は大丈夫、うつから這い上がれると実感してる。
テレビの録画じゃないライブで私は生かされていると実感させられる。

7回表裏の応援合戦。回が終わりに近づいても負けていながらも諦めない選手の姿を見て、もしかしたら逆転が起きたりして……という興奮感のある。
ご贔屓チームが勝つことは当然嬉しいが、負けても「あそこでうってくれたらなぁ~」と『たられば分析』で1人楽しんでいる。
私は此処、スタジアムに来たいが為に毎日頑張っているんだ、と確認と確信しに来ている。

でも、ま。試合が終わったら、またうつ病がチラつくんですけどね(苦笑)。

試合後の球場はいと寂し。
疲労困憊の身体を労りながら、休み休み時間をかけて帰ります。これが私の観戦ルーティーンです。

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