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35mm単焦点で撮る横浜山手西洋館

横浜山手エリアには、横浜開港の歴史を見守ってきた外国人居留地があったらしく、今もいくつかの西洋館が立ち並んでる。

建物の外観もそうだけど、内装がまさに西洋調なので、エモい雰囲気の写真好きの自分にはもってこいの場所。JR石川町駅を降りて、ブラフ18番館、外交官の家、ベーリックホールと順番に回った。

今回は、ちょうど焦点距離35mmのレンズ達を入れ替えるタイミングでもあったので、新しく迎えたレンズ、手放す予定のレンズなどなど合計3種類の35mm単焦点レンズ達を3回に分けて別日に撮影に行ったものを一気に放出。その3種類のレンズ達とは以下。

 ・Carl Zeiss Distagon 35mm f/1.4 ZM
 ・Voigtlander Apo-Lanthar 35mm f/2 Aspherical
 ・TTartisan 23mm f/1.4 C
                (APS-C X-mount用で換算35mm)

◆Carl Zeiss Distagon 35mm f/1.4 ZM◆

明るくて軽いF値1.4の35mmレンズを探していたらこいつにぶち当たった。そう、こいつがNew Comerなレンズ。ZMマウントながらもマウントアダプターをかましてNikon Z7/Z6で運用するつもり。

Z7+Distagon 35mm f/1.4 ZM
Z7+Distagon 35mm f/1.4 ZM
Z7+Distagon 35mm f/1.4 ZM


基本すべて開放で撮っているけど、開放からピン面はよく解像していてとても気持ちがいいい!

Z7+Distagon 35mm f/1.4 ZM
Z7+Distagon 35mm f/1.4 ZM
Z7+Distagon 35mm f/1.4 ZM

上の2枚(机の上に黄色いお花の花瓶が置いてあるショット)は、窓からの優しい光の雰囲気を映してくれているような気がして好き。
お花の黄色い色が鮮やかでいかにも加工しました!みたいな風になっているように見えるけど、加工してないのよ。Zeissは色乗りが良い、みたいなことをよく聞くけど、これのことかな??もうちょっと彩度落としてもいいぐらい。

Z7+Distagon 35mm f/1.4 ZM

☝このお花の色味はちょうどいい感じ。逆光にもかかわらずしっかりコントラストも残っていて「さすがZeissだわ!」思わずそう叫んだのさ。
知らんけど。

以上はブラフ18番館と外交官の家。続いてベーリックホールへと向かった。

Z7+Distagon 35mm f/1.4 ZM

☝おなじみのタイプライター。これは外せない被写体(笑)
そう言えば神戸北野異人館の”うろこの家”にもタイプライターがあって、同じく「これは外せない被写体」なんて呟きながら必ず撮る(笑)

Z7+Distagon 35mm f/1.4 ZM

☝不思議の国のアリスを連想させるこのうさぎちゃんも外せない(笑)
そして神戸北野異人館の”英国館”にもやはりうさぎちゃんがいて。。。以下同文。
横浜と神戸って、同じ港町、同じ衛星都市、同じように異人館もあって、なんだかんだとそっくりな街なんだね。


Z7+Distagon 35mm f/1.4 ZM
Z7+Distagon 35mm f/1.4 ZM
Z7+Distagon 35mm f/1.4 ZM

このDistagon、下のApo-Lanthar35と比較すると若干の色収差もあるし解像感も若干劣る感じだけど、それはApo-Lantharが異常すぎるだけの話であって、Distagonも必要十分な解像性能を持っているし、色収差補正も十分にされているし、なによりも一段明るくて光の捉え方、線の細い繊細な描写がとても好き。
35mmの座はこれまでのApo-Lanthar35に替わってこのDistagonにバトンタッチ!


◆Apo-Lanthar 35mm f/2 Aspherical◆

鬼の解像感とびっくりするぐらいの色収差Nothingな写りをするこのレンズ。このレンズを装着して初めてファインダーを覗いた時は「うぉ!すごっ!」って口から言葉が出たほど。

Z6+Apo-lanthar 35mm f/2
Z6+Apo-lanthar 35mm f/2
Z6+Apo-lanthar 35mm f/2

雑味、雑音を感じないすっきりした写り。これはたぶん色収差の無さから来ているんだと思うけど、PCで等倍鑑賞してもほんとに色収差確認できず。。。なくらいビックリよ。この写りはもう異常だと思う。



Z6+Apo-lanthar 35mm f/2
Z6+Apo-lanthar 35mm f/2
Z6+Apo-lanthar 35mm f/2

あまりにも解像感高くて、しかもなんとなく線の太い写りをするものだから、眼が疲れることが時々あったりする。それに加えてとても大きな糸巻き歪曲が発生するので(たぶん異マウントのNikonZで運用しているからだと思う)、直線基調の被写体などの場合はLightroom先生でちょいちょい補正する必要があったりするのがメンドイ。


35mmはNew ComerなDistagonが想像以上のお気に入りになったものだから、アポラン選手の出番が少なくなると思い、アポラン35mmは思い切って手放すこととした。それくらいDistagonの写りと使い勝手の総合力が高いと思ってしまったのよね。とはいえ、Apo-lantharの異常ともいえるほどの良い写りも痛感しているので、35mmは手放すけど新たに50mmのアポラン選手を迎えることにした。


◆TTartisan 23mm f/1.4 C◆

新品でも1万円台と異常に安いし、安かろう悪かろうでたとえ満足いかなかったとしてもダメージは極小だろうと、X-T3用に試しに入手してみたもの。APS-C用なので換算35mmの初中華レンズ。

X-T3+TTartisan 23mm f/1.4 C

☝開放撮影。。。周辺が盛大に流れている。。というか潰れてしまっている。盛大にフリンジも出るし。。。まぁ開放だしね、1万円台だしね。。。ってか、こういう細かい木や葉っぱが含まれる被写体を開放で撮るほうがおかしいって話やな!(笑)


でもね、室内の物撮りは結構いい雰囲気。
下の写真達を見てくだされ。

X-T3+TTartisan 23mm f/1.4 C
X-T3+TTartisan 23mm f/1.4 C
X-T3+TTartisan 23mm f/1.4 C
X-T3+TTartisan 23mm f/1.4 C
X-T3+TTartisan 23mm f/1.4 C
X-T3+TTartisan 23mm f/1.4 C

寒色系でコントラストも若干低い描写になるけど、1万円ちょっとということを考えると、これもアリかな?
特に重さ200gちょっとというコンパクトさ。気軽に持ち出せてパシャパシャとスナップを撮るのにはとてもいいのかもしれない。


ちなみに絞って風景撮りしたのがこちら。☟
なかなかいいと思う。

X-T3+TTartisan 23mm f/1.4 C



以上、35mm作例の大量投下でした。

それではこの辺で
♬♬



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