被爆者

被曝者が一人もいなくなつたとき

被曝国日本が参加しないまま、核兵器禁止条約が採択されました。

カナダ在住の被曝者サーロー節子さん(85歳)は、国連本部で、
「私はこの日を70年以上待ち続けていました。我々は将来世代の命を危険にさらすことを続けません。世界各国の指導者たちに懇願します。もしあなたがこの惑星を愛しているのなら、この条約に署名してください」
と演説し、拍手を受けました。

長崎市内での集会に、入院中の長崎原爆被災者協議会会長の谷口稜曄(すみてる)さん(88歳)が寄せたビデオメツセージ。採択を「非常に喜ばしい」としながら、
「被曝者が一人もいなくなったときに(世界が)どんな形になっていくのか。それが一番怖い」と。

短絡的、恣意的に核が用いられること、それは、この星の破滅への始まりです。身が塵となり果てても、この星の命が続く限り、静かな星であり続けることを願ひ、祈るばかりです。

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