見出し画像

【パイオニア】赤単アグロ(オボシュ)ガイド&調整録 ”超”軽い軽いマウンテン

割引あり

※2024/1/25 イゼット独創力に追記
※2024/4/11 吸血鬼イゼフェニが跋扈するカルロフ邸環境では非常に厳しいです。

こんにちは。さわさわです。
殆どのフォーマットで赤いデッキを回しています。
今回、2024/1/20に晴れる屋福岡店で開催された、パイオニア将軍戦にてタイトル獲得を目指して調整した赤単アグロについて、布教ついでに記録として残せればと思い記事にしました。結果から言うと残念ながらtop8でした。
調整中に記録したMO上の対戦記録(ほぼリーグだがプレリミナリも含む)から勝率とデッキ分布を掲載しておくのでまずはご確認ください。なお記録期間は2023/12/28に私がリーグで5-0したところから始まっています。それが初回しなので。

メインで先手だった時の安定感
概ね2回以上当ったデッキ。総データ数が少なすぎるので参考程度

https://twitter.com/swdjp_mtg/status/1740369680332968241

はい、細かいマッチアップは後述しますが、少なくとも現環境である程度戦えるデッキであることはご確認いただけると思います。ただし、対戦相手として出てくることはまずないので、あくまでもパイオニアで赤いアグロを使いたい人にはぜひおススメしたいという趣旨の記事になります。また有料設定しておりますが、これは小遣い極少おじさんである私をサポートしてくださる足長おじさん向けの設定になります。つまり課金していただいても情報量に大差はありません。どうぞよろしく。


概要

デッキリスト

下記が最終的に将軍戦に持ち込んだリストになります。結果はtop8でした。


まず、このデッキの原型はみっくすさん(@SAMURAIDRIVE_Tw)考案の”かるいかるいマウンテン”というデッキにあります。

このデッキの凄いところは、当時の赤単オボシュといえば《フェニックスの雛》という強いとは言えないカードを4枚入れるのが普通だったところを排除し、《ギトゥの溶岩走り》を採用したウィザード8枚体制で《魔術師の稲妻》を運用するに至った点だと考えています。
で、デッキが強かったのでいきなり勝ちまくってしまった

というわけで原型の時点で強かったです。以下少しこのデッキの調整の流れについて語ることになるので、回し方やマッチアップにしか興味がない方は"どんなデッキなのか"という項目まで飛んでください。

かるいかるいマウンテンの発表から時を経て、カードが増えたので色々と調整しつつ今の形になっていきます。
特にエルドレインの森で得た《巨怪の怒り》は、不利だったラクドスサクリファイスとのマッチアップを大きく改善する強力な新戦力となりました。

永続的に+1/+1とトランプルを得る凄いカード

これをメインに4枚搭載したデッキを”超”軽い軽いマウンテンと称して調整し、遊んでおりました。
そしてイクサラン:失われし洞窟が発売されるとパイオニア環境が激変するのはみなさんもご存じかと思います。細かいところは割愛しますが、12/4の禁止改訂から《アマリア・べナヴィデス・アギーレ》率いる探検コンボが幅を利かせるようになると、《最深の力、オヘル・アショニル》が4枚詰まれた通称赤単アショニルが注目を集めます。これはサイドに積まれがちな《暴れ回るフェロキドン》をメインから強く使う狙いのデッキであると思われました。

除去耐性があるかのような顔をしている自称神

ただし、私はこのデッキを強いとは思えませんでした。そこで超軽い軽いマウンテンで1番弱く感じていた4枚の《批判家刺殺》を丸々《暴れ回るフェロキドン》と入れた換えた”フェロキマウンテン”を調整することとしたのです。その一発目のリーグが2023/12/28のリーグ5-0というわけ。

ブロッカーをどかすのに効果的でない

仮想敵としてガンメタしていると言ってもいい探検コンボには当たっていないのにいきなり9-1したのでかなり可能性を感じました。ただし最終的には《暴れ回るフェロキドン》はメインから外れるどころか、サイドに2枚という調整になっています。ここが話の要所です。一言で言うならば、調整のきっかけとなった探検コンボへの勝利にフェロキドンは必要なかったのです。さらに言うと、探検コンボが強デッキであると認識されたメタゲームにおいて、トップメタであるラクドスミッドレンジ、イゼットフェニックス、アゾリウスコントロールに対してフェロキドンよりも優先したいカードがありました。それが《勝負服纏い、チャンドラ》です。特に晴れる屋福岡という店舗はパイオニア制定前からアゾリウスコントロールが根強い人気を持っており、数が多いことが想定されました。そこで当該将軍戦に持ち込んだデッキリストとなりました。以上が今回の調整の大まかな流れとなります。

最強に思えるが《失せろ》で失せてしまう可愛いやつ

どんなデッキなのか

《僧院の速僧》《損魂魔道士》《ギトゥの溶岩走り》という3種の1マナクリーチャーを起点とし、火力と《巨怪の怒り》でバックアップして相手のライフを削りとるアグロデッキです。あくまでもビートダウンであり、バーンではありません。主役は火力ではなくクリーチャーであるということは覚えておいてください。マリガン判断に影響します。

世界一わかりやすい図

1ターン目に上記3種のクリーチャーか《熊野と渇苛斬の対峙》、2ターン目にもう1枚クリーチャーを出して火力でブロッカーを除去するか、ブロックさせて《巨怪の怒り》で一方的に殴りつけるのが理想的な動きです。ケルーガ型のエニグマやロータスコンボのようなデッキが妨害してこないと最速3キルもありえます。妨害があっても、4~5キルを狙えます。一方で、メインからロングゲームも戦えるのが長所のデッキです。オボシュと《バグベアの居住地》万歳!
手数で攻めて減ったリソースは《舞台照らし》で回復します。
《勝負服纏い、チャンドラ》は①オボシュや《バグベアの居住地》の起動に繋がるマナ加速、②継続的なダメージ源、③カードアドバンテージの獲得、④奥義での決定力と様々な役割を兼ねますが、クリーチャーで攻めて対処を迫りつつ、《勝負服纏い、チャンドラ》にも対処できないと負けという2重の攻めを作り出します。ラクドスミッド、イゼットフェニックス、アゾリウスコントロールといった除去でしのいで息切れしたところをまくろうとするデッキに対して強いです。

1枚差しの《勇気の徳目》は何?と思われるかもしれません。チャンドラは4枚積むカードではなかったため、1枚空いた枠に何を入れるのかとなったときに、上記トップメタに強いカードを入れたいという狙いから①除去に強い②攻めつつリソース確保をしたい③できれば除去として使えると嬉しいという条件でカードを探したところ、白羽の矢が立ったカードです。本番では引きませんでしたが、調整中は狙い通りの活躍でした。

表は除去、裏はオボシュという凄いカードなのだ

ただし、終わってみると、この枠は土地が正解だったように思います。土地を6枚引いても許容できるマナフラッドに強いアグロデッキなのに、3ターン目辺りまで土地1枚で止まると概ね負けで、マナスクリューには弱い。にも関わらず土地を絞りすぎたなと感じています。素直に《山》入れるか《変わり谷》《棘平原の危険》のようなカードを試すべきだったと思います。土地2枚で赤+無色だと意味がないので赤マナでる土地がいいかな。今後の課題です。

キープ基準

基本的には
・土地 2〜3枚
・クリーチャー 1枚〜3枚
でキープしていきたいです。
先述した通り、このデッキはビートダウンでありクリーチャーが主役です。必ずクリーチャーをキープします。間違っても土地2枚と火力のみでキープしないようにしましょう。そしてこの場合、クリーチャーとは《僧院の速僧》《損魂魔道士》《ギトゥの溶岩走り》の3種を指します。《熊野と渇苛斬の対峙》《砕骨の巨人》はクリーチャーでなく火力扱いです。殴り始めるのが遅いので。ただしダブルマリガンとなれば渋々キープもありです。サイド後は7枚でも《熊野と渇苛斬の対峙》《砕骨の巨人》をクリーチャーとしてキープできるマッチアップもあります。
また土地は4枚でもキープできなくもありません。その場合は《バグベアの居住地》や《反逆のるつぼ、霜剣山》が含まれていることが前提にはなります。

下記はどちらもメイン戦の初手です。キープorマリガン 考えてみてください。

マッチアップ

各マッチアップでの基本的なゲームプランを解説していきます。

アブザン探検(アマリアコンボ)

このデッキを調整するきっかけとなった話題のデッキ。
コンボの構造上、ライフゲイン手段が多く、《野茂み歩き》や《アマリア・べナヴィデス・アギーレ》があっと言う間に大きくなるので突破できず、不利。そう思っていた時期が私にもありました。

フェロキ君「僕に任せてください!!」


実際には、クロックパーミッションに近い動きで相手に不自由を強いて勝ちます。何言ってんだと思うかもしれませんが、独創力相手にも同じ理屈で勝つので覚えていってください。基本的流れは下記。
①1/2勢を出す
②相手のクリーチャーはコンボの要所は確実に除去しつつ、殴る
③基本的にサイズ勝ちしているので一方的に殴りつけて削る。たまに《巨怪の怒り》でシャクる。
④《暴れ回るフェロキドン》無しでも勝っている
細かいことを言うと、上記の流れの中で留意すべき点があります。
プレイ指針としてコンボさせないのは大前提です。ですが、相手のコンボパーツを全て除去することは難しいです。そこで要所を潰しますが、その要所とは、《野茂み歩き》とアマリアという分かりやすいところにもう1点、《召喚の調べ》をX=2で撃たせてコンボスタートする状況を作らないようにするということが挙げられます。逆にそうならなければ除去は温存できます。ライフゲインする置物達は放置で結構です。ブロッカーに回してくるようならコンボパーツや《召喚の調べ》のコストを減らせてお得です。ちなみにぐだった場合、普通にオボシュ出して勝ちきれます。

緑緑緑+2がX=2

調整中は5回当たって5勝している勝率100%ですが、そのうちメインから《暴れ回るフェロキドン》を出して勝っているのは1回だけです。5戦全てでメインを勝っているのでサイドカードの問題でもありません。《暴れ回るフェロキドン》を出せると楽なのは間違いないですが、無くても勝ちます。先述のプランを意識して戦ってみてください。嘘みたいに勝ちます。将軍戦当日は純正のアブザン探検には当たらなかったものの、アマリアコンボ自体は粉砕しております。俺のオボシュを信じろ。
サイドボーディング
in 《暴れ回るフェロキドン》《墓堀りの檻》《塔の点火》
out 《勝負服纏い、チャンドラ》《砕骨の巨人》

さらっと出ているが《名も無き都市の歩哨》とかいうカードが一番きつい

※補足
《戦列への復帰》対策として、《熊野と渇苛斬の対峙》《塔の点火》が有効ですが、《損魂魔道士》が場に出ている場合、火力で除去しても追放されずに墓地へ行くので注意してください。ダメージを与えたことにならないためです。戦闘ダメージで倒せば問題ありません。オボシュのダメージ2倍効果でも同じ挙動になるので要注意。《損魂魔道士》は敵国のスパイだが一時的に協力しているぐらいの認識をもってプレイしましょう。

寝首をかかれないように気をつけて

ラクドスミッド

《密輸人の回転翼機》と《太陽の執事長、インティ》を搭載する型に対しては戦いやすいので、こちらが主流になるのは歓迎です。デッキ内にタフネス2が増えた為、メインから《火遊び》《砕骨の巨人》を強く使いやすく、2ターン目に《密輸人の回転翼機》をプレイしてくれると実質ターンパスで攻めきりやすくなります。タフネス3かつ火力で除去すると苦しくなる《墓地の侵入者》、タフネス4なので火力で突破しづらい《勢団の銀行破り》の枚数が減っているのも追風。
《黙示録、シェオルドレッド》に関しては、《ナヒリの戦争術》や《カーリ・ゼヴの巧技》といった専用の除去は不要です。4ターン目に出てきた時には《巨怪の怒り》や火力で押し切る流れになっているはず。なってなかったら負け。なりづらくなるので《墓地の侵入者》は苦手。そういうことです。
ラクドスミッドのような2ターン目に《砕骨の巨人》を使ってこちらの1/2勢を除去してくるデッキに対する奥義が2つあるのでご紹介します。

まず1つ目。後手の1ターン目に1/2勢を出さない。
相手が先手1ターン目に土地をアンタップインしてターンを渡してきた場合、①《致命的な一押し》を構えている②《塔の点火》を構えている③何もできないが《砕骨の巨人》を持っている④何もできないが《無情な行動》や《喉首狙い》のような2マナの確定除去を持っている⑤本当に何もなく2ターン目に《税血の収穫者》や《密輸人の回転翼機》をプレイしようとしている等が考えられます。1つ目の奥義は、このうち②③でテンポをとられることを防ぎ、相手にターンパスさせて逆にこちらの2ターン目に呪文を構えながら1/2勢を出すことで除去をすかし、テンポを取る狙いがあります。なお①④の場合は裏目になりえますが、クロックが残らないのなら結果は似たようなものです。上振れを狙いましょう。そして《熊野と渇苛斬の対峙》をキープできている場合には無用なテクニックとなります。強いカードだなあ。また1/2勢を3枚以上持っていれば素直に連打していいです。どれか生き残ります。

奥義2つ目。《僧院の速槍》をサイドアウトします。奥義1つ目の状況を見ると、1/2勢そのものがあまり強くなさそうなのが分かると思います。中でも《僧院の速槍》については、ゲームプラン上、速攻の価値が低く、《魔術師の稲妻》も軽くしないので優先度が低いです。

というわけでサイドボーディング。
先手
in 《暴れ回るフェロキドン》
out 《巨怪の怒り》《舞台照らし》少しずつ
後手
in 《暴れ回るフェロキドン》
out 《僧院の速槍》

最初は《ウラブラスクの溶鉱炉》をサイドインしていましたが、ブロッカーとなるクリーチャーを多く擁するラクドスミッドレンジには、脅威となるまで3ターン以上かかることからあまり強くないという判断になりました。

イゼットフェニックス

テンポが命。《ラムナプの遺跡》できっかりリーサルなんてのはよくあること。相手の除去を《巨怪の怒り》ですかすのが1番効くので常に意識しましょう。

ただし、メイン先手2ターン目《帳簿裂き》で概ね負けなのが辛いです。メインで3点以上はカードを2枚使う必要があり、2点を2枚(ほぼ《火遊び》2枚条件と思っていい)、こちらが先手ならウィザード先置きして生還、もしくは土地3枚から《魔術師の稲妻》を素打ちといずれも簡単とは言えません。イゼフェニへの不利意識はメイン戦の厳しさ由来か。データ上は4勝3敗でメイン勝率も同じ。しかしプレイとサイドプランが怪しい相手もおり、データと違って理論上では不利というイメージ。
《帳簿裂き》が生存したり、丁寧に除去されてライフを保ったまま《弧光のフェニックス》が帰ってくると終わり。ただし、テンポをとってライフを削る必要があるため、《帳簿裂き》を除去することだけに重きを置いて生物を減らしてはいけない→何かを《引き裂く流弾》に替えるが《塔の点火》までは入れる必要がなさそうという考えです。《弧光のフェニックス》が何度も帰って来るようなロングゲームは見据えるべきではなく、理想は3アクションとらせて《弧光のフェニックス》が帰ってきてマナが無いところを《巨怪の怒り》で貫通するような動きのイメージ。相手の《焦熱の衝動》や《稲妻の斧》をすかすために《巨怪の怒り》が活躍するので温存するのは難しいかもしれません。クマが過労死しそう。

メインから《暴れ回るフェロキドン》を抜きたくなった理由その1です。3マナで出しても1〜2マナで除去されてテンポ損なので効果的ではないです。《砕骨の巨人》だったら《踏みつけ》で2点、除去させて2点で最低4点換算。またメインの枠を取り合う形になった《勝負服纏い、チャンドラ》については、イゼフェニ側が除去で対応することは難しく、殴ろうとするとブロッカーを立てづらく、放置は負けに繋がるということでかなり効果的です。

除去の多いフェアデッキ相手はオボシュチャンス。練習では15ゲーム程度やって5回程度は手札に入れ、3回程度出したような感じでした。
こちらへの対処法がよくわかっていない相手にはテンポで押し切って勝つ展開が増えるのでオボシュに頼機会は減るものの。自分自身は常にオボシュを信じましょう。《稲妻の斧》1枚で処理されると寒いので、《熊野と渇苛斬の対峙》か《巨怪の怒り》を利用してタフネス6で出したいです。が、そんな余裕はないことも多い。しかも《焦熱の衝動》2枚とか《感電の反復》絡めてきてあっさり除去されることもあります。お祈り。たぶん相手も祈ってる。

オボシュ以外に撃たれる斧はほぼ確定除去と思ってもいい

《勝負服纏い、チャンドラ》は?
先述の通り、イゼフェニ側が除去で対応することは難しく、殴ろうとするとブロッカーを立てづらく、放置は負けに繋がるということでかなり効果的です。

《ウラブラスクの溶鉱炉》は?
こちらもチャンドラと同じく、除去されづらい攻め札として起用できると考えています。ただし、《削剥》がサイドに0~2枚で採用されている可能性があり、油断なりません。チャンドラを優先し、枠があるようなら《ウラブラスクの溶鉱炉》も入れるという感じでよいと思います。

勝ちを急ぎたいマッチアップなので少し遅い気もする

上記を踏まえてサイドボーディング。
in 《引き裂く流弾》はマスト。場合によっては《ウラブラスクの溶鉱炉》
out 《勇気の徳目》>>《砕骨の巨人》>=《火遊び》

《火遊び》よりもクリーチャーである《砕骨の巨人》を優先して抜きたいのは、テンポの問題です。守りにも攻めにも2点火力は心もとなく、2マナのインスタント&3マナの生物は重いのです。であれば、1マナ立たせて序盤の《焦熱の衝動》《塔の点火》をすかせる可能性がある《火遊び》を残しておきたいですよね。

たまに《弾けるドレイク》が入ってきたりするが効果的ではない

アゾリウスコントロール(非ロータス)

以前は楽勝な相手だったが、《失せろ》《一時的封鎖》のせいで上手く捌かれてしまうことが増えた。相手の手札の噛み合い次第なので一概に不利とは言いづらいが、当たって嬉しいとは言いづらい印象。

だいたい何でも死ぬ

先手後手関係なく《失せろ》をチャンドラに当てられて、他を《一時的封鎖》でまとめていかれると負けやすいです。まずは《失せろ》を1/2勢に当ててもらうところから勝負が始まります。簡単な話ではない。一番いいのは、1/2勢を2枚展開し、除去の当たらないタイミングで《巨怪の怒り》で強化したり火力を打ってプレッシャーをかけて、その2枚でクロックをかけていくことです。そして《失せろ》していただいたところでチャンドラを出す。簡単な話ではない。

サイドボーディング
in 《ウラブラスクの溶鉱炉》《暴れ回るフェロキドン》
out 《砕骨の巨人》
昭和のmtg的な考えで行くと《火遊び》《魔術師の稲妻》辺りが真っ先に抜けそうですが、先述の作戦を実行するにはテンポをとれる火力呪文はあった方がいいと考えます。また最近のトレンドとして、相手のサイドから《オレスコスの王、ブリマーズ》や《クチルの側衛》が出てくることが多いので、火力や《巨怪の怒り》を残しておくのは自然に思えます。

《孤児護り、カヒーラ》の有無に関係なく入っている

入れるカードの解説です。《ウラブラスクの溶鉱炉》は《失せろ》《一時的封鎖》に当たらないクロックとして優秀です。このマッチアップのために採用しています。MO上では2枚もいらないと思いますが、晴れる屋福岡の店舗メタを意識して厚めに対策しました。なお返しに《告別》されました。青白ロータスふざけてんな。《暴れ回るフェロキドン》はライフゲインを妨害する効果も優秀ながら、威迫付きの3マナ生物という点がなかなか優秀で、先述の猫2種の後出しを自然に対策しています。《砕骨の巨人》よりも強いのでお勧めです。

MV3が大事だが彼女達の活躍のためには1/2勢の圧が必要

ラクドスサクリファイス

メインから《暴れ回るフェロキドン》を入れたくなるマッチアップ。こいつさえ生き残れば勝てます。でも《巨怪の怒り》のおかげでだいぶ勝ちやすくなりました。サイドからは《似姿焼き》で《魔女のかまど》を破壊するか、フェロキドンで暴れましょう。《初子さらい》は勘弁してください。チャンドラは抜かず《僧院の速槍》でも抜いておいてください。

イゼット独創力

(オパス型しか見てない)
アブザン探検の項目でも触れた通り、クロパします。
といってもメインは生物しか除去できないので半分お祈り。
そしてイゼフェニと同じく、除去を火力に頼っているので呪文ですかしつつ殴りましょう。そうすると勝っている。
サイドからは《似姿焼き》で宝物や石を割ったり、複数引いたら除去除けに使ったりする。そうすると勝っている。メイン取れたらほぼ勝ちと思ってよさそう。チャンドラでも抜いといてください。
※2024/1/25追記
適当にチャンドラ抜けって書いちゃいましたが、相手がコントロールシフトしてくる可能性は高いです。このときにチャンドラがいると心強いです。
後手時は3ターン目にチャンドラを置くとコンボされて負けるので使いづらいということで先手は抜かなくていいかもしれません。その場合はテンポで劣る《勇気の徳目》、ウィザードがいないと使いづらい《魔術師の稲妻》を減らすのは悪くないなと感じました。2点と3点に差がつきづらいマッチですし。後手時はチャンドラを出してる暇があまりないので抜いていいかも。

アタルカレッド

こちらが受けに回る珍しいマッチアップ。
例外的に1/2勢無しでキープできます。逆に除去のない手札でキープすべきではないです。ライフを高く保った状態で相手の手札が枯れれば勝ちます。
チャンドラでも抜いて除去を入れましょう。

その他

・ロータスコンボ、エニグマ、その他よくわからないデッキ
頑張って殴れ。さすれば勝つ。

雑多なデッキに対する安心感

・黒単ミッドレンジ
無理です
・5c二ヴ
無理寄りです

〇今後理解が深まれば追記したいデッキ(2024/1/21現在)
・グルール機体
・スピリット系統

終わりに

ここまで約8900時に及ぶ長文を読んでくださり、ありがとうございます。
書いてるほうも疲れて後半の失速が凄い。
今後はアリーナのランク1200位をコンスタントに狙っていこうと思っている次第ですが、やはりこのデッキで駆け上がることになりそうです。
質問や疑問がある方は私のXアカウント(@swdjp_mtg)までご連絡ください。その場でお答えしたり、この記事に追記したりするかもしれません。

さて、この先は有料ゾーンとなりますが、例によって特に情報はなく、こんな私をサポートしてくださる方向けの投げ銭コーナーとなります。記事を読んでいただいて面白いと思ったら購入していただけると大変嬉しいです。
ささやかなお礼として、調整中の戦績を記録したスプレッドシートのリンクを貼っておきます。閲覧専用ですのでご注意ください。そして重要なところは記事内でちょこちょこ貼ったので、本当にささやかなお礼です。

ここから先は

188字

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?