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【旅行#4】Ven島に行く

本当はもっと早くに記事を出したかったんですが、もう二か月も経っていました……。時間あっという間で怖いな……。さて今回は、なんとなくフェリーに乗りたいなーと思って、Lundから程よい場所にある島、Ven島に行ってきました。スウェーデン人の友達によると、ハイキングが出来る島として知られているようです。

10月8日日曜日。この日の気温は5℃、スウェーデンに来てから初めてダウンジャケットを着て行きました。

まずは、Lund C駅からLandskrona C駅まで向かいます。Landskronaもスコーネ県なので、電車やバスはSkånetrafikenのアプリで乗ることが出来ます。Landskrona C駅で降りた後は、バスに乗ってフェリー乗り場まで向かいます。一本で行けるのでとても便利でした。

フェリーの運賃は片道90SEK、往復で180SEKでした。日曜の10時前だったんですが、対面の窓口が開いていなかったのでネットでチケットを購入しました。以下にリンクを貼っておきますね!

フェリーの乗船時間は大体30分程度でした。10時発、10時半着です。寒かったのですが久しぶりの晴れの日が嬉しくてデッキで過ごしました。楽しすぎてずっと写真と動画を撮っていたので手が凍えてしまいましたw ゆっくりと進んでいくフェリーは楽しいですね! 小さな赤ちゃんを毛布で包んで乗っている夫婦もいて、穏やかな気持ちになりました。

良い天気!!!

10時半ごろ、Ven島に到着しました。通勤途中なのか買い出しの島民なのか、Ven島からも沢山の人が乗っていきました。さて一つ目の目的の博物館までバスを使おうとしたら、Skåneエリアのチケットだけでは駄目で追加で買ってくれ、と言われてしまったので節約も兼ねて歩くことに。いつも使っているSkånetrafikenと同じ外見のバスなんですけどね……。

ちょっと北欧っぽくていい感じです
そこそこ大きなフェリーでした

では、ここからは訪れた二つのミュージアムを紹介していきたいと思います。2時間程度で外周を回れてしまうくらい小さい島なんですが、二つもミュージアムがあって少し意外でした。


Tycho Brahe Museum

まず一つ目は、Tycho Braheという16世紀の天文学者の博物館に行きました。Ven島にゆかりのある天文学者ということでこの地に博物館があるようです。当時としては高度で正確な測量を行った天文学者で、日本語では、ティコ・ブラーエ、というのが最も近い発音のようです。元デンマーク領だった現在のスウェーデンで生まれて、幼少期に親族に引き取られた後、十分な金銭的援助を受けて天文学者となった人物です。デンマークの有力な貴族の生まれでもあり、養父母や後に妻となる人物も王室とかなり近しい立場にありました。このVen島を領地として与えられ、現在は残っていませんが、当時は城もあったようです。彼はこの地に大規模な天文台を作り、天文学の研究に励みました。この博物館には彼の所有していたコレクションや測量に使っていた道具などが展示されています。

測量に使われていた道具
よくわからないけど凄そうな石

そして、この博物館は教会の建物を使っていて、外観もすごく洗練されています。教会の建築を楽しむこともできてとても楽しかったです。

のびのびとした教会でした

Konstnärsgården Marielund

次に訪れたのは、現代美術を展示している美術館でした。入口がどこか分からず中に入ったところ、どうやら出口から入ってしまっていたようです。受付のようなところにSwishの番号が貼りだされているのを見て血の気が引きました。無料だと思っていたんですが、どうやら有料の施設だったようです。Swishとはスウェーデン人のパーソナルナンバーと紐づいている電子決済のことで、日本で言うところのPaypayの国家主導バージョンです。私は10か月の留学生なのでこのパーソナルナンバーを持てないので、Swishも使えないのです。(Swish事情もそのうち書きたい。)お金を払おうにも、現金もない、受付に人もいない、Swishもできないので、ごめんなさいと思いながら建物を後にしました。

おどろおどろしい感じ

散歩

残りの時間は、海沿いを散歩したり、農場の羊を見たりしてゆっくりと過ごしました。一眼レフを持って行ったので写真を撮りながら、久しぶりの太陽を堪能できて楽しかったです。

スウェーデンっぽい家
なぜか道端に並んでる郵便受け
すがすがしい木

キャンプ場やグランピング施設もあったので、いつかのんびりしにまた来たいなぁと思いました。帰りもフェリーに乗って、対岸のLandskronaまで向かいます。その後、Landskronaの教会に少し寄り道をしてから、Landskrona C駅へ戻りました。

課題に追われていたので、久しぶりにゆっくりすることが出来てよかったです。あまりこの島を目的にスウェーデンに来る、ということは無いかもしれませんが、スウェーデンに長期滞在する方は是非行ってみてはどうでしょうか。






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