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2018年、私は共感の神に救われた #天才を殺す凡人

仕事が面白くないと感じていた2017年、仕事が最高に楽しかった2018年。
その1年にどんな差があったのか、『天才を殺す凡人』を読んで、思い当たることが自分にもあった。

2017年と2018年、異動によって上司が変わった。そして、2018年、私は「共感の神」である上司に救われた。

2017年、私は仕事に楽しさを感じられず、いつ転職しようかと考えていた。実際に転職活動もしたが、うまくいかず挫折した。
2018年、この会社に残るならば仕事を楽しもうと、私は思いつく限りのやりたいことを上司に提案し、承認をもらい、実行していた。自分で考えた施策を実行し、形になるのは最高に楽しい。私の働くモチベーションは120%そこに注がれていた。もちろん会社にとって、お客さんにとってプラスになることを提案していたつもりだったが、こんなにも自由にやらせてもらえていいのかと思うこともあった。

仕事は楽しかったが、『転職の思考法』を読み、再び転職することを決意。転職活動をし、行き先が決まり、上司にそれを伝えた。
その時にかけられた言葉とほぼ同じ内容を、『天才を殺す凡人』の付録である「ブログに寄せられた感想」に見つけた。

「共感の神」は天才をサポートすることにより、同じ夢を見させてもらえるという圧倒的特典がある

私は決して天才ではないが、おそらく2018年の私は創造性が爆発していたのだろう。そして、それが「殺してはいけない才能」で、それを見抜いた上司は、私が才能を活かせるように配慮し、一緒に仕事をすることを楽しんでくれていたんだと思う。私があのまま腐らず、今の私であることができるのは、あの時の上司のおかげとしか思えない。

『天才を殺す凡人』について

タイトルは仰々しいし、装丁も若干怖いけど(きっと明朝体のせい)、中身は誰しもが持っている才能を、自己が発見し、それを発揮できる社会を目指すがテーマだと思います。自分は天才?秀才?凡人?みたいな自己診断をするための本ではなく、誰しもが経験している、自分の才能が活かされなかった時、誰かの才能を活かせなかった時を思い返すきっかけになる、そして今後同じことを起こさないようにするための指南書です。

2018年夏に『転職の思考法』を読んでから、北野ファンですが、ライトに読ませるくせに、めっちゃ深い問いをぶつけてくるあたりが最高でした。難しい問題を、難しいことがわかる人だけに問いかけるのではなく、幅広く問題提起しようとする姿勢が北野さんのよきところです。Voicyも面白いので、本を読んで、読まなくても興味を持った方は是非聞いてみてください。(今年もファンとしてたくさん応援する)

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