この4年間で所沢市議会に提出された意見書を眺めてみる

 所沢市議会議員の期が新しくなったこのタイミングで、前の期の4年間(平成27年5月~平成31年4月)に市議会に提出された 意見書 の議案を眺めてみようと思った。何か面白い発見があるかもしれない。ないかもしれない。

 意見書は地方自治法99条に以下のように定められているもので、要は市議会から国会などに意見を上げるものだ。法的拘束力はないものの、わざわざ提出されるからには尊重されるべき性質を持ったものである。

第九十九条 普通地方公共団体の議会は、当該普通地方公共団体の公益に関する事件につき意見書を国会又は関係行政庁に提出することができる。

地方自治法(e-Gov)

 この4年間で市議会に議員提出議案として提出された意見書の議案は29件で、その全てが全会一致で原案可決されている。私が 市議会のサイト を見てまとめた一覧表を以下に示す。

 眺めてみると、平成27年の第11号平成30年の第7号 のように「せやな」と思えるものから、平成30年の第2号同年の第11号平成31年の第2号(リンク切れの場合は ここ からたどれる)のように、国政だけ見ていたら「えっ、この意見書が市議会では全会一致で原案可決なの!?」と思えてしまいそうなものまであるのが興味深い。提出者3名(いずれも再選されている)の 党派や会派 を見るとさらに面白く感じられるんじゃなかろうか。

 というわけでなかなか面白い発見があった。調べてみてよかった。

関連リンク(所沢市議会)

議会の審議情報(意見書は各定例会ページの「議員提出議案」を参照)
議会中継会議録検索(意見書の提出者が確認できる)