戌年だけに、インスタ吠え!?

スイーツ番長 12回目の正月?
想い新たに!!

気がつけば2018年1月は、スイーツ番長が誕生して12回目の正月。2007年にスイーツ番長のブログ『男のスイーツ』をスタートし、十二支なら一回りというところだ。
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2007年といえばFTTHがADSLを席巻しだした年だった。まさか「スイーツ番長」が生業となるなんて、45歳のオッサンは当時、想像もしていなかった。
開設当時から読んでくれている人は、既知ではあるが、当初は自家焙煎珈琲のオンラインショップを立ち上げていて、自家焙煎珈琲家として活動しワークショップも開き、そのための宣伝ツールとしてスイーツブログをスタートした。(今でこそ自家焙煎コーヒーは、サードウェーブコーヒーとして若者に認知され、ブランディングされているが、当時はまだまだ嗜好品であった。自分は、旧来の自家焙煎珈琲と差別化するために、"ハウスレーベルコーヒー"と銘打っていた。当たらなかったけどw)
▶︎スイーツ番長の自家焙煎珈琲教室について

2007年はブロガーがもてはやされはじめた時期で、男性でパティスリーやカフェ、ホテルのスイーツだけを毎日更新して発信している者はほとんどいなかった。そして、およそスイーツとかけ離れた真逆なイメージの「スイーツ番長」というネーミングと、サングラスにヒゲという強面から、耳目を集めることに成功し、ブログスタート3ヶ月目にFMラジオに出演することになる。2008年から新聞各紙、週刊誌面に登場し、テレビ地上波にも出演させていただくことに。更に、畏れ多くもスイーツのプロデュースなんていう、暴挙というか快挙もこのこら始まる。
ブログ開設3年目の2009年には初の自著「手みやげスイーツ百選」も刊行。2010年には日テレの人気番組にて、スイーツ番長の密着特集を放送していただくことになる。

▶︎スイーツ番長監修スイーツ 男のドルチェ
▶︎手みやげスイーツ百選
▶︎日刊現代連載開始▶︎日テレ スッキリ にてスイーツ番長特集
▶︎日テレ スッキリ レギュラーコーナースタート

それもこれも、ブログ読者ありき、そしてインターネット環境のお陰だ。その環境もハードはパソコンからスマホ、ネットメディアはウェブログ(ブログ)から、twitter や Instagram などのSNSへと、ストック型メディアからフロー型メディアに変遷し、自分の投稿もこの流れに乗じざるを得なくなった。

ブログとは一般的なウェブサイトと同様に情報量の有るインフォメーションメディアであり、不特定多数に広く発信することができる個人のメディアツールである。一方、SNSは Social Networking Service の略で、文字通りに情報よりも、コミュニケーションツールである。要するに、SNSはネットを介した会話といえる。サービスの違いこそあれ、このどちらも個人が主体となり、自己承認欲求のツールであることに変わりない。インターネットが生活者環境に現れる以前は、それまでの既存メディアは個人の承認欲求を満たすツールではなかった。そのツールはファッションやアクセサリーだったり、持ち家だったり、男性ならば車、女性ならば痩身だっとりといった、"モノ"消費であった。それがネットメディアの出現により、承認欲求を"いいね"共感といった"コト"消費に見出すようになり、いとも簡単に、常時欲してしまう中毒性のあるものになってしまったような気がする。

なにが云いたいかというと、スイーツ番長は、当初、自家焙煎珈琲のビジネスを広げるべくスイーツブログを始めたが、スイーツを毎日食べ歩き、つくり手やその美味しさ、楽しさ、そしてこの発信が不特定多数に読まれることに悦びを覚え、更にメディアに注目されるコトで自己承認欲求が増していき、それを満たすこと自体が目的となり、ウケを狙った記事投稿を探し生活を消費するようになっていく。最初は単純に自分の自己満足のスイーツ食べ歩きの記事だったはずなのに。
今でもそうだが、テレビなどのメディアに出演するのは、自分の活動を知ってほしい...というつまりは自己承認欲求を満たしたい為で、テレビで人気者になろう、タレント活動しよう、というつもりはさらさらない。そもそも自分にそんな素養はないので。

ブログのアクセス数が上がると、必然と企業からプロモーションやPR案件が来る。次第に自分のブログは広告としての価値を持ち、記事の質よりもアクセス数に価値を持ってくる。アクセス数を多くする戦略投稿が必要になり、クライアントが喜ぶような、そして読者目線にたった好感度投稿を配慮することになる。
インターネットはテレビなどと違い、公共性といったコンプライアンスはなく、そういった部分は自由なのメディアだ。だから、公序良俗に反せず、他者の利益を毀損して権利を侵害しない限り、何を投稿しても良い。それなのに "読者目線" という言葉に支配され、好感度を狙い、それこそ自分目線といった個性を控え、"いいね"を増やすためだけの投稿になってきてしまった。

インスタ映え とはメッキと同じだ

なんなのだろう、この醒めきった気分は...

読者目線ではなく、自分目線で、素敵なもの、気に入ったものを投稿し、そこに共感してもらい、その結果が"いいね"やフォロワーの増加になればいい。

昨年の流行語大賞 "インスタ映え" だけを意識し、本質を見失う、"いいね"を増やす、フォロワー を増やす投稿はもう卒業しよう。

そもそも "映え" だけを讃えあう "いいね" にどれだけの影響力があるというのか(笑)
"映え" だけが一人歩きして、時間を消費しているだけで、そこにプロモーションツールの実態は見えない。

あれ、これはもしや "インスタ映え" に乗り遅れた負け惜しみか?(笑)

「食」の"いいね" が多い、いわゆる "映え" のある投稿は、実がないウワベだけだのものが多い。
インスタ映えは見た目以外に価値を見ない。
それはメッキといえる。メッキとは "卑金属" と書く。"インスタ蝿" とはよく言ったものだ。
本質を見ない、テキストを読むことのない "いいね" そんなメッキな情報に共感を強制させられている、座りの悪い日常。
カメラのレンズがありのままを映すように、SNSなどにもスイーツ番長のありのままを...自分目線で。

というわけで、
スイーツ番長のInstagramフォローしてね (笑)

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