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まるで魔法のように

東京の展示会から帰ってきてバタバタしていたので、久しぶりの更新になってしまいました。名古屋に戻ったいつもの通勤ルートで、十代の頃にとてもお世話になった漫画家さんがPARCOのギャラリーで作品を展示なさっている、ということを知りました。私は直接的にはその漫画家さん本人よりも、その方のアシスタントをしていらっしゃった方々にとても可愛がってもらい、東京の美術大学へ通うのもその方たちがいなかったら叶っていなかったかもしれないほどです。上京したら面倒を見てくれるとその方に言っていただいたから、私は親に東京の美大を受けたいと言えたのです。

私は中学生の時からその漫画家さんのファンで、なぜか「私はこの人のアシスタントをしたい」と周りの大人に言っていました。普通に考えたら、売れっ子の漫画家さんだったその方とお会いできることがまず難しいと思うのですが、私は高校生の時に本当にその漫画家さんと繋がりができたんですね。だから、自分が心から思ったり願ったりしてることって現実になるのだと今でも思うんです。

結局、大学の課題で忙しかったのでアシスタントの仕事をすることはなかったのですが、それも自分自身がそう望んだからそういう現実になったのであって、やはり自分の意識次第で未来はいくらでも変わるように感じます。

まるで最初からこうなることが決まっていたかのように、物事が急にトントン拍子で進むときって、執着を捨てた時でもあるような気がします。

ずっと大切でしがみついていたものを、ふっとどうでもよくなった時に(悪い意味でなく)流れが変わります。行き詰まっていたのが、急にスムーズにいくような感覚です。

ただ、私の彼氏もよく言うことなんですが、上手くいってない時間というのも大事で、その時に蓄えたものがスムーズに流れ始めた時に発揮されていくんですよね。

先のことってわからないんですけど、あの時やっていたことがこんなところで活かされるなんて!というようなことってたくさんあって、人生に無駄なことは何一つないのだなぁと思うのです。

積み重ねてきたものが、例えば余計なプライドとか意地とか、自分が頑張ってきたが故の功績が、自分の成功を妨害する時もあります。時代が変わると成功の形も変わるからです。長く生きている人ほどそれを手放すのは難しいのかもしれませんが、人は誰しも必ず変化していくものなので、その変化を楽しめるといいのかもしれません。

柔軟になると、新しい仕事のチャンスもどんどん巡ってきます。今の私はその渦中にいるように感じているのです。まるで魔法のように、自分に必要なものは必要な時に目の前に現れるし、何かが滞っている時はその隙間に別のものがスッと入ってきて、自然と不思議なくらい上手くいきます。

それが、流れに身を任せるということなのだと思います。人生の波に上手く乗って、穏やかに健やかに過ごしていきたいなぁと日々思います。

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