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嫉妬されないように生きる

産婦人科の待合室で、雑誌に載っていたコラムを読んでいて思ったことなのですが、まず断じてそれを否定したいという訳ではないことを先に言っておきたいのですが(書いた人も仕事で書いている訳ですし)それを読んでいて感じたのが、SNSの普及によって人が不特定多数の人の評価を気にするということがすごく増えた世の中なのだなと思い、それと同時に自分自身の素直な気持ちを出すことよりも、人に受け入れてもらえるか否かというのを大事にしている人が多いのではないかと感じました。

コラムに、世の中を上手く渡る上でのアドバイスとして「嫉妬されないように自分の苦労話も織り混ぜて自慢に聞こえないようにする」ということが書いてありました。これはきっと、日本人女性が求めている共感されやすいアドバイスなのではないかと思いました。もちろん、悪い意味ではないです。

私は数年前から、人に合わせて自分の評価を下げるとか、自慢に聞こえるといけないから嬉しかった話や楽しかった話をしないとか、そういうことをしないようにしたいと考えるようになりました。謙虚なのは日本人の美徳なのですが、それで卑屈になってしまうのは何か違うな、と思ったからです。

だからなのか、雑誌のコラムにはとても違和感を覚えました。

今の職場はアパレルの仕事がメインで、今って正直アパレル業界はかなり厳しいと思うんですよね。その中でうちの会社は売り上げをどんどん伸ばしているのです。これは自慢という訳でも私の力でもなくて、ただうちの会社の社長ってすごく前向きで、それこそ人からは自慢と思われるようなことでも隠すことなく話すし、ありのままなんです。ありのまま、前向きに楽しそうに日々努力しているので、自然と人も集まってくるし、やりたいことも上手くいくし、運もとても強いです。人も、嫉妬深い人よりも、そんな社長のことが好きだという人を自然と引き寄せています。

私の職場は特殊だと思います。だから、大勢の人に合わせて働くスキルが問われる職場…私が以前に勤めた会社は大手だったので、そのような環境の会社では、雑誌のコラムに書いてあったようなスキルが大切なのかもしれません。しかし、嫉妬されないように生きるよりも、自分の喜びも悲しみも、一緒に受け入れてくれるような仲間と過ごしていたいと私は思います。

私も、空気を読んで自分を消すことがあります。それが悪いことだとも思いません。けれど、やはり自分が本当はどう思っているかとか、自分の気持ちがどこに在るのかというのは自分自身がちゃんとわかっていてあげたいなと思うし、私の周りの大切な人にも、自分の気持ちを大事にしていてあげてほしいな、と思うのです。

これを読んでくださっている人たちも、自分のことを大切にできますように。人に合わせて上手く立ち回るというのも、自己防衛のためには必要なことですからね。上手にバランスを取っていけるのが、ベストなのだろうな、と思います。

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