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グレイモヤβ(22/8/27)の感想

グレイモヤβに行ってきました。その感想を書きたいと思います。

グレイモヤβは、「オープニングもエンディングもない『ネタのみ』のお笑いライブ若手版」というストロングスタイルのネタライブ。(と言いつつ、ライブの最初と最後に相棒のパロディがあるのですが)

出演者の半分以上は初めて見る芸人だったので、初見で感じた新鮮な思いを伝えられると思います。
ネタを今後見る人のためにネタバレは極力せずに、各組の特徴に言及しています(雰囲気を伝えるため、多少のワードが出てくるとこはごめんなさい🙇)。

各組の感想を香盤順で紹介していきます。

今回見に行った人は、「ここ注目したんだ!」とか共感してくれると嬉しいです。また、今後グレイモヤβに行く人の参考や、こんな芸人いるんだとかの参考にもしていただければと思います。


フランツ

つかみが現実の世界とリンクさせるつくりで、見事にお客さんの心を掴んでた。”ピザ”のネタをしていたのだが、10回クイズの定番を踏まえつつも、その遥か先を見せてくれた。小ボケもしっかり強くて好きだった。

春組織

喋りにクセがあるなあと思って調べたら、沖縄の人なんですね。独自の雰囲気で良かった。少し違和感あるけど、取り立てて気にするほどではない絶妙な動作を入れていて、最後そこに触れるツッコミとかセンスあるなあと。
この日のゴッドタンで、モグライダーの芝さんに紹介されていただけある。

フランスピアノ

SFの話だけど、その設定の縛りが丁度良かった。何でもありだと話が破綻してしまうし、ガチガチに縛ってしまうとスケールが小さくなってしまう。丁度いいラインを攻めたなと感じた。コントでありながらも、漫才のようにお客さんの想像力に任せる部分もあって凄い。

ぎょねこ

練習大変だろうし、本番も外せないネタで緊張するだろうなと。しかし、リズム感も完璧で、あえて間を崩すとこの演技も完璧だった。二人の息が合ってないとできない技。

車海老のダンス

センス!って感じ。これ以上行くと、分からなくなってしまうギリギリのライン。設定から目のつけどころからメタ的なオチから全て鋭利な角度でえぐってくる。今後が楽しみ。

レインマンズ

ボケの方が、一切笑わずに淡々とボケていく様が印象的だった。その飄々とした雰囲気が”ますだおかだの増田さん”を彷彿とさせた。

10億円

金属バット感。ボケがブラックな感じや、自然に立ち話してる感じも含めて。コンプラに縛られる時代にあえて攻めていくのが素晴らしい。ツギクル芸人グランプリにも出ていたし、今後に期待ですね。

マリオネットブラザーズ

ネタの本筋に入ってからは、ボケが無言で、顔と動きだけで笑いをかっさらっていくのがカッコよかった。ツッコミがボケの補足をすることでさらに笑いを増幅させていた。

春とヒコーキ

春とヒコーキは、Youtubeの「バキ童チャンネル」で親しみがあったけど、ネタを生で見るのは初めて。コントのイメージがあったけど、今回は漫才だった。Youtubeでのぐんぴぃさんの雰囲気(DT感)というよりかは、ぐんぴぃさんのビジュアルから来る”モンスター性”に比重を置いたネタだった。ネタならではのお二人を見れて良かった。

金の国

状況設定とか照明の使い方の妙が光るネタだった。それでいて、登場人物の感情の揺れ動きによる盛り上がりもあるし、おそらく彼らは天才なんだと思う。

モシモシ

ファンタジーの世界に現実の人物を持ち込むネタ。
ここぞというときの”3人目”の使い方が上手かった。男2女1のトリオだけど、性別に囚われないコントをするんだ!って思った。

ハチカイ

モシモシとは逆に、現実の世界にファンタジーを持ち込むネタ。持ち込み方が唐突すぎて笑った。受験勉強をしたことがある身としては、刺さるものも多かった。

小松海佑

何て言ったらいいんですかね、これは。どうにも説明できないけど、面白い。活き活きとした口調とか、まとう雰囲気とかも笑っちゃうんだよな。

友田オレ

パロディの一種になるのかな。持ち出してくるとこが、お客さんがコアなお笑いファン好きであることを前提としていた。演者とお客さんの信頼関係のもとにお笑いって成り立っているんだなとか感じた。

鳥山明・暗

ざっくりで申し訳ないんですけど、フースーヤみたいな感じになるんですかね。初見ではまだ掴みきれてない。面白かったことは確かなんだけど。それにしても、コンビ名スゴいな。

十九人

鳥山明・暗に続いて、こちらも男女コンビ。結構男女コンビいるんだなあと。今はもうそれが普通なことなんですね。個人的に一番笑った。突如ブチ込まれるTOKIO「宙船」のフレーズでもうやられた。

オッパショ石

安定感凄すぎ。自分たちの漫才を自在に乗りこなしていた。既存の言葉と逆の意味の言葉を言うことで、新たなワードを作り出す面白さがあった(伝われ)。

ゼンモンキー

会話なし、音楽ベースで進んでいくネタ。曲の特徴を最大限活かしていて好きだった。そういえば僕がゼンモンキーのネタを見るとき、警察に関するネタが多い気がするけど、これはたまたま遭遇してるだけなのかな。

竹内ズ

仲が悪いことを利用した爆速のつかみとオチが健在で笑った。竹内さんってパッと見た感じ、スマートな立ち振る舞いしかしない雰囲気に対して、ガッツリ体張った笑い取っていくの好感持てるんだよな。

ケビンス

圧巻の一言。テンポや勢いに乗せられてどんどん会場が盛り上がっていく。ボケの種類や球数も豊富だし、コンボイさんの表現力もさすが。それを的確にさばいていく仁木さんのツッコミも心地良い。
明確な役割分担により、お互いがお互いを補完しながら良さを引き出し合っていて、本当に良いコンビだなと思う。
今年のM-1も期待しちゃいますね。


グレイモヤβは、若手を中心としたライブだったので、僕の知らない芸人を沢山知れたので良かったですね。世の中にはこんなに面白い人たちがまだまだ潜んでいるんだなと感じました(既に知っていた方、お笑い感度高すぎ…)。

僕のTwitter(@swiswitchblog)でも、このnoteで綴ったようにお笑いの感動を随時ツイートしています。よければそちらもぜひフォローお願いします。

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