解釈違いの反対側に「自分が何が好きでどう楽しみたいか」がある
※カップリングの楽しみ方に正しい・間違っているという感覚を持っている方は読まないでください。何が正しいか・間違っているかの話は一切していません
※マロ主さんのご希望によりマロ自体の掲載は控えさせていただきます。
めちゃくちゃ興味深いマロありがとうございます!面白い!こういう話大好きです!!
おそらくマロ主さんの言語化的には
「作品を素直に受け取る」=カプが好きだから原作をカプ目線で楽しむ
ことだという前提で好き勝手語らせてください。
おそらくですが、これは「作品に対する楽しみ方の違い」の話だと思います。
いわゆる解釈違いってやつですね!ありますよ~!私は基本的に「興味ある部分や萌える部分・捉え方が違うんだな~」って思ってます。
私は「三次元でお互い彼女がいるから、この二人を恋愛感情と読み取るのは無理がある」という思考から「素直に受け取らない(カプ視しない)」とかはないですね~。(三次元ジャンル名)についても、扱う上での配慮はしますが基本的に二次元とまったく同じ視点と楽しみ方で語ってる感覚ですね…常にただ自分の興味に従って楽しんでいる感覚です。
︎︎私が特定のカップリングが好きなのに本編の描写を恋愛感情で解釈しないのは、そもそもそれが私がやりたい楽しみ方なんです。
本編をカプ視点で楽しまれてる方も、本編を恋愛感情として読み取ることを”楽しんでいる”だけなので、これは皆が各々の好きな楽しみ方で作品に触れているだけというお話になります。
解釈違いや苦手な楽しみ方の反対側には必ず「自分が何が好きで、どう楽しみたいか」がある
解釈違いや苦手な楽しみ方の反対側には必ず「自分が何が好きで、どう楽しみたいか」があります。そこに注目すると腑に落ちやすくなるはずです。
私が思うに、マロ主さんは本当は「ずっと素直に(自分が楽しみたいように)受け取っていただけ」ではないかと感じました。
マロ主さんの「カプが好きなのに素直に受け取れない(原作をカプ目線でみれない)」という感覚の正体は、カプは萌えているし好きだが、原作は原作の温度感で読みたいという葛藤の現れじゃないかな?と思いました。つまり、マロ主さんはそもそも原作の描写をカプ解釈をせず冷静に原作を読みたいという欲求があるんじゃないかと思ったんです。
これは原作の描写をそのままカプ解釈して楽しみたいか、原作を原作の温度感で読み取った上で別腹でカプを楽しみたいかの「作品に対する楽しみ方の違い」になります。
Twitter(現X)では「原作の描写をそのままカプ解釈で楽しむ」という楽しみ方が圧倒的な多数派です。(正確には原作をそのままカプ解釈で楽しむ=リアルタイムでのツイートが多いからそう見えているだけな所があります。)圧倒的に多数派でその感想しかないから、まるで自分が間違っているかのように見えてしまいます。
︎︎ここで大事なのはマロ主さんが「素直に物を受け取る(原作をカプ解釈で受け取る)」を本当にしたいかどうかだと思うんです。
これって作品に対する楽しみ方の違いなので、どの楽しみ方が正しいじゃなくて、自分がどうしたいかだと思うんです。人それぞれが自分のやりたい楽しみ方で作品に触れて、それでいいと思うんです。例えば5chの感想を見た時に原作をカップリングで読み取ってる人は基本的にいません。(5chは男性率が高いので)それは5chの住人が正しいからではなく、作品に対する楽しみ方が違うからです。
私は自分でカップリング視することは滅多にありませんが本編を観てカプっぷりに萌え狂ってる方を見るのは大好きです。そういう楽しみ方で楽しんでるのがわかるので、相手の楽しみ方を自分の楽しみ方の土俵で測ることがない、といった感じでしょうか。
葛藤の苦しみの正体
もちろん私も人間なのであまりに楽しみ方が違う姿ばかりが目に入る状況になったら目に入る情報量を調整しています。少しだったら楽しそうだな~って見れるけど、自分と違う楽しみ方しか目に入らないと辛いって当たり前だと思うんです。地雷ってアレルギーみたいなものなので、少しなら大丈夫でも過剰摂取すると地雷になっちゃいます。
タピオカが流行ってても「流行ってるんだな~」としか思いませんが、友達が集まるとタピオカの話しかしない、どこに行ってもタピオカを勧められる、なんでタピオカを飲んでないのかと行く先々で問い詰められたら嫌になるって当たり前だと思うんです(例えが古くてすみません)。
普段は逆カプとの住み分けが出来ている方でも、左右固定の方が逆カプしかいない世界に足を踏み入れたら辛くなるのは当たり前です。
︎︎マロ主さんは元々メロンソーダが好きなのに、みんなタピオカの話しかしないから、本当は元々「自分はメロンソーダが好き(原作の関係性を冷静に読み取った上でカプに萌えたい)」程度だったものが「自分は三次元からの苦手意識でタピオカ(原作描写のカプ視)を避けるようになってるのかもしれない、タピオカを注文するのが正しいのでは…?」の領域に達しちゃっているような印象を受けました。
本当は、マロ主さんはただずっとメロンソーダが好きだっただけなんじゃないかと思うんです。…たぶん。順番が逆なのかなって。元々メロンソーダが好きなだけだったのに皆がタピオカの話しかしないからタピオカが苦手になるし、1周まわってタピオカが好きな方が正しいのでは…幸せなのでは…?までいっちゃったんじゃないかなあって。
解釈違いや苦手な楽しみ方の反対側には必ず「自分が何が好きで、どう楽しみたいか」があります。
このメロンソーダが好き、と、タピオカが好き、の違いが「楽しみ方の違い」です。マロ主さんは三次元にいたからではなく、元々冷静に原作の関係を読んだ上で別腹でカプを楽しむのが好きな方なのでは…?と思いました。そして今もずっとそうなのでは…?と思います。
私やマロ主さんのような少数派のタイプの人間は、周囲との違いに対して「作品に対する楽しみ方が違っている」という感覚を持てるかが大事なのかなって思います。
作品をどう読むのが”正しい”かではなく、相手がどう楽しんでいて、自分がどう楽しみたいのか(ここ重要)を掘り下げて区別が明確に見えるようになると少し気持ちが楽になるかもしれません。そして自分が苦しくならないように目に入る情報量を調整するのが大事なのかなと…!
多数派=正しいということではないので、どうか正しさに囚われて苦しまれないことを願っています。伸び伸びとご自身の思うままに自分の萌えフィルターを疑ったり萌えたりしながら作品を楽しんでほしいです。
原作への冷静な視点とカプ萌えの両方を持ち、自分と解釈違いを起こしながら葛藤して苦しみながら生み出される方の感想・二次創作・同人誌って、神がかったものになるんです。マロ主さんの持つ感覚はとても貴重なものなので、どうかご自身の感覚に自信を持ってほしいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。今後もこのような腐女子界隈の解釈にまつわるマロ返や考察を投稿していく予定です。
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