Barbet

歩く紆余曲折。翻訳者、語学講師。語学系人材採用のアドヴァイス。守備範囲:自然系、言語、…

Barbet

歩く紆余曲折。翻訳者、語学講師。語学系人材採用のアドヴァイス。守備範囲:自然系、言語、料理・グルメなど。仕事ください

マガジン

  • 人生迷走カオスの旅

    自分は平凡な人間だと思っていた子供時代。でも普通の日本人ならしないような体験が増えてきて、人生カオス状態に。

最近の記事

実用的じゃない実用偏重

大学のとき言語学・音声学を学んだと言うと、よく「何の役に立つのか」と聞かれる。世の中の殆どの人は何らかの言語を使って生活している訳で、今これを書くのにも言語を使っているし、読む人も言語を使って内容を理解している。人間同士の意思疎通には欠かせない言語というものの仕組みについて知ろうとすることがなぜ役に立たないと思うのだろうか。 実際、パソコンの日本語入力にも、スマホの音声認識にも、ネットの検索エンジンや自動翻訳にも言語学・音声学の知識は使われているし、語学を教えるのにも使われ

    • 算命学にハマりすぎた話

      中国占術の算命学にハマってしまい、もう趣味などという領域を超えてしまった。算命学というのは十二支(時間のサイクル)と陰陽五行の十干(空間のサイクル、甲乙丙丁以下略)を組み合わせ、その最小公倍数に基づき60通りの干支を作り、「物事は始まった時期の干支の性質の影響を受ける」という仮説により人や物事の性質、出来事などを推測するというもの。春秋戦国時代に考案されたそうだが、文化大革命を逃れて日本に上陸し、日本で人気が出たらしい。古い歴史の割には理論としてまだ発展途上の部分があるのが興

      有料
      200
      • 東ティモール滞在記

        2014年の春先に、園芸・農業の本で有名なNさんからメールが。メッセージを開くと、「東ティモールでエコツアーをやることになったが動植物に詳しい人が見つからず、招待するので来てくれないか」とのこと。東ティモールなんて情勢不安定でインフラの整っていない国ということぐらいしか知らず、滞在中ちゃんとやっていけるか心配でどうしようか迷った。しかしこんな機会でもなければ殆どの日本人は訪れることもない国だし、行ってみてもいいのではないかと思い参加することにした。 というわけで旅支度が必要

        有料
        200
        • ジョジョも真っ青!ディープすぎるインドの奇妙な冒険

          2013年の5月に、半強制参加でムンバイと南インドに20日間くらいかけて行ってきました。食虫植物の自生地を見たかったんですが、いろいろあって見られず、ケララ州でシーフードを食べたりした以外は散々散財した割にあまり行って良かったと思えない旅でした。以上。で終わるのもアレなので一応あったことを書き散らしておきます。 友人Sとムンバイに飛んでから、友人Nnが空港まで迎えに来てくれ、彼女のアパートに滞在しましたが、アパートには飲み水すらなく、水道水を飲まされたSはお腹を壊しました。

          有料
          200

        実用的じゃない実用偏重

        マガジン

        • 人生迷走カオスの旅
          3本
          ¥200

        記事

          デング熱顛末記

          2012年10月、インドに住んでいたときのこと。なぜインドに住んでいたかはまたいずれお話しすることにするとして、とにかくそのときはインドにいた。ある朝屋上に上り、育てている植物の様子を見てから下の階に行った。すると皮膚が日焼けしたようにヒリヒリするので日差しに当たりすぎたと思った。ちょっと休もうと思って少し眠ると、そのヒリヒリした痛みは引いていた。 その日、痛みが引いてから熱が出てきて、また食べ物にあたったのだと思い、行きつけの近所のジャイナ教徒のドクターのところに行った。

          デング熱顛末記