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正倉院展ふたたび〜東大寺三月堂へ

本年2度目の正倉院展に行ってきました。前回の記事はこちら。
前回行った時には晴れて気持ちの良い気候でしたが、今日は雨が降ったり止んだりの1日でした。

前回は連休中の大混雑日に行ったので、近付いて見られなかった宝物がありました。最終日の今日、お昼近くに到着したこともあって待機列がほとんどなく、それぞれの宝物もそれほどストレスなく見ることができました。また、前回混みあった入り口で取り損ねていた出陳宝物一覧をやっといただくことができました。

青斑石鼈合子

スッポンの形の入れ物、今日はとても人気でした。

錦道場幡

こちらは幡といって法会などの時に堂内を飾る旗のようなもので、仏堂内を飾る装飾具としても使われるものです。今日は博物館を出た後に東大寺さんに立ち寄ったのですが、まさに堂内に幡が垂れ下がっているのを見ることができました。
前回あまりじっくりと見られなかった如意(大きな耳かきみたいな形のもの)の前後あたりを今日はじっくりと観察をし、大好きな文書のあたりもゆっくり堪能することができました。そして、今日は仏像館にも行きました。

伽藍神立像

なんと今日は大好きな「走り大黒」こと「伽藍神立像」さんが金峯山寺さんの金剛力士のお部屋に展示されていました。こちらは、12月に行われる「奈良マラソン」のチラシに登場されているそうで、12月17日まで展示しているとのことです。

別の角度からも

奈良博の仏像の中で、こちらが一番大好きなので思いがけず出会えて嬉しかったです。いろんな角度で撮影してしまいました。(奈良博所蔵の仏像は撮影可能なのです)

そして、さきほども書きましたが今日は奈良博を出た後は東大寺の三月堂(法華堂)へ向かいました。
今年は良弁僧正の1250年御遠忌にあたるということで、東大寺の秘宝である国宝・良弁僧正座像を法華堂にて特別拝観をしており、特別御朱印の授与も行われているのです。正倉院展で良弁僧正のお名前のある文書を展示していたのですが、おそらく御遠忌だからということがあるのだと思います。

東大寺 三月堂(法華堂)

こちらの内陣にはご本尊である不空羂索観音菩薩像を囲むように9体の仏像が配置されていて、10体が全部国宝という、すごいお堂なのです。そこに、やはり国宝である良弁僧正の座像が並び、ありがたすぎて拝まずにはいられません。

特別御朱印

特別拝観の期間中、こちらの特別御朱印の授与も行われています。左側が切り絵になっている豪華で美しい御朱印です。特別拝観は11月19日までです。

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