平安時代を学ぶコツ

平安時代は400年弱あるため
勉強するにはとても大変です。

ですので平安時代は
4つの時代があると思って学ぶといいでしょう。
では、どのように分ければいいかというと、

①桓武天皇時代
②貴族と藤原氏時代
③藤原氏時代
④院政と平家時代

となります。

①桓武天皇時代は
奈良時代で乱れた政治体制を
平安京でもう一度立て直そうという区分になります。
しかし
最終的には個々に
その支配を任せるという風潮に変化していきます。
難しく言うと、
中央集権国家から
地方分権に変化していく時代となります。

②貴族と藤原氏時代は、
天皇が兄弟間の継承から
親子の継承に代わる時代になります。
よって、幼くして天皇になることが多くなります。
この流れに沿って、
天皇の祖父に誰がなるかが主導権を握る時代となり、
貴族間で騙し合いの戦いが始まる時代となります。
最終的には藤原氏が勝利をおさめますが、
藤原氏に対抗しようとした
貴族にどんな人がいたかを探すと
面白くなる時代となります。

③藤原氏時代
藤原氏に対抗する貴族勢力がいなくなると、
次に藤原氏の内部で出世争いが起きます。
ここでも誰が天皇の祖父になるかがカギとなり
最終的には藤原道長が勝ち残るのですが、
勝利を得るために何をしたのか。
これが平安文化を学ぶことができる時代となります。

④院政と平家時代
藤原道長の死後、藤原氏は人材不足に陥ります。
政治を運営できるいい歳した人材が
相次いで亡くなってしまいます。
これに困った天皇は
天皇経験のある自身の父、祖父の力を借りて
政治を運営していくことになります。
これを院政と呼びます。
しかし院政の職務を平家が
武力で奪い取る手段に出てきます。
院政から平家政権に代わる瞬間が
この時代の面白いところになります。

最後に平家を倒した
源氏同士の戦いも平安時代のクライマックスですね。

#日本史 #歴史 #平安 #武士 #平安京 #京都

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