室町時代を学ぶコツ

室町時代は何となく始まり何となく終わる時代です。

後醍醐天皇の組織に対抗して、
足利尊氏が天皇を立てて組織したグループに北朝があります。

(南朝北朝はどちらに優劣があるものではありません)

ただ北朝の天皇は政治力がなかったので、
政治を引っ張る人材として足利尊氏が抜擢されました。

これが室町幕府の始まりです。
ここでポイントなるのが、
室町幕府は足利尊氏の部下にあたる守護大名が大きな存在となる所です。。
この守護大名を代々の将軍がどう扱うかで時代が大きく変化します。
以下このような形になります。

初代 足利尊氏>守護大名
二代 足利義詮=守護大名
三代 足利義満>守護大名
四代 足利義持=守護大名
五代 足利義量=守護大名
六代 足利義教>守護大名
七代 足利義勝≦守護大名
八代 足利義政≦守護大名
九代 足利義尚≦守護大名
十代 足利義材<守護大名
十一代 足利義澄<守護大名
十二代 足利義晴<守護大名
十三代 足利義輝<守護大名<守護代大名
十四代 足利義栄<守護大名<守護代大名
十五代 足利義昭<守護大名<守護代大名

初代から6代までは
守護大名と張り合ってましたが、
7代目以降から守護大名の力が将軍をしのぐほどとなってます。
13代以降になると、守護大名の家臣である守護代大名が
守護大名をしのぐ権力を手に入れます。
守護代大名で有名なのが「織田信長」になります。

将軍と守護大名の力関係がどんな戦いによって変化したかを
追っていくと室町幕府が理解できるのではないかと思います。

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