ゲーマーから実況_解説_MCを目指す人向け_アナウンス入門書__2_

ゲーマーから実況・解説・MCを目指す人向け アナウンス入門書

ゲームキャスター大好き!泳ぐマングース(@swiswi_mongoose)と申します。
いち視聴者として、eスポーツキャスターに必要なアナウンス技術について考えてみました。人気がある・うまい、と言われているキャスターは何ができているのか?これの言語化を目指して書いていきます。アナウンス技術編&実況・インタビュー編の2本立て中の1本目になります!

【この記事を読んでもらいたい人】

・人前に出て話す機会がある人
・ゲームキャスターに興味がある、なりたい人
・アナウンスを一切勉強したことがない人
・ゲームキャスターとして「いいね!」って言われたい人

【執筆の目的】

ゲーマー向けのアナウンスHOWTO記事ってあまりない?と思い、書こうと思いました。
魅力的なキャスターが増えたら、大会の視聴がもっと楽しくなりそうだなと思ったからです。
ゲーム大会において主役は選手。キャスターはあくまで脇役でいなければいけない存在だとは思いますが、「好きなキャスターの出演をきっかけに配信を見る」人がいてもいいと思うのです!

1.なぜゲームキャスターにアナウンス技術が必要なのか

「ゲームができる人がキャスターをしている」ではなく、「キャスターのプロフェッショナルでゲームの知識ももちろんすごい!」と思って欲しくありませんか?
キャスターの技術が高いと大会に箔がつき、視聴者の満足度も高くなるのではないかと思います(個人的感覚)。アナウンスの基礎技術を修得することはアドバンテージになります。基礎を知らなければ応用は出来ません。まずアナウンスの土台作りをして行きましょう!

2.とりあえずこの6つ!語尾・抑揚・目線・滑舌・姿勢・えー!

【語尾】
基本的には語尾は息を伸ばさずしっかりと切り、下げて発音するようにしましょう。「〜ですっ⤴」「〜となっておりますっ⤴ 」のように語尾をあげるのはやめましょう。また、「〜ですぅ。」「〜ますぅ。」のように伸ばしたり、アクセントが後ろに寄ってしまい語尾の存在感が大きいと、本当に伝えたい内容の印象が薄れてしまいます。フリートークの時は許されますけど、本読みの際はやめた方がいいと思います。語尾は基本的に下げ、息を切りましょう。
文章中の区切りについても同じで、息を伸ばさず、句点ごとに止めるようにすると美しいです。「〜ですが〜、」のように伸ばすのはやめましょう。句点を挟んだ前と後の文で息が繋がっていると、しまりがなく聞こえてしまいます。
文字だけでは伝わりにくそうなので例をあげるとすると、eスポーツキャスターのOooDaさんが、語尾の処理が本当に美しいです。本読み中も、試合実況中もとても語尾の処理が綺麗です。

【抑揚】
協賛企業の紹介や参加チームの読み上げなど、かなり大事なテキストを読むコーナーってありますよね。大事なテキストを読むときは、テキストを読むテンポ、息のスピード、声の大きさ、間を工夫しましょう。ただ、この辺は制作側の意図によって変わってくる可能性があるので、どの程度の抑揚をつけるべきか、大会・番組前にディレクターさんと相談するのが良いと思います。

【目線】
極力カメラをみたり、他に出演者がいるならその人と目を合わせて話すようにするなどしましょう。台本に目を落とす時間は最小限に。そのためには台本を本番前にできるだけ読んでおいた方が良いと思います。それと台本を読むときのテクニックなのですが、声に出して読んでいるところのツーテンポくらい先を目で追えるようになると、つかえたり、台本に目を落とす時間減ると思います!

【滑舌】
もしかしたら視聴者がキャスターに対して一番気になるのってここなのかな?コメント欄でも言及されてるのよく見るし。滑舌はトレーニングあるのみです!「外郎売(ういろううり)」という滑舌練習テキストを1日1回は読みましょう。「外郎売」はしゃべりを職業とする人は誰しも通っているであろう練習方法です。早口言葉とかたくさん出てきます。添付のYouTubeの音声に合わせて台本を見ながら読んでみましょう。慣れてきたら暗唱。口をいつもより大きく開け、大げさな滑舌で音読しましょう。歯並び等で苦手な発音もあると思いますが、舌や口・顎の動かし方でなんとかなったりするパターンもあるので、諦めずにググってみてください!
「外郎売」台本
http://voice-actor.link/practice/uirou1/
お手本動画
https://www.youtube.com/watch?v=k8aL96hHzkY

【姿勢】
背筋にまっすぐな針金が入っているようなイメージで、ピンと張りましょう!胸も張りましょう!背筋と比べて顔が前に出過ぎていたり、背筋が通っていなくてくねくねしてしまったりすると、発声に悪影響が出ますし、見た目も良くないです。シャキッとカッコ良い立ち姿を意識しましょう!

【えー】
「えー」って言ってしまうのを少なくしていきましょう。間を繋げなくてはいけないときなどついつい「えー」と言ってしまいがちですし、仕方ないとは思うのですが、少なくしていくことでよりスマートな印象になると思います。

3.アーカイブを見直したり、練習を録音して聞こう。

上達の近道は、自分のしゃべりを見る・聞くことだと思っています。自分の声を聞くって結構苦行だとは思いますが、自分の問題点がわからないことには改善もできないので、ちゃんと見直し、改善方法を考えて次に取り組むようにしましょう。

4.試合の"いい実況"(次回記事で)

5.[番外編]インタビュー(次回記事で)

【終わりに】

偉そうにつらつらと失礼しました。ただ、アナウンス技術をどこから勉強したらいいのかわからない人のお役に少しでも立てたら嬉しいです。
記事が長くなりすぎたので別記事で、実況とインタビューについても考えていきたいと思っています。
個人的おすすめキャスターさんまとめ記事なんかも作ってみたいなと思っています。
ご意見、質問、要望、感想等ありましたら私のTwitterのDMまでお願いします。最後までお読みいただきありがとうございました!