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介護スタッフあるある

1⃣夜勤で誰もいないはずなのに、なぜかテレビやラジオのスイッチが勝手についたり消えたり‥‥

かつて、介護スタッフとして入所施設で夜勤をしていた時に1度だけ不思議現象に遭遇しました。

夜中の12時ぐらいに、懐中電灯を持ち廊下を巡回していると

誰もいない「はずの」食堂からテレビの音が聞こえました。

そのため

「きっと誰かが、起きて来て眠られないからテレビでも見ているのかな…」

と思い食堂に近づいて行くも

人っ子一人といませんでした。

いまだにその真相は謎です。

そして、私が食堂を離れるとまたテレビの電源が消えていました。

みなさん、夜勤をしていてこんな怪奇現象に遭遇したことがある方いませんか?
私自身は全く霊感を感じる事がない体質なのですが、なぜかその時だけは奇妙にもテレビの電気が勝手に消えたり・ついたりしました。

2⃣夜勤で巡回をしていると、何処からともなく念仏が…

利用者さんの中には非常に信心深い方がいらっしゃいます。
そのため、夜間真っ暗な部屋の中で

ひとり

ぽつーんとベット脇に座り

信仰されていると何かの念仏を唱えている方も見られます。

夜間の巡回ってちょっと怖くないですか?

ほとんどが皆さん寝静まった時にされるのですが
特に夜間なのでやけに恐怖心が倍増されるんですよね。

3⃣ベテランスタッフになるにつれて
年に1度の健康診断で何かしらの項目にひっかかる!

それは、ベテランスタッフになるにつれて夜勤回数も多くなる施設もあります。

そうなると、夜勤で食べる夜食の量が増える。
例えば、私が勤務していた入所施設は定員100名に対してスタッフが3人~4人態勢でした。
そのため、皆さんが夜間の夜食を物々交換をする習慣がありました。

ヨーグルト・カップスープ・菓子パン・インスタントラーメン等のインスタント食品・ポテトチップス・眠気覚ましのコーヒ・紅茶・お茶類など。

何もなければ、日勤帯に比べてゆっくりとしています。

食べる事そのものはあまり問題がないのですが
問題は食べる時間帯です。

何しろ、ある程度の仕事が終えるとスタッフ各自が

「もぐもぐタイム」

に入ります。

特に夜中の12時以降はスタッフが交代で仮眠に入り、明け方5時ぐらいにはナースコールが一斉に鳴り出すピークを迎えます。

そのため、11時ごろから深夜3時~5時ぐらいには記録を書きながらナースコール対応や明け方のオムツ交換と離床介助に向けて、もぐもぐタイムで体力温存します。

よくお医者さんが

「健康のために寝る2時間前あたりには食事は終わらせておきましょう‼」

と言いますが

これはあくまでも

変則勤務ではないサラリーマンにしか通じない健康方法に思えてしまうのは私だけでしょうか?

介護スタッフや看護スタッフはこの業界で夜勤をこなす場合は必ずと言って良いほど変則勤務になります。

なので、健康診断後は

やれ、メタボでチェック項目があった

とか

ストレスで胃潰瘍

とか

夜勤のジャンクフード食べ過ぎ

甘い飲み物の取りすぎで血糖値上がった

やら

管理者クラスになると

血尿出たなど

睡眠障害になったなど

皆様々です。

『ある意味どっちが利用者さんなんだろうか?』

という状況の人が少なくないですね。

4⃣トイレに行きそびれて、膀胱炎になりやすい‼

この業界以外に勤務していた人が転職してきて驚くことの1つに

「トイレっていつのタイミングで行っているんですか?」

とかいうことを質問されることが多いですし、

「○○トイレ行ってきまーす」

自己申告しないとトイレに行かれないという現場も全くない訳ではありません。

それなので、時々介護職員だった人が他の業界に転職していつもの介護現場のノリでつい声に出して口にすると非常に驚かれることがあります。

これに関しても健康診断の尿検査で、

「膀胱炎の疑い」又は「予備軍」「膀胱炎にすでになっている」とチェックが入る人が多いです。

実際に私も過去に「予備軍」でしたし、ぶり返すこともありました。

何しろ、尿意はあるが出るものがでない。

これって、ひどくなったら労災申請できるのか?

なんて思った方いませんか?

5⃣感染症にかかりやすい

やはり、集団生活の場なので感染症のリスクも侮れないです。

過去に私自身も介護現場で何度か感染症になり、入院をしたことがありますし、同僚何人かと感染症にかかりやむを得ず休憩時間に交代でドクターに診察して頂いたこともあります。

中でも忘れないエピソードは、年末の忘年会・クリスマスシーズンでした。ウィルス性の感染症になり
ごちそうのケーキはもちろん
チキンもすべてお預け。

おじゃんになりました。

つまり、早い話が絶食治療でした。

退院後、仕事復帰をした時に分かったのですが、お恥ずかしい話が
私が入院した後もスタッフにぞくぞくと感染者が出て、てんやわんやだっだみたいです。

まじか‼

その他としてインフルエンザウィルス感染・ノロウィルス感染・胃腸炎による感染症は利用者さんだけではなく、介護スタッフの格好の標的です。

ある意味、感染して気が付いたのですが利用者さんが続々と感染していくと
最終的に、介護スタッフが

ある日突然(潜伏期間を経て)

「どっかーん」

強力なウィルスをもらってしまう傾向が…

これも一種の職業柄なんでしょうか…


ましてや、コロナの長期化ときたらもっと大変かと思います。

何が大変かって、私ものつかの間の夏休み(3連休)を頂いて戻ったらいつもの配属場所が

『疥癬療養病棟』

なっていたことがありました。

いわゆる防護服を着こんで、マスク。頭には三角巾、手袋(二重)。

私が勤務していた施設は個室が多く、利用者さんの介助が終わるごとに脱いで防護服(専用エプロンなど)専用のポリ袋に入れる。→殺虫剤を振りかける。→再度上からポリ袋をかぶせて縛る。→専用ポリバケツに入れて業者に出す。

「いったいいつになったらこの防護服は解禁されるのか?」

なんだか
「終わりの見えない、敵との闘い」
心身ともに疲れたことだけが記憶に残っています。

今もコロナと戦い、現場で働くスタッフさんも

「こんな気持ちなんだろうなぁー」と思うと

頭がさがる思いです。

6⃣平日休みなので、テーマパークやホテルが安くシーズンOFFでゆっくりと過ごせる。

特に、入所系の介護スタッフの場合は平日休みです。
よく、職場の同僚からは

会社員の友達と休みが合わないで友達が少なくなる。

ということを聞きますが

捉え方によってはホテルが安く特にこの平日の良さを知ってしまったら

もう逆にサラリーマンのようにカレンダー通りの休みを取ることに抵抗が出てきてしまいます。

もちろん、テーマパークだけではなく病院や銀行・役所にだって行きやすくなり便利です。

私も有給休暇を取り、友だちと平日のディズニーランドやディズニーシーへ行ったことがありますが、めちゃくちゃリッチな気分でした。

休日に行ったら、きっと2時間とか当たり前のアトラクションもせいぜい待ったとしても15分程度で入れますし

開園して、ケーキやスイーツを食べながら

「いつもだったら、この時間にはトイレ介助でトイレに缶詰状態なんだよなー」

思いながら食べるスイーツは人の心を豊かにしてくれます。

7⃣ナースコールの定番曲は「エリーゼのために」

ナースコールの定番曲と言えば

「エリーゼのために」

ではないでしょうか?

しかし
なぜこれが定番なんでしょうかねぇー?

一時期私は、この曲が大嫌いになりました。

なぜなら、実際にピアノ演奏の曲はちょっと優雅なイメージの曲調なんです。

しかし、実際のナースコールの方の曲調は

めっちゃ、ハイスピード。
まるで、カセットテープの早送りをしたぐらいの速さです。

いかにも、

「早くしなさいよー」

的なムードなんですよねぇ~‼

そのうち、実際の原曲を聞いてもナースコールのイメージが強く嫌になりました。

かつて、私が勤務した入所系の施設の中にはPHSの端末でナースコールをとるタイプだったので時々試しにスタッフが

ミスチルの『Sign』(サイン)のサビにチェンジされていたことがあります。

しかし、どうもしっくりこないんですよねー。

おーーーーーー、やめてくれーーーーー

ということで、速攻でノーマルにバイブ音に直しました。

なぜなら

『パブロフの犬』の学習動機付け実験

ではありませんが

癒しのミスチルの曲を聞くたびに

仕事のナースコールのイメージが学習づけされるのって

ちょっと微妙だよなー。(避けたい事だよな…)

できたら、これはオフの日にゆっくりと聞きたいよなーという感覚です。

以上が介護スタッフあるあるでした。












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