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ギターに何度も救われたという事実。

20年ぶりにギターを買った。

左がこれまで弾いてきたGIBSON。そして今回購入したのが、国産のK.YAIRI という岐阜のメーカー。2005年製なので17歳。メルカリ購入で、ある意味ギャンブルだったが、チューニングも安定しており、出音も素晴らしい。ラッキーなことに、楽器店の値段の半額で買えた。

このメーカーのすごい部分は購入したギターのリペアに関して永久保証を掲げているところ。ギターをできるだけ長く使ってほしいというポリシーの元、少量生産を崩さず生産を続けている。

見た目ではわかりにくいが、とにかく小ぶりで、弾きやすい。日本人の身体を想定したサイズなので、心地よく演奏できる。普段弾いていたGIBSONに不満は全くないのだが、アメリカ人の平均サイズなので、小柄な僕には身体的負担がある。長く弾き続けると、とにかく肩が凝るw なので、ここ数年そんなギターを探していた。 

このスモールギター、想像以上に素晴らしい。音量は大きくないが、弦をはじいた時のレスポンスはGIBSONより早い。そしてサステインが短く、音が膨満にならない。例えば、ジャズやブルースに最適だ。上手いことに、2本のギターの特徴が全く異なるため、役割分担ができている。GIBSONはガリガリ弾き倒し系、YAIRIはブルース爪弾き系といった感じ。

新型コロナでステイホームを強いられた時、ギターという趣味に救われた。1日中弾いていても飽きない。むしろ弾くたびに新たな発見がある。憂歌団の内田勘太郎は少年時代、ギターを延々と弾き続けていたため、よりかかった柱に人型のシミが残ったという逸話を持つ。

ギタリストは大なり小なり、この感覚を理解できるはずだ。アコギのよさは、気軽に手に取れて、そして独りで楽しむことができる。アンプやエフェクターといった機材も不要。そして、C・F・Gの3コードを覚えるだけで、結構弾き語れるのだ。

ちなみに右のGIBSONはJ45というブランドで、山崎まさよしやゆず、長渕剛らが使用しており、安定した人気がある。実はこのブランドをずっと買い続けている。まず初めに25歳で新品を買った。しかし新品故、チューニングが安定せず、30歳で1967年製を購入した。しかし音色に満足できず、数年後、今の1955年製を購入した。その時のお値段は約30万円だったと思う。

実は今、この年代GIBSONの価値が爆上がりしており、今は80万円で売れる。1940~1960年代のビンテージギターは使用していた木材の価値、経年変化による音色の変化、チューニングの安定性といった要素から値崩れしない。これが大きな魅力だ。ある意味、投資対象にもなるので、オークションでも高値取引が行われている。

お金に困ったら考えるかもしれんw でもやっぱ売らん。たぶんw

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