初参加ワグナーに挟まれた限界オタクのレポ #WUG_SSA

Wake Up, girls! 初のSSA単独公演が発表されたとき、内心「埋まるわけがない」と思っていたワグナーは多いのではないだろうか。実際、私もその一人だった。

故に、とにかく手当り次第声をかけた。といっても、結局私が誘えたのは二人だけだったのだが・・・。

一人は他現場でライブ慣れしている上、私との連番を拒否されたので単番での参加。な゛ん゛て゛・・・?
そしてもう一人は、WUGどころかライブそのものが未経験の友人であった。

どちらかというと、私はあまりぎゅうぎゅうに情報を詰め込むより、ライブの生の凄さを肌で感じてもらうことを重視するため、予想した曲目だけお渡ししてあとは現地で、としていた。(もちろん、役に立ちそうな情報は都度出してはいるが)

そんな具合でさあSSAだ、フラスタ(多いな!)観て着席だ。ブレードの使い方などを簡単にレクチャーして、あとは開演を待つだけとなっていたところで、反対隣から声をかけられた。

「あの、これ(ファイナルツアーブレード)どうやって使うんですか?」

・・・うん?
ブレードを持っていながら、使い方を分からない・・・?

このとき完全に失念していた(飲み会で思い出した)のだが、私の座る7連番のうち、6枠は顔なじみで埋まっていたのだが、もう1枠が知り合いのツテを伝ってギリギリでお誘いできていたのである。つまり、知り合いの知り合い。

おそらく、とりあえずブレードを渡されて来たが、あまりインプットをされていない状況で来ているのかもしれない。両隣が初心者、これは想定していなかった。とりあえず、改めて簡単にレクチャーをし、改めて待機する。

何がまずいかというと、最近私はUOあるだけ折ってしまうおじさんとなっているので、正直こんなオタクを教科書にしてしまうのは大変よろしくないのである。ちなみに今回は33本だった。

そんな不安を抱きつつ、影ナレが始まり、いざOPムービーへ。

オタク、いきなり号泣。

いやー、泣きますよねそりゃ。泣かないわけがない。
満員のSSAでWUGのムービーが流れる、そりゃ泣きますよ。撮影がメンバーの地元でツアーの思い出フラッシュバックするし。

もうこの時点で初心者sのことは殆ど頭から吹き飛んでるが、それでも一応お手本のつもりで、ちょっと大げさにペンラを振って色を伝えたり、次のコールが分かるようにフリを入れてみたり極力頑張ってはいた。あ、それ(振りコピ)は真似しなくていいです・・・。UOはバキバキ折った。

徐々に色変えもスムーズになってきたし、コールも少しずつやってくれるようになっていて、なんだか「ワシが育てた」わけではないが、ワグナーとしての成長を目の当たりにするとなんとも感慨深いものがある。ででですではブルーZも折った。

さようならのパレードにてとりあえず一段落し、「アンコールはWake Up, girls!って叫ぶんですよー」と軽くお伝えしつつ一旦休憩。自分のタイミングで参加してくださいとだけ言い残しアンコールに参加。周囲に電池切れブレードがないか確認しつつ、全力で声を出す。そうしていると、両隣からも声が聞こえてくる。
いつもよりテンポの早いアンコール、付き合ってくれるだけで嬉しい。

アンコールが開けると、SHIFTから地下ラビのぶち上がりコンボ。
この辺は何本折ったから覚えていない。

どこのMCだったか、「初めてWUGのライブに来てくれた人~」の問いかけに素直に手を上げてくれる二人。
私と周りのワグナーが一緒になって「ありがとう、ありがとう」と声をかけている状況は異様であったが、紛れもない本心であった。

TUNAGOが終わり、友人に「もう一回アンコールあるんですよ~」というとちょっと驚いていた。そしてこのタイミングで、友人には事前に確認していたことを、ブレードの使い方を教えたお兄さんへ念の為の確認。

「このあと間違いなくPolarisが来るんですけど、肩組んでも大丈夫ですか?」

えっと・・・Polaris初めてなんですけど、是非。全然大丈夫です

ありがとう、本当にありがとう・・・。
みんなで仲良く肩組めました。Polaris最高。

正直、手紙で感極まったまま曲に入って肩組むの遅れたし、もうトリプルアンコール以降は独りよがりになっていたし、終演後は泣きながら「ありがとう、ありがとう」と呟くだけのやべーやつになっていたので、初心者お二人にはちょっと申し訳なかったなーと思っていた。

帰り際、連れとSSAの会場を出るところで肩を叩かれたと思ったら、例のお兄さんだった。

楽しかったよお兄さん、ありがとう

お世辞も入っているかもしれない。入っていると思う。
それでも、全く見ず知らずの人に、ちょっとレクチャーしたくらいの関係で、「ありがとう」と言ってもらえるなんて全く思っていなかった。泣きそうになっていた。

お兄さんはそのまま颯爽と人混みに紛れ帰っていった。
友人も、もう遅い時間だったので別れて帰路についた。
僕はお見送り回に向かった。あいちゃんが可愛かった・・・。


WUGが繋いでくれたワグナーの縁、WUGがくれたSSAの思い出。
友人の方は、これからもちょくちょく会うだろう。
お兄さんの方は、知り合いの知り合いなので、どこかで会うこともあるかもしれない。ないかもしれない。
それでも、二人のワグナーがSSAで見せてくれた景色を、抱かせてくれた感情を忘れることはないと思う。
改めて、SSAに来てくれて、WUGのファイナルライブに来てくれて、ありがとう。
そして、二人と一緒にライブを見る機会をくれたWUGへ、ありがとう。

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