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洗濯物がすぐに乾くのは、夏のいいところ。

ゴールデンウィークはちょくちょく出かけもしたけど、振り返るとこどもの日だけ、最低限の外出以外はなるべく家で過ごした。

母の出勤を見送って、まず洗濯。
一日晴れの予報なので、庭の端から端に渡したロープに引っ掛けて干す。
ずらっと並んで風に揺れる洗濯物は壮観。好きな光景だ。

スーパーの開く時間に1時間ほどの外出。ものすごくいい日差し。
早めに買い物を済ませて帰ってきたら、さっき干した洗濯物を既に父が取り込んでいた。
4時間足らずで乾いたことになる。洗濯物がすぐに乾くのは、夏のいいところ。
父が食べろ食べろと柏餅を出す。白餅に包まれたこし餡が美味しい。これが唯一、こどもの日らしいことだった。

あとはひたすら家の中で過ごす。
溜まった手帳をつけたり、noteを書いたり。
バレットジャーナルノートに、週明けからのセットアップも早めに済ませておく。天気予報をつけながら、休み明けは早速雨なんだなあ、と思った。
あとは、寝転がりながらひたすら本を読んで過ごす。
文章が琴線にたびたび触れて、ぽろんぽろんと穏やかにこぼれる涙を枕に吸わせる。

お昼ご飯。立夏の日に、早速トマトチャンプルーを作った。
トマトは年中買えるけど、旬の時期は当然お安くなる。夏のいいところ、その2。
炒めた豚バラの脂とトマトの旨みを炒り卵が包み込む。醤油だけで味付けは十分。
一緒に具沢山の豚汁もたっぷり作った。

しばらく台所に立ったあとは、また太平楽に畳に寝転がって、読書を再開。
夢中で読んでいたのに、ふと日差しの傾きを視界に感じた途端、ハーフパンツから剥き出しの足が少し冷える。
毛布を出してきて、1時間ほどうとうと。
目覚めたら母が帰ってきていて、日も暮れていた。

残りわずかな連休を、こうしてなるべく穏やかに過ごした。
休み明けの出勤が億劫になりすぎないよう、気持ちを徐々に切り替えて。

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