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人生の幅広げるなら○○高校

はじめに


こんにちは。社会の窓です。
近年、少子高齢化や円安に伴う物価の上昇など、日本経済に対する不安でいっぱいという方も多いのではないでしょうか。将来への不安が大きいのは大人たちだけではなく、これから高校受験を控える中学生・小学生の皆さんも一緒だと思います。

だからこそ!皆さんにはこの人生の分岐点である、高校受験を慎重に考えて頂きたいのです。

目次


  • 45・35・15・5

  • 就職

  • 進学

  • 公務員

  • 高専編入

  • 工業高校と他校の違い

  • 最後に


45・35・15・5

皆さんは45・35・15・5という数字が、何を表しているかわかるでしょうか。これは、私が考える工業高校に入学した際の進路選択に関する割合(自分の意思の割合)です。あくまでも、私が考える割合ですので、恐らく、環境や自分自身の夢によって割合は変わると思うのですが、大体これくらいの値と考えていただければ幸いです。

まず「45」は企業への就職です。地方の学校になるとこの割合は大きくなるのですが、大体これくらいの値ではないかと思われます。工業高校からの進学を考えていた人も1度は悩むほどその割合は高いです。そして、工業高校で1番メインとなる進路先でもあります。
次に「35」は、進学です。専門学校や、勉強しないと入れないような国公立大学なども、推薦という形で、比較的簡単に入学することができます。もちろん進学後の勉学を進学校以上に励まなければならないというデメリットはありますが、大学進学も容易に視野に入れることが可能です。

「15」は、公務員です。電気や建築関係の技術公務員、自衛隊や警察・消防なども目指す生徒は多いです。しかし、公務員は完全に自分の努力次第なので、それなりの学力や技術が必要になります。

最後の「5」は、高専への編入です。進学校や私立高校には珍しい進路先だと思われますが、これも工業高校の強みです。中学校からの高専入学よりも比較的容易に入学することができるのが工業高校からの編入です。

今あげた数字は、あなたの進路先を考える脳にある引き出しの大きさだと考えてください。将来したいことが無い方や、まだ迷ってる方はこの引き出しで迷うと思います。そして、今あげた4つの数字を簡単にまとめると、
「45」・・・大企業も目指せる!努力が実る一発逆転コース
「35」・・・ある程度の大学を目指せる!自分次第コース
「15」・・・努力必須の絶対的安定!誰でも数打ちコース
「5」・・・大卒でも難しい一流企業を目指す!マニアコース
となります。1部語弊はあると思いますが、簡単に言うならばこのようになると思います。

就職

就職は皆さんが思っている以上にすごいです。一般的な企業から、名だたる大企業、そして大卒でも入るのが難しいような企業まで、推薦という形で入社試験を受けるので、合格する確率もかなり高いです。本当に工業高校ならではの特権です。何もしたいことが無い方や、将来に不安がある方ほど、知って頂きたいと思います。しかし、実大きな企業になるほど受けるまでが難しくなります。どういうことかというと、校内推薦を取るのが難しいのです。大きな企業や、人気の就職先ほど、個人の成績が関与します。また、企業側から成績の指定があったり、就職先によっては、2日以上学校を休んだ方は取らないという企業もあり、個人の高校生活によって差がつくのも事実です。なので、努力で差が着つきますが、努力が実りやすい進路先です。

進学

進学は、推薦を使えば、比較的難しい国公立大学にも入学できますが、ほとんどの生徒が専門学校を目指します。ですが、工業高校で忘れてはいけないのがスポーツ推薦です。甲子園や、花園、春高バレーなど、各競技の全国大会の強豪の公立高校と言えば、○○工業高校というイメージはないでしょうか。実際、スポーツ推薦を使って大学へ進学する生徒はかなり多いです。就職と違い、あまり工業高校の差がないのが、部活の強さです。
スポーツ推薦も目指せて、大学進学への推薦も目指しやすいのは、工業高校だけではないでしょうか。ですが、もちろんスポーツも勉強を高校から頑張った人がいい進学先に行きます。

公務員

実は以外と多いのが公務員です。教師や、自衛隊、消防、警察、事務なども多いのですが、最も多いのは技術公務員です。電気職や建築・土木職など、自分の好きなことを公務員の技術として安定した環境で生かせるのはとても良い事だと思います。また、工業高校の教員になるのもいいですよね。羨ましい限りです。公務員。ですが、推薦ではなく、自分で試験を申し込んで、受けなければなりません。就職と違い、同時に多くの試験を受けれますが、全て不合格だったという方も少なくはありません。案外、想像通りに行かない進路先であるかもしれません。ですが、結果努力次第です。ですが、なかなか進学校にはない就職先で、とても価値は高いと思います。

高専編入

これはかなり特殊ですが、毎年数名は編入者がいるので、人気のある進路先ではあります。高専では、より高度な技術が学べ、また、工業高校では目指すことが出来ないような、一流企業や、有名大学への編入も可能となります。1番視野を広げることができる有効的な進路先だと思います。ですが、編入試験が難しく、編入後も周りの高度なレベルに圧倒されることでしょう。ですが、しっかり努力すれば大丈夫です。目指している方は頑張ってください。そこまで成績は関係ありません。努力あるのみです。

工業高校と他校の違い

では、工業高校と他校では何が違い、結局どれが1番いいの?と思っている方も多いでしょう。今回は簡単に、工業高校・進学校・私立高校でわけて考えてみます。
工業高校は進学校に比べ、進路先の幅が広いです。進学校は基本的に進学がほとんどだと思います。それに比べ、工業高校は多くの種類の進路先があります。ですが、進学校の強みは、工業高校では行けないような進学先に行ける環境が整っているということです。逆に言えば、工業高校では、進学校が目指している進学先を目指すことが、かなり難しいということです。もちろん自分で塾等に通って勉強すれば別ですが。そして、私立高校も高度な進学先を目指すことができます。ですが、工業高校はその分、就職が強いです。私立高校よりも幅広く、高度な就職先に比較的容易に挑戦することが出来ます。進学校と比べれば圧倒的に就職は有利です。このように学校によって、目指す場所が全く違うのです。

最後に

私が皆さんに言いたいのは、高校受験での受験先は慎重に考えて頂きたいということです。大学に行くだけが安定ではありません。やりたいことがないからこそ、是非、工業高校への受験も考えて欲しいと思います。そして、大学へ進学後は、自分で就職先を決定しなければなりませんが、工業高校では、たくさんの進路先と先生のフォローがあります。自分が目指すことをもう一度考えて進路決定して頂きたいと思います。実際、私が工業高校を受験した際にはやりたいことがなく、高校3年生になるまで、何も決まっていませんでした。しかし、定期考査をしっかりと勉強していたおかげで、とてもいい就職先を見つけることができ、無事内定も頂きました。今ではやりたいことでいっぱいです。どの進路先も難易度が上がるほど、努力が必要です。だからこそ、より、効率的に努力して、容易に自分の夢叶えたくないですか?夢を見つけるのも工業高校の楽しさです。自分の将来をより良いものにしていってください。これから受験を控えてる皆さん頑張ってください。良い結果をお祈りしています。

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