「単位が欲しい」
留年の危機迫る大学生はつぶやいた。
彼は裏山に住む博士に頼んだ。
「単位が欲しいよぉ」
博士は言った
「他人の評価を気にするな。お前はあの山に行って仙薬を探すのだ」
大学生は一瞬困惑したが、博士のよくやるジョークだと流した。大学生は目をぎょろぎょろと動かし、博士の発明品を見渡した。金になりそうな発明品はないか。すると、金色の電卓のような機械を見つけた。金はメッキかもしれないが、確かに博士の発明品の中では一番高値のつきそうな見た目である。大学生はなんとなく手に取ると、そのまま起動スイッチを押した。

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こう表示された。大学生は本能的に気づいた。
こ、これは、俺の求めていた発明品に違いない！