安川新一郎 BRAIN WORKOUT〜人工知能(AI)と共存するための人間知性(HI)の鍛え方〜

東京大学未来ビジョン研究センター特任研究員、Great Journey LLC代表、 …

安川新一郎 BRAIN WORKOUT〜人工知能(AI)と共存するための人間知性(HI)の鍛え方〜

東京大学未来ビジョン研究センター特任研究員、Great Journey LLC代表、 Well-Being for PlanetEarth財団特別参与。これまで日米マッキンゼー、ソフトバンク社長室長/執行役員、東京都顧問、大阪府市特別参与、内閣官房CIO補佐官等を歴任。

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  • 日経COMEMO

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    日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEMOがついた投稿を日々COMEMOスタッフが巡回し、COMEMOマガジンや日経電子版でご紹介させていただきます。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 https://bit.ly/2EbuxaF

  • 1時間だけ読む名著〜ほらぁここに良い事、書いてあるじゃん〜

    最近の本屋さんには置いてないような古典や英語の名著(絶版本含む)から「今読み返すと現代の構造と文脈から読み解くのにとても参考になる」本のその1時間だけで読めるエッセンスを独断と偏見で紹介します。

  • 新常態(New Normal) 〜少しづつ確実に変わる世界〜

    コロナ禍以降の新常態(New Normal)がどうなるのか、生命科学や感染症の歴史含む人類史、政治学、経済学、社会学などの観点から、構造を文脈を解きほぐし解説を試みていきます。<写真:「死の勝利」(1445)>

  • 【緊急レポート】新型コロナウイルスについて

    [2020-2022年現在進行中の、新型コロナウイルス感染拡大について] ウイルス生物学、医学、医療、社会経済学、国内政治、国際政治、データ解析等の多方面の観点から情報を分析し、今後について考察しています。

  • 逆境の知的生産の技術 2021

    コロナ禍が長期化するなか、情報濁流とWITHコロナで不安定な社会生活に私達はさらされています。如何に濁流化した情報から必要な要素を読み取り、価値を生み出していくか。構造と文脈を読み取ることで如何にシンプルに世界を理解し行動していくか。具体的な知的生産のノウハウをご紹介していきます。

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プロフィール:安川新一郎 〜全ては構造と文脈を正しく把握することでシンプルに理解できる〜

1.このnoteでやりたいこと全ては構造と文脈を正しく把握することでシンプルに理解できる。その思考実験として世の中にある情報の分析から起きている出来事に関する解説や未来予測をしていく。 また、その為に参考になる参考図書や思考の技術などを紹介していきたいと思っています。 2. 自己紹介(note creatorとして)日本では、終身雇用や自営業等、一生同じ仕事を続ける環境の人が多いと思いますが、私自身はこれまで色んな国で様々な就業経験をしてきました。 外資系/内資系、大企

    • 「CFO思考」〜エコノミックアニマル日本復活に向けて

      「CFO思考」という希望 「CFO思考」という徳成旨亮さんのベストセラーを読んで、少し明るい気持ちになった。ここに、日本企業最大の欠落を明確に指摘され、かつその処方箋が明確に指摘されていたからだ。 そもそも海外の企業では、CFO(最高財務責任者)は、CEO(最高経営責任者),COO(最高執行責任者)と並ぶ、3名のCスウィートの経営体制の一角を占める。財務戦略、予算管理、IRといった財務経理戦略を担うだけでなく、経営計画、コーポレート戦略、投融資判断の先程の戦略企画の機能や

      • テクノ新世の時代に人工知能と共存するための人間知性の鍛え方〜#瀧本宿題を終えて〜

         昨日、2023年6月30日、人生初めての本を出版しました。  この本は不思議な本です。  自分の唯一の仕事道具である脳が、これまでどのように進化してきて、どのように働かせれば良いのか、興味関心の赴くままに、様々な本から独学で学んできたものを自分なりに、強引に1つの六角形のフレームワークに整理したものです。 脳の進化の研究は、遺跡や遺骨や文献が残っている人類学とは異なり、ソフトウェア考古学とも呼ばれ、極めて立証の難しい分野です。私達の先祖が、どのような意識を持ちどのよう

        • 大規模言語モデルの衝撃とホワイトカラーの技術的失業の可能性

          大規模言語モデルと生成AIというGUI以来の革命的変化 皆さんも、話題の生成AIを実際に触ってみたことあるでしょうか?

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          生成AI普及後、世界はどうなるか〜4つの懸念と人間に残された5つの価値〜

          生成AI普及の4つの懸念 生成AIの普及していくことが、私達の「知性」のベースを脅かし社会を変えていく可能性があります。

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          生成AI普及後、世界はどうなるか〜4つの懸念と人間に残さ…

          それでも僕は、国葬に参列する

          これ程、複雑な感情を持って迎える葬儀があるだろうか2ヶ月前に選挙演説中に凶弾に倒れた元総理に国民が弔意を示す儀式に国民の世論の6割が、反対している。 報道で様々な論点が示されているが、多くが最初に親安倍か反安倍かのポジションがあって論旨を展開しているので、論点が錯綜している。 ①国葬そのものに反対なのか、 ②閣議決定で国葬を決めたプロセスに反対なのか、 ③それとも、安倍元総理の功績が国葬に値しない、もしくは評価が定まっていないため相応しいか判断できないから反対なのか、

          「ストーリーテラーを信じるな」、抵抗しつつも自ら堕ちたストーリーの闇~山上徹也容疑者の全ツイート9万文字を読んでわかったこと〜

          ストーリー4: ストーリーそのものの毒これまでの記事で安倍元総理銃殺の動機として、当初語られた「ストーリー1: 政治的背景」ではなく、「ストーリー2: 宗教2世による復讐」として母親の入信後の家庭崩壊の境遇から旧・統一教会への復讐を目指したというもの、 さらに、その背景の「ストーリー3 : 氷河期世代の貧困私怨による拡大殺人」について説明してきた。 その山上徹也容疑者に対して、「減刑署名活動」や「山上ガールズ」の様な存在が生まれている。「京大にも行けたかもしれないのに、非

          「ストーリーテラーを信じるな」、抵抗しつつも自ら堕ちたストーリーの闇~山上徹也容疑者の全ツイート9万文字を読んでわかったこと〜

          氷河期世代の貧困私怨と「無敵の人」のストーリー~安倍元総理銃殺山上容疑者の真の動機は何か〜

          違う、それだけじゃない前回の記事で安倍元総理銃殺の動機としては、当初語られた「ストーリー1: 政治的背景」ではなく、「ストーリー2: 宗教2世による復讐」として母親の入信後の家庭崩壊の境遇から旧・統一教会への復讐を目指したという2つの動機のストーリーを紹介した。 但し、宗教団体への復讐だけで、選挙演説中の元総理を銃殺するという大それた犯行に及んだ動機としては完全には納得できない。 ストーリー3  貧困私怨による拡大自殺私は、山上容疑者の動機は氷河期世代の中で孤独と貧困に喘

          氷河期世代の貧困私怨と「無敵の人」のストーリー~安倍元総理銃殺山上容疑者の真の動機は何か〜

          事件1か月、安倍元総理銃殺について山上容疑者の真の動機を検証する〜政治的背景と宗教2世〜

          同情の余地のない計画的犯罪という事を忘れてはいけない私は、山上徹也容疑者は犯罪者として正当な裁きを受け刑に服するべきと思っている。精神鑑定が予定されているが、事件の計画性、準備の周到さなどから責任能力は十分にある。市民生活を脅かす銃を製作して、政治的リーダーの人物を計画的に殺害したのだ。 安倍元総理は政治信条について、国民の支持が分かれていた。その死の原因となった旧・統一教会との関係、自分を慕ってくれる人物には甘く、敵と認定した人は能力に関わらず徹底して排除する政治姿勢等、

          事件1か月、安倍元総理銃殺について山上容疑者の真の動機を検証する〜政治的背景と宗教2世〜

          国民の政治的無関心が引き起こした安倍氏銃撃事件~自民党とカルト集団の関係を読み解く〜

          「違う、そうじゃない」衝撃の安倍元総理殺害事件から2週間。事件の真相を巡って歴史的経緯含めて様々な角度から情報が洪水のように渦巻く。その中にはミスリーディングではないかと感じるものも少なくない。 ストーリー 1:治安悪化の問題 〜銃による暗殺が日本で起きた衝撃 日本も最早安全な国ではない?!〜海外の報道は、安全な日本で起きた銃による暗殺に驚いている 銃による事件には間違いないが、日本において急速に銃による暴力が増加傾向にあるわけではなく、その方向に向かう訳ではない。 驚

          国民の政治的無関心が引き起こした安倍氏銃撃事件~自民党とカルト集団の関係を読み解く〜

          私と安倍総理、総理45歳からの思い出〜ナイスボーイの時代の終焉〜

          安倍総理との思い出安倍総理に会ったのは、安倍総理が副官房長官だった2000年の頃。 第2次森内閣、中川官房長官だった。 孫社長と技術顧問の先生と一緒に、ヤフーBB関係の規制緩和の相談に官邸に会いに行った。 安倍総理。当時まだ45才、孫社長も43才、僕が31才だったかと思う。 「(中川)官房長官も、時間があれば少し顔出すと仰ってます」という話を繰り返し、それまで代わりに話を聞いておきますという感じだった。 45歳の官房副長官というのは、実際に大した権限などないのかもしれな

          私と安倍総理、総理45歳からの思い出〜ナイスボーイの時代の終焉〜

          安倍元総理銃撃死のそれぞれの衝撃の文脈(ストーリー)〜核兵器の脅威から私製銃までの暴力の時代にテロとは何かを考えることについて〜

          朝起きて、身だしなみを整えてスーツを着て「行ってきます」と仕事に行く。 まだまだやり残したことはある。周囲に期待されてもいる。 暑い中、外でいつもの仕事を始める。 あと2日、プロジェクトの山場、踏ん張りどころだ。 突然、背後から何者かに銃で撃たれ生涯を終える。 想像してみてほしい。 こんな無念な人生の最期があるだろうか、 まずは、このような暴力は誰に対しても許容されるべきではない。 一人の人間としての安倍晋三さんに、人として心から哀悼の意を表したい。 衝撃の文脈(ストー

          安倍元総理銃撃死のそれぞれの衝撃の文脈(ストーリー)〜核兵器の脅威から私製銃までの暴力の時代にテロとは何かを考えることについて〜

          中絶、同性婚、参院選前に異例の保守判決が続く世界について考える〜世界史の針が巻き戻るとき〜

          世界は歴史の時計の針を戻したがっているのではないか。 7月の参議院選挙が近づいているなか、今月は最近立て続けに保守に寄った議論や判決を目にした気がします。 6月14日 男女共同白書の閣議決定 配偶者控除の制度見直し等男女共同白書の閣議決定されました。白書では、「家族のあり方、働き方が『もはや昭和ではない』にも関わらず、さまざまな政策や制度が高度成長期のまま」だと指摘しています。 その論点の一つ、配偶者控除は税の公平性の観点と控除内に労働を抑制する歪みの問題がありこれまで

          中絶、同性婚、参院選前に異例の保守判決が続く世界について考える〜世界史の針が巻き戻るとき〜

          不安な令和における「絶対悲観主義」という一縷の光明〜「大丈夫、心配するな、きっとうまくいかないから」〜

          絶対悲観主義になってみえる光明相手があり、そしてその相手が異なる性という謎の存在である恋愛なんて上手くいく訳ない、ましてやその延長としての結婚という他人との共同生活なんて上手くいく訳がない。 就職(転職)決まって、朝会社に行ったら部屋や机や椅子、文房具やPCまで支給されて毎月決まった額が給与として支払われる、仕事に関係があれば飲食しても会社が経費で持ってくれる。そして犯罪でも犯さない限り、生涯クビになることはない、こんな夢の様な話しには裏か、とんでもない苦労があるに決まって

          不安な令和における「絶対悲観主義」という一縷の光明〜「大丈夫、心配するな、きっとうまくいかないから」〜

          21世紀なのに…と思う危機が続く21世紀の私達の日常と「学習性無力感」による国民的うつ状態をいかに避けるかについて

          21世紀なのに最近、理由なく今ひとつ気分が晴れない。 友人に聞いてみると、全く同じ不思議な気持ちだと話す友人も多い。 去年はコロナが開けたらどこ行きたいとか、何か前向きな気持ちが残っていたがGWも規制はなくても海外旅行とかの予定入れる気になれず、、と。 そして「だってさー、今は21世紀なのに、、」というフレーズが続く。。 知床遊覧船(事故)知床遊覧船の事件は、天候不良で漁船が引き返す中、会社の無線アンテナが故障していても出航を強行したことが明らかになってきている。 私

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          ロシアとロシア国民が背負ったデジタルタトゥーを私達は乗り越えられるのか 〜The world after the Putin's war〜

          ロシア軍は、何故残虐な行為を続けるのかロシア軍の1.5ヶ月におよぶ開戦後の誤算の状況が見えてきた。 戦争の目的は、 「本当に」数日の特別軍事作戦行動でのゼレンスキー政権の打倒だったと思われる。NATO加盟の意志によって安全保障上の脅威を受けたというのはプーチンの口実。NATO加盟の意志表明は以前からあり、むしろ独仏はロシアに配慮してウクライナのNATO加盟は実質的に無視して来た。 政権転覆の威嚇のつもりで包囲した大軍には戦闘に入る準備がなく兵站が不足し、結果として現地で

          ロシアとロシア国民が背負ったデジタルタトゥーを私達は乗り越えられるのか 〜The world after the Putin's war〜