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日本全都道府県に行ってきた(また東京に戻る…)

これまでの流れはこのマガジンからどうぞ。

11月13-14日

さて、東京で開かれる大事なイベントに参加するため、またしても東に一度戻らなければならなくなった。

もちろん新幹線で帰っても良かったのだが、JRパスがないので少し旅費を節約したい、そして全都道府県に行くためには、奈良県と三重県を通らなければならないが、新幹線だとそれが不可能…。

ならば、近鉄特急で大阪から名古屋まで行ってしまえ!という結論を導き出すのは、鉄道ファンとしてはそれほど難しくない。私鉄の特急列車に乗れるのも楽しみだ。

ということで宝塚から阪急、地下鉄を乗り継いでなんば駅まで。近鉄の一大ターミナル駅の割には駅はそれほど広くなく、そこに普通から特急までひっきりなしに電車が出入りしているので、忙しいことこの上ない。

そして僕が乗った電車は…。

いや、このアーバンライナーだってカッコいいけど、どうせ乗るなら…と若干の追加料金を払って待ち受けたのが…これだ~!

ひのとり!いや、この電車乗ってみたかったんだよね。だってこの赤く輝く電車、めちゃくちゃカッコいいじゃないですか。

しかもボディが鏡のように磨かれていて、写真を取ってるヒトが映し出されてるでないの。

座席も豪華で、しかもバックシェル構造になっているので、後ろの乗客に気兼ねなく座席をリクライニングできる。

変なところで気を使ってしまう性格なので、普段はあまりリクライニングをしないのだが、この電車ではそういう気兼ね無用!なのでゆったりと座席を倒し、フットレストも出して成金オヤジのようにふんぞり返った。

電車は定時に地下ホームを出発し、しばらくは大阪の都市近郊を走るが、だんだん家がまばらになってきた。

ってことは、アレのお時間ですな。

ぷしゅ

柿の葉すし、ビールによく合うな~。

あ、そうそう、この列車の特急券はオンラインのチケットレスサービスで購入したのだが、乗車券は裏技(って言うほどでもないか)を使った。

金券ショップに行くと「株主優待券」なるものを買えるということを聞き、なんばの駅近くの金券ショップに行き、お店のオヤジに、

「あの~、今から近鉄乗って名古屋行くんですけど、株主優待券って売ってます?」

と聞くと、ハイこれ、といとも簡単に切符を売ってくれた。

この券は、近鉄の全線を乗れてしまう(当日だけ)すごい切符なので、きちんと正規の運賃を知った上で買うと、僕のように長距離を乗る人にはうってつけだ。幾らで買ったのかはちと忘れてしまったが、正規の運賃より600円ほどの節約になったと記憶している。セコいかもしれないけど、600円なら簡単なお昼を買えるもんね…。

そういうちょっと面白い体験をしながら豪華なシートに座っていたので、名古屋までの時間があっという間だった。

名古屋では一泊して友だちと会って少し観光をした。

やはり金のしゃちほこを輝かせるこのお城には行かねば。再建された大広間が豪華絢爛で、目がチカチカしてしまったよ…。

そして名古屋グルメといえば色々ありますが、気張って一番値の張るものを食べてきました。

そして、名古屋から横浜の実家までは、急いでるわけでもないので、またしても新幹線を使わずに行くことにした。

ずっとJR東海道線というのもつまらないので、名古屋から豊橋は名鉄特急に乗ってみよう。

名鉄の特急は、一番端の車輌が特別車になっていて、追加料金を払うとゆったりとした指定席に乗れるので、もちろんそれを購入。360円なら安いものだ。

豊橋からはJR東海道線一本なのだが、これが細かく列車が分かれているので、浜松、静岡、熱海で乗り換えなければならなかった。しかも全部各駅停車。

午後になって電車は学校帰りの学生で埋まり、あまり車窓を楽しむという雰囲気でもなく、やはりかなり疲れてきたので、熱海からはこいつぁたまらんと、グリーン車に乗った。

疲れはしたけど、たまにはこういう青春18切符のような、鈍行列車の旅も悪くはないよなあ、と思った。

(つづく)