〜あの人の職業はなんだろう。〜
さて、君は今電車に乗っている。もしくは街を歩いているとする。
隣、もしくは周りにいる人の職業が気になったことはないかい?
自分が住んでいる町に来ている観光客は普段なにをしているのだろう。また、いつも見かける彼は同じ電車に毎日乗っているがなにをしている人なのだろう。など。
こうした時に簡単かつ、正確に分かる方法を紹介するよ。
服装を見る。言動を見る。ここからシャーロックホームズばりに推理をする。なんてのはまずオススメしない。
たしかに推理で導けるかもしれないがオススメしない点は2つある。
1、頭を無駄に使うことになる。
2、これからの時代、外見だけで分かるような時代ではないから。
ということで自分の推理力やこれまでの知識を使うという方法はダメだ。
次はみんなの職業が分かるゴーグルなんかを購入して装着する。
これもオススメしない。理由は2つ。
1、きっとそのようなことで儲けようとする会社の製品は高いし信用ならない。
2、いくらその人の職業が分かって満足したからと言って職業に関する偏見により、その当人を理解しようとしない。もしくは誤解を招く理解をする可能性があるからだ。
さて、ここまではそんなの、機械を発明すればとか、外見を見れば充分だとかいう人への反論だったにすぎないわけで、ここからが本題だ。
君の目に入る人の職業が気にならないのならいいのだが、気になってしまう。というものはなかなか抑えられないもので。この時に偏見と戦い、打ち勝ってなお満足できる方法は1つしかない。
「その本人に話しかけ、聞く。」
というものだ。これの利点を紹介しようじゃないか。
1、職業を聞くのと同時に興味のある当人に興味があることを意思表示できる。
2、職業を聞くついでに、相手のことをさらに理解できるかもしれない。
3、幸運なことに言語の壁は大抵、機械の力によって乗り越えられ、その人と話すという行為は現代の技術で可能である。
ということで、さらに、コミュニケーション能力(社会性)というものも同時に上がりそうなこの方法を僕はオススメすることにする。
後、全員がポートフォリオサイトのような、自己を表現し、自分のこれまでとこれからを示すものを作り、持っているとさらに有意義な時間になると僕は思っているわけだ。
〜なんてことをこの前、俺に説いていた彼は、さっきからずっと横の外国人観光客の職業が気になると僕にせっついてくるんだ。
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