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ケルンレッド

さようならと手を繋ぐ

ホロホロと崩れていく矛盾

今日の陽の夕暮れを

それとなく引き留めるように


報われない 時間の積み重ねと

崩れていく シャリシャリした空の色

夜の香りに溶け込んで

ぼくは少しだけ眼を閉じた


何がいけなかったとかじゃなく

風の音が変わったからなんだ

いま指先から放たれる

ケルンレッド




決して無駄ではなかったよ











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