特許庁長官は訴えられる

note113にちめ。日曜にてお休みモード、今週も知財のおはなし。

【日曜知財劇場】
特許庁長官は訴えられる

さいきんの知財裁判の一覧が載ったミニ新聞のようなものがあり。初めて見たときは、被告人の欄に「特許庁長官」が多くておどろいた。

長官はよく訴えられるのである。

知財制度には、審判というものがある。かんたんには、特許庁の行政処分を見直してもらうものである。

以下の4つがある。

このうち、右半分〈拒絶査定不服審判〉と〈訂正審判〉は査定系と言われ、ここでは特許出願人(または特許権者)と特許庁がアーダコーダやりとりする。

デ、
その結論(審決)にまだ納得できないとき。審判請求人(=特許出願人or特許権者)は訴えにでるが、その被告はかならず特許庁長官と定められている。

つまり査定系審判の審決に不服があり、ヨシ裁判だとなるとすべて長官が訴えられる。

(見直の結果にも不服のとき)


組織の長として、と考えるとおかしくもないのだけれど。

特許庁長官は経済産業省から来ることがほとんどで。それまで特許庁での審査・審判の経験はなし、知財分野の担当でもなかったり。それが長官に就任していきなりまいつき訴えられる。マツトウな出世の先に、ずいぶんな目に合うものである。

マアそのような制度であって、ご本人はお気にされないでしょうけれど。

ちなみに現在の長官はお名前に旧姓を用いている。上述のように多く訴えられているが、すべて本名ではない。通り名(?)で訴えられるのも珍しいのでは。

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しらかわ

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