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【RiJS2023振り返り】入院費16万、自撮り棒3000円、出来た思い出はプライスレス。【ぷよぷよ四部作リレー】

symといいます。ぷよぷよの人です。

RTA in Japan Summer 2023にて「ぷよぷよ四部作リレー」を走りました。

「ぷよぷよ通」区間で解説、「ぷよぷよ〜ん」区間で走者をそれぞれ担当しました。

もろもろ、振り返ります。

▲ RiJ振り返り美人図

当選するまで

「ぷよぷよSUN」区間を担当したreoruプロに誘われて、「ぷよぷよ四部作リレー」をエントリーしました。実はエントリーが開始するよりも前からよく、reoruプロと「ぷよのRTAでリレーがしたいね」という話をしていました。今回こうしてお見せすることができて非常にうれしいです。

ちょうどぷよぷよの国体みたいな大会で東京代表を勝ち取った日だったので、良いニュースが連続で発生する非常に目まぐるしい1日でした。

当選から入院と退院まで(RiJ出走2週間前くらい)

自分の担当が、「ぷよぷよ通」の解説および「ぷよぷよ~ん」の走者に決まったので、それぞれ準備を始めました。

「ぷよぷよ通」に関してはもともと走ったりはしていませんでしたが、チャートやタイム短縮のための細かいポイントは把握していました。今回解説するにあたってやりこんで、通しのタイムとして世界3位の記録を残すことができました。

「ぷよぷよ~ん」のRTAに関しては2年半前に相当やりこんで、新たな短縮技を発見・定式化したりしていました。昨年のRiJで解説したときと同じく、まずは思い出しつつ、まだ開拓できる余地があると思っていたので配信内外でやりこみました。

「ぷよぷよ~ん」のPS版EasiestカテゴリのRTAは連鎖技術を高めるだけではなく、CPUの仕様をうまくついて短縮できる、いわゆるRTAらしい要素がいっぱい詰まっています。
これを機に自分独自のガン攻めチャートを解説する動画をつくっておこうと思った矢先に、急性虫垂炎で入院することになりました

手術までは地獄のような痛みでしたが、手術後はちょっと傷口が塞がるの待ちという感じで基本的にはヒマでした。
ヒマなのでいままでの配信での走りを見直しまくっていたらCPUの挙動を以前よりも予測できるようになりました。たぶん95%くらいの精度でCPUが置く場所を言い当てられちゃいます。

この結果、今まで短縮が完全に運ゲー(成功率1%くらい)だと思っていたドラコ戦でのスキルスキップ「weak burning」のセットアップ方法を思いつきました。
セットアップができても乱数の影響で成功率は3割くらいですが、最大13秒程度の短縮になる技のセットアップを考え付いて、早く退院してプレイで確認したいという気持ちでいっぱいでした。

退院RTAも最初に言われていたよりも1日短縮できたっぽいです。5日ほどの入院となりましたが、かなり大きい短縮技を見つけることができて得した気分でした。

いまは完全に元気です。解説動画も無事公開できました。

ちなみに入院しなくても短縮技は見つけられるので、入院はしない方が良いです。

退院から本番まで

本番までは一発通しの際に求められるリカバリーと、大掛かりな短縮技の練習をメインでやっていました。
一方で「ぷよぷよ通」の解説準備も並行して進めていました。

去年「ぷよぷよ~ん」の解説をした際もそうでしたが、ぷよぷよのRTAは展開がかなり高速なので、喋らなければいけないことを極力短くまとめるように意識しています。
長めの説明が必要な場所ではフィラー(「あー」「ええっと」みたいなつなぎ言葉のことです)を減らす意識をしつつ、台本作成時点から極力文字数を減らすように心がけていました。

また毎回配色が異なる影響で1ステージのクリア時間が毎回大きく変わります。なので、台本作成時は「これはここの暗転で話す」「これはここのステージ入りで話す」という動かせないものを先に決めたあとに、残り時間で必要な項目を1つずつ、本番でのプレイの進行状況(連鎖構築とCPUの状況)を見ながら埋めていくようにしました。

drapomさんのプレイスキルの高さは信頼しているので、実際に喋る内容についてはそのスキルのすごさをしっかりと伝えられるように意識しました。よくわかんないけどすごい、よくわかってすごい、いずれにせよ彼のスキルの高さやすごさ、そしてゲームの面白さや連鎖の爽快感を感じるための補助に少しでもなっていたら幸いです。

「ぷよぷよ~ん」についてはreoruプロの解説を信頼しているので、チャートや技説明に間違いがないかという点以外はあえて台本の細かくはチェックせずに、本番でどういう解説をするか視聴者気分で楽しみにしていました(自撮りチャートは共有していました)。

自分は解説に関しては(ぷよぷよ対戦の解説で呼んでいただいたりする際も)ほとんど緊張しないのですが、プレイすることについてはめちゃめちゃ緊張することが多いです。
今回も出走直前はかなり緊張しましたが、自分のプレイに合わせてリアルタイムで解説が紡がれていく感覚が楽しくて、前半ですぐにリラックスして走れました。

当日会場入り。もともとの予定時間の2時間半前くらいに到着しましたが、かなり時間が巻いていたため出番まであと1時間半くらいになっていました。
時間までは動作確認や直前練習をしつつ、無敵時間さんのコーナーでグッズを購入したり、ソワソワしながら「Splatoon3」の走りを見てスゲーってなってました。

▲ 毎年立て札がオシャレでワクワクします
▲ Rちゃん人形かわいい 注文したかったけど在庫切れでした

本番のランに関しては、スケルトンT戦の際に急遽量を調整してリカバリーしたり、すけとうだら戦のアレがあったり、ドラゴンで操作をミスって連鎖を2回に分けて撃つリカバリーをしたり、シェゾで危うく入力が抜けてキャラ選択ミスをしそうになったりしましたが、全体的に落ち着いていたと思います。セリリ戦を除いて下振れ気味の乱数でしたが、リカバリーがコンスタントに決められていたと思います。

▲すけとうだらのアレ リカバリーのリカバリーのリカバリーをしています

タイムはだいたい17:30くらいだったみたいです。すけとうだらのアレがあった割には想定したタイムに収まったので良かったです。

あと、今年も自撮りを敢行しました。自撮り棒を使って自撮りをしている人ってあんまりいない気がしたのでふと思い立って購入しましたが、普通に使い慣れていないのでかなりドキドキしました。

使った自撮りはこちらです。RTA中に自撮りを撮るチャートがある方はぜひご参考までに。
購入時より300円くらい安くなっていたので、いま見なければ良かったと後悔しています。

おわりに

ありがたいことに昨年のRTA in Japan Summer 2022「ぷよぷよ~ん」に引き続き、2年連続でRiJの舞台に立つことができました。
昨年は終電RTA、今年は退院RTAと、なにかとゲーム外でもRTAが発生しているような気がします。

このRiJというずっと見てきた楽しいイベントに、解説や走者として参加できて非常にうれしく思います。
機会があればまたこの舞台で「ぷよぷよ」のRTAとしての面白さや連鎖の気持ちよさ、ゲームそのものの面白さを伝えられたら良いなと切に思います。

一緒にリレーを走ったMGRプロ、drapomさん、reoruプロ、この素晴らしい舞台を作ってくださった運営の皆様、そして視聴してくださった皆様、ありがとうございました。

入院費は高かったし自撮り棒もなんか損した買い方しちゃったけど、最高の思い出になりました!

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