【最初の出会いの初回面談(面接)】「インテーク」は○○の卦

「インテーク」は易の卦で言うと、「㉛沢山咸(たくざんかん)」と「㊹天風姤(てんぷうこう)」のことだと思います。


先入観を持たずに接することの大事さを説いている「㉛沢山咸(たくざんかん)」。初対面の出会いにおいて注意することを説いている「㊹天風姤(てんぷうこう)」。


最初の面接・面談の「インテーク」は「㉛沢山咸(たくざんかん)」の卦と「㊹天風姤(てんぷうこう)」の卦。


【易と科学の融合】を目的として、「易」ではどの卦になるかを考察しまとめたNOTEです。
(このNOTEは有料ですが、最後まで読めます。もし「よかったよ」という人は購入していただけると嬉しいです。)




ケアマネージャーの世界では、相談機関に相談者が訪れた際の最初の面接や、電話でかかってきた相談のことを「最初の面接・相談(インテーク)」というそうです。受理面接や受付面接、インテーク面接と言ったりもします。


相談者がどういう相談内容を抱えていて、その主訴の背景にある問題は何かということを明らかにするために面接(相談)を担当する者が積極的、能動的に働きかけることを目的とした初対面の面接や相談のことをいうそうです。


インテーク(intake)という用語はもともと「受け入れ」という意味があり、相談を受ける人の事をインテーカーというそうです。インテークの場面は、ケアマネジャーと利用者・家族の最初の出会いとなります。


ケアマネージャーの仕事はここから始まり、介護や支援を必要とする人たちから、事情や要望などを伺います。


インテーカーや所属機関の第一印象が決定づけられる機会、信頼関係構築の上でとても大切なものになるそうです。少しでも不信感を招くような対応をとれば、関係そのものが壊れかねません。


「なぜ相談を持ちかけてきたのか」「利用者さんが求めているのは何か」「利用者さんの問題は何か」と考え、利用者さんの目的をはっきりさせることが大事になります。そして援助者側ができることと利用者さんの目的を合致させる必要があります。


そして、ケアマネジャーとして「できることとできないこと」を伝え、ケアマネジャーの役割をしっかりと伝えることが大事になります。


ヒアリングを終え情報が網羅されたら、提供できるサービスを具体的にして整理し、ケアプランの立案へと進んでいきます。ミスマッチなサービス提供をしないためにも、これらはとても大切なプロセスです。


さまざまな可能性を頭に入れ、状況を正しく把握することが、その後のケアを円滑に進めるうえでもとても重要なプロセスになるそうです。


ケアマネージャーの初回面談でのよくある失敗事例として、悪気のない「良かれと思って」の失敗。悪気のないサービスの押し売りにより利用者さんに警戒されてしまうという失敗。


過度なサービスによる利用者さんの自立を妨げてしまうという失敗。解決手段であるはずの介護サービスが目的になってしまうような失敗があるそうです。


相談機関に相談者が訪れた際の最初の面接・相談のことをインテーク。この「インテーク」は易の卦で言うと、「㉛沢山咸(たくざんかん)」と「㊹天風姤(てんぷうこう)」のことだと思います。


まず「㉛沢山咸(たくざんかん)」です。易経の「㉛沢山咸(たくざんかん)」を見てみましょう。



㉛沢山咸(たくざんかん)

『卦辞』
「咸、亨、利貞。取女吉。」
「咸は亨る。貞しきに利ろし。女を取るは吉なり」
(かんはとおる。ただしきによろし。おんなをめとるはきちなり。)


『彖伝』
「彖日、咸感也、柔上而剛下、二気感応以相与。止而説、男下女。是以亨、利貞、取女吉也。天地感而万物化生、聖人感人心、而天下和平。観其所感、而天地万物之情可見矣。」
彖に日く、咸は感也、柔上って而して剛下る、二気感応して以って相与するなり。止まって而して説ぶ、男をもって女に下る、是を以って亨るなり、貞しきに利ろしきなり、女を取るに吉なる也。天地感じて、而して万物化生す、聖人人心を感ぜしめて、而して天下和平す。其の感ずる所を観て、而して天地万物之情を見る可し。」
(たんにいわく、かんはかんなり、じゅうのぼってしこうしてごうくだる、にきかんのうしてもってあいくみす。とどまってしこうしてよろこぶ、おとこをもっておんなにくだる。これをもってとおるなり、ただしきによろしきなり、おんなをめとるにきちなるなり。てんちかんじて、しこうしてばんぶつかせいす、せいじんじんしんをかんぜしめて、しこうしててんかわへいす。そのかんずるところをみて、しこうしててんちばんぶつのじょうをみるべし。)

 

『象伝』
「山上有沢咸、君子以虚受人。」
「山の上に沢が有るは咸なり、君子以って虚にして人に受く。」
(やまのうえにさわがあるはかんなり、くんしもってきょにしてひとにうく。)



『爻辞』
「六二、咸其腓、凶、居吉。」
「六二、其の腓に咸ず。凶なり。居れば吉なり。」
(りくじ、そのこむらにかんず。きょうなり。いればきちなり。)


以上が、㉛沢山咸(たくざんかん)の『卦辞』、『彖伝』、『象伝』、『爻辞』です。爻辞に関しては6つの爻があるのですが、ここでは六二の第2爻
だけを書きました。


次は、「㊹天風姤(てんぷうこう)」です。易経の「㊹天風姤(てんぷうこう)」を見てみましょう。


㊹天風姤(てんぷうこう)

『卦辞』
「姤、女壮。勿用取女。」
「姤は、女壮んなり。女を取に用いる勿れ。」

(こうは、おんなさかんなり。おんなをめとるにもちいるなかれ。)


『彖伝』
「姤、遇也。柔遇剛也。勿用取女、不可与長也。天地相遇、品物咸章也。剛遇中正、天下大行也。姤之時義、大矣哉。」

「姤は、遇う也、柔が剛に遇う也。女取るに用うる勿れとは、与に長かるべかべからざれ也。天地相遇いて、品物咸く章らか也。剛中正に遇いて、天下大いに行わるる也。姤之時の義、大いなる哉。」
(こうは、あうなり。じゅうごうにあうなり。おんなめとるにもちうるなかれとは、ともにながかるべからざればなり。てんちあいあいて、ひんぶつことごとくあきらかなり。ごうちゅうせいにあいて、てんかおおいにおこなわるるなり。こうのときのぎ、おおいなるかな。)


『象伝』
「天下有風、姤、后以施命、誥四方。」
「天の下に風有るは、姤なり、后以って命を施し、四方に誥ぐ。」

(てんのしたにかぜあるは、こうなり、きみもってめいをほどこし、しほうにつぐ。)


『爻辞』
「初六、繋于金柅、貞吉。有攸往見凶、羸豕、孚蹢躅。」
「初六、金柅に繋ぐ、貞しくして吉なり。往く攸有らば凶を見る、羸豕、孚に蹢躅たり。」

(しょりく、きんじにつなぐ、ただしくしてきちなり、いくところあらばきょうをみる、るいしまことにてきしょくたり。)


以上が、㊹天風姤(てんぷうこう)の『卦辞』、『彖伝』、『象伝』、『爻辞』です。爻辞に関しては6つの爻があるのですが、ここでは第1爻
だけを書きました。


これらがどういう意味なのかを全て解説するのはここでは省きます。ただ、用語(例:最初の面接・面談の「インテーク」)との関係において重要だと思うエッセンスだけを書いていきます。


初めて易経に触れる人にも参考になるのではないかと信じます。


それでは、最初の面接・面談の「インテーク」と「㊹天風姤(てんぷうこう)」、「㉛沢山咸(たくざんかん)」との関係を見ていきたいと思います。(前文を引用する形で進めていきます)


インテークの場面は、ケアマネジャーと利用者・家族の最初の出会いとなります。
インテーカーや所属機関の第一印象が決定づけられる機会、信頼関係構築の上でとても大切なものになるそうです。少しでも不信感を招くような対応をとれば、関係そのものが壊れかねません。
「なぜ相談を持ちかけてきたのか」「利用者さんが求めているのは何か」「利用者さんの問題は何か」と考え、利用者さんの目的をはっきりさせることが大事になります。そして援助者側ができることと利用者さんの目的を合致させる必要があります。
そして、ケアマネジャーとして「できることとできないこと」を伝え、ケアマネジャーの役割をしっかりと伝えることが大事になります。
ヒアリングを終え情報が網羅されたら、提供できるサービスを具体的にして整理し、ケアプランの立案へと進んでいきます。ミスマッチなサービス提供をしないためにも、これらはとても大切なプロセスです。


この部分を易経にシンボライズしてみると、「㊹天風姤(てんぷうこう)」とその第1爻にあたるのではないかと思います。


『彖伝』
「姤は、遇う也」
『爻辞』
「初六、金柅に繋ぐ、貞しくして吉なり。往く攸有らば凶を見る、羸豕、孚に蹢躅たり。」


この「㊹天風姤(てんぷうこう)」の卦は出会いの卦です。遭遇するというような意味がある卦(「姤は、遇う也」)です。インテークでは、初めての出会いです。ここからいろんなことが始まっていきます。


インテークの場面は、ケアマネジャーと利用者・家族の最初の出会いとなります。


「ボタンの掛け違い」や「千丈の堤も蟻の一穴から崩壊す」というような、小さなことが大きな問題に発展してしまうというような危険を秘めた卦でもあります。


『卦辞』
姤は、女壮んなり。


壮んなりとは、大きくなっていくよ、勢いが拡大していくよというような意味です。


そして第1爻は、相手を繋ぎ止めるという場面です。


『爻辞』
初六、
金柅に繋ぐ、貞しくして吉なり。往く攸有らば凶を見る、羸豕、孚に蹢躅たり。


「金柅に繋ぐ、貞しくして吉なり」とは、相手も自分も繋ぎ止めなさいよというような意味です。もし繋ぎ止めることができずに自由に行動させるなら、悪いことが起きますよ(「往く攸有らば凶を見る」)。


小さいことだからと油断すると後で大きな問題になった時に止められなくなるよ(「羸豕、孚に蹢躅たり。」)というような意味です。


インテーカーや所属機関の第一印象が決定づけられる機会、信頼関係構築の上でとても大切なものになるそうです。少しでも不信感を招くような対応をとれば、関係そのものが壊れかねません。


最初に悪い印象を与えてしまったり、不信感を招くような対応が、火種となりあとで大問題に発展してしまうようなことになるかもしれません。


「なぜ相談を持ちかけてきたのか」「利用者さんが求めているのは何か」「利用者さんの問題は何か」と考え、利用者さんの目的をはっきりさせることが大事になります。そして援助者側ができることと利用者さんの目的を合致させる必要があります。
そして、ケアマネジャーとして「できることとできないこと」を伝え、ケアマネジャーの役割をしっかりと伝えることが大事になります。
ヒアリングを終え情報が網羅されたら、提供できるサービスを具体的にして整理し、ケアプランの立案へと進んでいきます。ミスマッチなサービス提供をしないためにも、これらはとても大切なプロセスです。


援助者側と利用者さんの目的を合致させる必要があるとは、相手も自分も繋ぎ止める(「金柅に繋ぐ、貞しくして吉なり」)ということであると思います。


第1爻の「往く攸有らば凶を見る」とは、その目的を超えて、目的以外に進んでいくと悪いことになりますよというような意味です。


繋ぎ止めることによってミスマッチが防げる確率が上がるのではないでしょうか。


次は失敗事例の事についてです。


ケアマネージャーの初回面談でのよくある失敗事例として、悪気のない「良かれと思って」の失敗。悪気のないサービスの押し売りにより利用者さんに警戒されてしまうという失敗。
過度なサービスによる利用者さんの自立を妨げてしまうという失敗。解決手段であるはずの介護サービスが目的になってしまうような失敗があるそうです。


ここの部分は「㉛沢山咸(たくざんかん)」とその第2爻で考えることができるのではないかと思います。


『象伝』
「山の上に沢が有るは咸なり、君子以って虚にして人に受く。」


「山の上に沢が有るは咸なり、君子以って虚にして人に受く。」とは、先入観を持たずに、先入観を捨てて相手と接することが大事ですよ、心を虚しくして相手を受けることが大事ですよというような意味です。


『爻辞』
「六二、其の腓に咸ず。凶なり。居れば吉なり。」


「六二、其の腓に咸ず。凶なり。居れば吉なり。」とは、相手から求められないうちに動くと悪いことがありますよ、勝手に動かないで相手から求められて動けば吉ですよというような意味です。


心の中に先入観があると、つい私欲、私心になってしまうのではないでしょうか。悪気のない良かれと思ってでも、自分がされて嬉しいことが相手もそうだとは限りません。


心を空しくして相手を受けることができれば、良かれと思ってのような、先入観からの過度のサービス、サービスの押し売りのような失敗を避けることができるのではないかと思います。


最初の面接・面談の「インテーク」は「㉛沢山咸(たくざんかん)」の卦と「㊹天風姤(てんぷうこう)」の卦。


ここまで読んで頂きありがとうございます。



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