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Linux Mint 19.3 → 20 Ulyanaへアップグレードしてみた

以前noteで記事にしたが、最近LinuxはHyper-V上でLinux Mintを使っている。Linux MintはUbuntuをベースにしたLinuxディストリビューションだ。

最近、Linux Mint 20 "Ulyana" (Ubuntu 20.04 LTSベース)がリリースされたので、さっそくアップグレードしてみる。

ただ、そのままアップグレードして、問題があると困るので、Hyper-Vで仮想マシンを複製して試してみることにする。下記のサイトを参考にさせてもらった。

何かあったらチェックポイントで戻すこともできるけど、しばらくは19.3を常用しつつ、20をテストして問題なければ移行するつもりだ。仮想マシンはこういうときには便利だ。

Linux Mintは日本ではまだ使っている人が少ないのかな。アップグレード方法は、下記の海外サイトを参考にさせてもらった。

/etc/apt/sources.list.d/official-package-repositories.listを編集。"tricia"を"ulyana"へ、"bionic"を"focal"に変更して、

username@Mint-Cinnamon:~$ sudo apt update
username@Mint-Cinnamon:~$ sudo apt dist-upgrade

するだけなので、すんなり上手く行くかと思ったが...

username@Mint-Cinnamon:~$ sudo apt dist-upgrade
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています                
状態情報を読み取っています... 完了
アップグレードパッケージを検出しています... エラー!
インストールすることができないパッケージがありました。おそらく、あり得
ない状況を要求したか、(不安定版ディストリビューションを使用しているの
であれば) 必要なパッケージがまだ作成されていなかったり Incoming から移
動されていないことが考えられます。
以下の情報がこの問題を解決するために役立つかもしれません:

以下のパッケージには満たせない依存関係があります:
libgirepository-1.0-1 : 破壊: python-gi (< 3.34.0-4~) しかし、3.26.1-2ubuntu1 はインストールされようとしています
E: エラー、pkgProblemResolver::Resolve は停止しました。おそらく変更禁止パッケージが原因です。

これは環境依存かもしれない。普通であれば上手く行くのかも。

良いかどうか分からないが、python-giを削除してみると、依存関係の問題はなくなった。再度update/dist-upgradeする。

username@Mint-Cinnamon:~$ sudo apt remove python-gi
username@Mint-Cinnamon:~$ sudo apt update
username@Mint-Cinnamon:~$ sudo apt dist-upgrade

これだけで終わり。使っているのはCinnamon Editionだが、見た目の大きな違いはない。背景のマークが変わったくらい。

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念のため、バージョンを確認しておく。

username@Mint-Cinnamon:~$ cat /etc/lsb-release 
DISTRIB_ID=LinuxMint
DISTRIB_RELEASE=20
DISTRIB_CODENAME=ulyana
DISTRIB_DESCRIPTION="Linux Mint 20 Ulyana"

ちゃんとアップグレードされているようだ。

ROS/ROS2用にもMintを使っていたが、Ubuntu 20.04 LTSベース用のROSはまだ試していない。というか、事情があってROSはもう使うことないかも。。もし使うことがあればこれを機に、Docker for Windows上へ移行させることも検討することにする。

しばらく使ってみて、運用上問題なければ、Mint 19.3から20へ移行する予定だ。

よろしければ、サポートをお願いします。 より多くの方に役立つnoteを書けるよう頑張ります!!