大型資本の最強後発UberXに、なぜLyftは飲み込まれなかったか。

ライドシェアといえば日本ではUberの方が圧倒的に有名ですが、日本未ローンチとは言え「Lyft」はUberよりも先にライドシェア事業をスタートさせ、市場シェアではUberに勝るとも劣らないサービスです。

そんなLyftのファウンダーのインタビューより。特に、Uberが後発でライドシェアサービスのUberXに大型調達をして迫ってきたエピーソードが興味深い。

Uberが後発でUberXを仕掛けてきた時、ぶっちゃけどんな心境だったの?

当時は30人の小さい会社だった(5年後の今は5,000人)。
朝起きたらUberが調達して$3Bになり、そんなクレイジーな競合が我々を潰しにくると(笑)
ただ、できることはビジョン・ミッション・バリューに引き続きフォーカスし続けることだと信じていた。

競合の登場は避けられない、この競争で学んだことは何だったのか?

5年前誰もがLyftは死んだと思った。$3Bの競合がいて、ネットワークエフェクトが大事な事業ドメインにおいてLyftにもう勝ち目はないと。
しかし、バリューは重要だった。ユーザー(ドライバーとライダー両方)を丁寧にケアすることは大事だった。つまり、自分がコントロールできることにフォーカスすること。

UberもLyftも良いプロダクトだ。知りたいのは「競争がLyftというプロダクトをいかに良くしたか」という点だ。

いい質問だね。競争は緊急度をあげるし、フォーカスを生むし、優先順位がよりシャープになる。ドライバーをより丁寧にケアしようというアイディアが生まれたし、週単位でよりカーライドのフレキシビリティをUPさせた。競争は重要だね。

Uberはたくさんのスキャンダルで自らグロースを停滞させた。ぶっちゃけラッキーと思った?

こんな時こそ、我々がどう振る舞うかが大事だと思っていた。業界が我々の動向に注目していたんだ。だからチームメンバーにこういった。「今はグロースする絶好の機会ではない。誰かの痛みを、我々は喜ぶようではいけないよ。」

多くの人がサービスをローンチするときに「WHAT」に着目する。あなたは違うのか?

今の社会は、何でも創れてしまう。テクノロジーの進化は目覚ましい。だからこそ「WHY」が大事なんだ。なぜそれをやるのか。そこから何ができるかを考えること。コアバリューやミッションをしっかり持つこと、それが一番大事。10年経っても、それは変わらないと思うね。自分が本当に情熱を傾けられるものだと最高だね。

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昨年サンフランシスコへ渡米した時、同僚が口々に
「Uberはもうクールなカンパニーじゃない。そしてLyftの方が圧倒的にユーザー体験がいい」
と言っていたことを思い出した。
大事なのはミッション、ビジョン、バリュー。当然こんなキレイ事だけで激しい競争を乗り切れるわけではないが、常に無くしていけない優先順位は、きっと変わらない。

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