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チームの中でデザイナーの僕が失敗した3つのこと

こんにちは、シンクロ・フードデザイナーチームです。社内の案件を対応していく中でこういう点に気をつければよかったなぁと後悔したことと、失敗を防ぐにはどんなマインドや行動が必要か?をまとめましたのでこれを読んだデザイナーの方の参考になればと思います。

失敗 1. 見当違いの提案しちゃった


1を聞いて10を知る(気になった)人っていますよね?僕は企画概要に目を通しただけで全体を把握したつもりになって、すぐに手を動かしてしまう悪癖がありました。当時はフィードバックをもらいやすくするためにすぐ作るのが最善、と考えていたんです。その結果、的を外した状態のラフを片手に担当者に持っていき、コレジャナイとフィードバックを受けるという失敗を招いていました。突っ走った状態で作ってしまっても相手を困らせてしまいます。

案件に着手する際、企画書を読んだ後に脳内に生まれたものをアウトプットしたい気持ちをグッとこらえて企画者と話し合う。そこでその企画で達成したい目標は何なのか、完成したものを見たユーザーにどんなことを期待するのか認識を合わせることが重要です。

失敗 2. コスト度外視の設計をつくっちゃった

ある時、サービス内のユーザー間でのメッセージ機能開発案件を任されて画面を設計しました。過去のやりとりをさかのぼりやすく、画面数も少なくできる!と考えてチャットのタイムライン風の画面を意気揚々と提案したところ、「既存の他サービスで使われているメッセージ画面を想定していたのにこの案だとリリース日までに開発できなくなるんじゃない?」というフィードバックを受けました。指摘された通りコストに対する検討は不十分だったため、この提案の採用は見送られました。

新規性のあるデザインを提案したいのであれば、仕様通り(メンバーの想定通り)のデザインを一つ用意した上で「こういう案もあるんですけど」と提案するのも一つの手です。その際にどういう形ならばスケジュール通りに開発できるかエンジニアに相談して実現可能性を担保しておくとメンバーも聞き入れやすいと思います。

失敗 3. 自分の提案の良さを伝えきれなかった

企画について話し合って認識を揃えた、開発コストも問題ないと分かった、このデザインが良いはず!なのに採用されない……自分では必要なことはすべてプレゼンしたつもりですが、相手からすると全く説明が足りてないかもしれません。

社内の人間ならクライアントと違って、ある程度サイトに詳しいから分かってもらえるはずだという甘えがあったんだと思います。「自分の設計やスタイリングにはこんな意図があって、実現すれば課題が解決できますよ」を根拠を持って伝え、相手がメリットを理解して受け入れやすくする努力が必要です。

失敗を防止するスキル

これらの失敗を回避するために必要なスキルとして以下の3つが考えられます。

企画の意図を理解した上で期待された以上のものが提案ができる
実装コストを考慮した上で最大限のアウトプットできる
言語化をさぼらない。力を合わせてよりよいものを実現できる

事業会社では受託制作以上にチームで働くことの意味を考えるようになったと実感しています。

まとめ

業務をある程度経験していくと自然と身についてくる考え方ですが、頭では分かっていても実際に行動しきれていないものです。みなさんはこんな失敗をしないようにお気をつけてくださいね。

また、シンクロ・フードでは一緒に成長していける仲間も募集しております。筋道を立てて説明すればしっかりと聞き入れてくれる風土があり、困った時にもとても頼りになるメンバーが多くいますので、興味を持たれた方がいればどうぞ気軽に話を聞きに来ていただければ嬉しいです!

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