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超絶完全初心者向け UTAU音源のつくりかた


こんにちは ちぇりーだったりしょぼんだったりです。

音声合成とか全くわからないけど、自分もUTAU音源を作ってみたい!
だけどUTAUとか全くわかんね!!!!!

そんな初心者さんへ向けてUTAU音源のつくりかたをまとめてみました
動画にまとめてYouTubeに投稿しようとした副産物です

できるだけシンプルに、できるだけ短時間で作れる方法を今回は紹介します
いっしょにがんばろーーー おーー

用意するもの

  • スマホ(Android、iPhone、どっちでもおっけー)

  • パソコン(windows)

  • イヤホンまたはヘッドホン(まじでなんでもいい)

これだけです。マイクはスマホ内蔵のものを使います
イヤホンまたはヘッドホンは、音が聞ければなんでもいいです
有線、無線とかも問いません。100均で一番安いのでおっけー

前提知識

人間の声は、子音+母音で構成されています。
例えば、「s」と「あ」を組み合わせると「さ」
「s」と「い」を組み合わせると「すぃ」になります。

これわりと大事な知識なので、覚えといてください
これを知らないとたぶん後の説明が全くわかんなくなると思う

制作の流れ

  1. 自分の声をスマホで録音

  2. 録音したファイルをPCに移し、原音設定する

原音設定とは、音声ファイルにUTAU用のパラメータを書き加えることです
「ここから発声がはじまるよー」
「ここまでが子音だよー」
「ここで発声がおわるよー」
的な感じのをまとめる作業ってわけさ

音源制作1 録音

いよいよ音源制作だっちゃ
これからの説明は、パソコンにUTAU本体
スマホにファイルの解凍ができるツールがダウンロードされてある前提です

「そんなの入ってねぇよバーロー」って人は調べてダウンロードしてね

ツールのダウンロード

まずは録音

スマホにて、下のリンクに飛んでください

サイト内の「ダウンロード」を押してダウンロードしてね。

ダウンロードされたzipファイルを解凍。
解凍されたフォルダを録音リストフォルダと呼ぶことにします

次に、同じくスマホにて下のURLに飛んでください

同じく「ダウンロード」を押し、ダウンロードされたzipファイルを解凍。
解凍されたフォルダをガイドBGMフォルダと呼びます。

次に、「RecStar」というアプリをインストールしてください。

↑Android

↑iPhone

ちぇりーはアンドロイド勢だからこれからの説明は全部アンドロイドだよ
操作方法はだいたい同じだからiPhone勢は勘でがんばれ

録音の準備

録音リストとガイドBGMとやらをまずはインポートします

  1. RecStarを開く

  2. 右下の「+」を押す

  3. 右上の「︙」を押す

  4. 「インポート」を押す

  5. さっき解凍した録音リストフォルダを選択

  6. 「れんたん風単独音reclist(行)」を選択

  7. 「コメントファイルをインポートしますか?」には「いいえ」

  8. 「れんたん風単独音reclist(行)」が追加されたら、そこをタップ

  9. 右上の「︙」を押し、「ガイドBGMの設定」を押す

  10. 右上の「︙」を押し、「インポート」を押す

  11. 解凍した録音リストフォルダ内の「れんたん風C4 150」を選択

これで録音する準備は完了

録音のしかた

赤丸を押すと録音&ガイドBGMがスタートするので、
ガイドBGMに合わせ、文字を読んでいってください

「_ガ_ギ_グ_ゲ_ゴ」
「_ギゃ_ギゅ_ギぇ_ギょ」
「_息」
は録音せずにとばして大丈夫です。

※余談
Q.が行とガ行は何が違うの!?
A.が行は普通にがぎぐげご、ガ行は鼻濁音だよ。
 ガ行も録音したい人は鼻濁音で録音してね

それでは、スマホにイヤホンを接続して、録音していってください

録音する際の注意点

多少タイミングがズレたり、音程がズレたりしても大丈夫
気をつけるべきは音量滑舌雑音

一つの発音のことを「音素」というのだけれど、
一つの音素の中で音量が変わらないようにしてね。

そして、子音が長すぎないように、ハキハキと発音する。

録音途中に雑音が入ったら録音しなおす
これだけ気をつければ大丈夫でつ

書き出し

録音し終わったら、右上の「︙」を押し、「エクスポート」を押し、
てきとうなところに保存してね。
この書き出したフォルダを録音フォルダと呼ぶことにするよ

これでスマホでの作業は終了。
保存したフォルダをなんらかの方法でPCへ移し、つぎは原音設定じゃー

音源制作2 原音設定

原音設定ってめっっっっっちゃ大事です
音源の完成度の85%くらいはここできまる。

録音の質がダメダメでも、ここ次第で挽回できるし、
逆に上手に録音できても、ここ次第で変なのが出来上がります

がんばるのだ

ツールのダウンロード

パソコンにて、
下のURLから「setParam」「speedwagon」をダウンロード、解凍してね。

↑setParam

↑speedwagon

周波数表の作成

「周波数表って何!?」って思うかもしれないけど、
説明がわりとむずいので「謎の表」として覚えてね

(めっちゃ簡単に言うと、録音した音声の音程が記録されてるよ。)

「speedwagon130110」フォルダ内の「speedwagon_DandD.exe」を起動。録音フォルダ内のすべてのwavファイルをドラッグ&ドロップしてね
.frqファイルが生成されたら成功。うえーい

原音設定の準備

次に「setParam」を起動し、録音フォルダを選択。
「原音パラメータファイルを読み込みますか?」と出ます。
原音設定をはじめてするなら「読み込まない」、
前に作った原音設定を手直ししたいときは「読み込む」を選択してね

2つのウィンドウが開いたと思います
一つは「原音パラメータ表」、もうひとつは「本体」と呼ぶよ

本体のウィンドウで、左上の「表示」から、「◯◯を表示」にすべてチェックを入れてください。

ここ

次に、左上の「オプション」から、「詳細設定」をクリック
「<スペクトル>」の「スペクトルの色」を「color2」に変更し、
「OK」を押してね

ここ

これで準備かんりょー

各表示の見方

一番上のこれは、録音した音素の波形

その下のカラフルなこれはスペクトルといって、簡単に言えば「音色」です
主に子音と母音が変わるところを見つけるのに使うよ

その下の折れ線グラフ的なのは、簡単に言えば「音量」です

その下のこれは正直つかいません。

操作方法

マウスホイール → 次の音素に移動
SHIFT+マウスホイール → 横に移動
Control+マウスホイール → 拡大、縮小

F1~F5キーを押すと、F1から順番に
「左ブランク」「オーバーラップ」「先行発声」「子音部分」「右ブランク」を置くことができます。
置いたそれらは、マウスで動かすこともできます。

Ctrl+スペース → 原音設定した音素を再生

原音設定のやり方

いよいよ原音設定

基本的な設定のしかたは次のとおり

  • 左ブランクは発音される直前

  • 先行発声は子音と母音の継ぎ目(スペクトルの形が大きく変わるところ)

  • オーバーラップは左ブランクと先行発声の2/3くらいの位置

  • 子音は右ブランクに近すぎなければどこでもいい

  • 右ブランクは音量が下がる前あたり

こんなかんじ

とりあえず、これをもとにすべての音素を設定してね
ら行や、や行はパラメータの変化が小さいのでわかりにくいかもだけど、
何回も聴いて勘でやってみてね

あ行や「ん」など、子音がない音素は、音量が上がってきたあたりに、先行発声とオーバーラップをてきとーに置いてください。

子音がないときはこんなかんじ

次に、「原音パラメータ一覧」のウィンドウを見てください。
か行、が行、きゃ行、ぎゃ行、くぁ行、ぐぁ行、た行、ちゃ行、つぁ行、
ぱ行、ぴゃ行
のオーバーラップをすべて「-10」に設定してください。

こんなかんじよ


これで原音設定は完成
こんくらい適当でも楽しめる程度には歌ってくれますが、
「もっと原音設定にこだわりたい!」って人は、下のURLから
あみたろの声素材工房」というサイトを参考にしてみてね

原音設定が終わったら、左上の「ファイル」から、「名前をつけて保存」
録音フォルダを選び、「oto.ini」という名前で保存してください。

完成

これでUTAU音源が完成です

UTAUを起動し、
「プロジェクト」「プロジェクトのプロパティ」「原音ファイルセット」
にて録音フォルダを選べば、音源が使えます

ただ、これは音源として最低限の機能しか入ってません
立ち絵を追加したい!とか、名前を追加したい!って場合は…

説明がめんどくさくなっちゃったので自分で調べてみてね()


またねー

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