【大野製炭工場】炭焼きを通して、珠洲市を里山の荒廃、過疎化から守りたい。


古来から日本の伝統的な武道として今も受け継がれている、茶道。
みなさんは茶道には炭が必要不可欠であることをご存知でしょうか?
お茶を点てる時に使用するお湯は、必ず炭を使って火を起こしているのです。

しかし、現在この茶道用の炭の生産量不足が深刻化しています。
そんな茶道用の炭を生産する数少ない工場のひとつが、石川県珠州市にある大野製炭工場です。
かつては炭焼産業が盛んだったこの地で、彼らは3つの”存続危機”を抱えていました。

① 人口減少による集落の存続危機
② 珠州市にある里山の豊かな自然の存続危機
③ 炭焼産業の衰退危機

慢性的な人手不足、それにより手付かずになってしまう自然、安価な海外製の炭の流通…。
様々な要因が重なり、珠州市での炭焼き産業は危機に晒されています。

日本の大切な文化である茶道を守るためにも、炭焼き産業を絶やしてはいけないという思いから大野製炭工場さんは”炭焼きビレッジ”というプロジェクトを計画します。

もう一度”炭やき”という生業を、この地で”食べていける産業”として根付かせ、人口を増やし、豊かな自然や文化を守りつなげる。
そして持続可能な循環型社会を、珠州市で実現する。

そんな思いを抱きながら挑戦したクラウドファンディングは、大成功。
リターン品として渡していた柞の炭の在庫が足りなくなってしまうほどでした。

そこで植林のために必要な資金の満額(目標額の125%)を募る、ストレッチゴールに挑戦し、見事成功したのです。

自分たちの世代だけでなく、その先にも繋がっていく未来を目指す。
私たちにも当てはまることだなぁと考えさせられました。

【”炭やきビレッジ構想”で、過疎に苦しむ地元・珠洲市に生業をつくる!】
https://faavo.jp/ishikawa/project/1908

●問い合わせ先
大野製炭工場代表 大野長一郎さん
notohahaso@gmail.com

●資金の使いみち
クノギの木2000本を植林するための費用


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