【農業生産法人レクラみのぶ】山梨県特産の「あけぼの大豆」を分析し、守り抜きたい。


夏といえば、ビールに枝豆!
冷たいビールと茹でたての枝豆は、この上ない至高の組み合わせです。

一般的に枝豆といえば、6〜8月が旬で夏に一番美味しい時季を迎える作物というイメージが強いですが、山梨県見延町には10月に旬を迎える珍しい枝豆が存在します。

それが、『あけぼの大豆』。

10月のうちの20日前後しか収穫できず、出荷量も少ないことから幻と呼ばれることもある枝豆で、
山梨県見延町で明治時代から栽培されてきた、伝統ある作物なのです。

あけぼの大豆の特徴は、何と言ってもその大きさ。
鞘は男性の手の平(!)くらいもの大きさがあり、ふっくらとしていて甘みの強い実。
枝豆はもちろん、乾燥大豆にしてもとても美味しいのです。

その評判の高さは東京でもピカイチ。
銀座のデパ地下に登場すると、瞬く間にファンを集めました。


そんな貴重な『あけぼの大豆』。
固定種であるため、血統の種同士を交配させて栽培するのですが、近年異種が混ざりこむという事態が起きています。
古くから作られてきたこの味が、脅かされているのです。


このピンチに立ち上がったのが、『農業生産法人レクラみのぶ』の方々。
あけぼの大豆に魅せられ、生産だけでなく加工品の製造、販売など、幅広く活動していらっしゃいます。

彼らが考えたあけぼの大豆を救う方法は、遺伝子レベルで種子の研究をし、科学的に安定した栽培方法を掴むというもの。

交配する種子が血統かどうか、遺伝子解析で確実にし、
あけぼの大豆を効率よく作れるようにするのです。

そうすることで、見延町でのあけぼの大豆の生産が盛んになり、生計のモデルとなります。
それが地域の活性化につながると、彼らは考えています。


今回のクラウドファンディングは、その遺伝子解析の研究を進めるために挑戦したもの。
山梨大学に品種や土壌の研究を依頼する資金になります。

日々、後継者不足が叫ばれる農業。
こうした科学的な研究を重ねることで、効率よく高いレベルの作物を作ることができるようになれば、
農業の立ち位置も変わってくると思います。

クラウドファンディングのページに掲載されていますが、とにかくこの枝豆、美味しそうなんです。
今年、都内にやってきた時には、ぜひゲットしてみてください!

【山梨県身延町特産の「あけぼの大豆」の味わいを守ってゆきたい】
https://faavo.jp/yamanashi/project/3152

●問い合わせ先
農業生産法人レクラみのぶ
山梨県南巨摩郡身延町相又247
【e-mai】linfo@minobu.farm
公式サイト
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