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君たちと出会ったのは偶然の出会い



○○:はぁ、今日も疲れたな


僕は○○。しがないただの大学生。長い講義とバイトが終わったばっかだ。


○○:明日はようやく休みだし、帰って寝てようかな


そんなことを考えながら住んでいるアパートの前に来ると


住民:こっちは2人で暮らすだけで苦労してんだよ!二度と来んな!


??:ご、ごめんなさい、、、


住民:大体親に捨てられただの家出だの知らないけど、急に二人住ませてくださいなんてそんな図々しい話通りやしないよ!


○○はアパートの前で何人にもピンポンをしては門前払いされている2人を見つける


○○:(こんな遅い時間に女の子2人?)


??:どうする?


??:このままだとまた野宿になっちゃうね、、、

意を決した○○は2人に話しかける


○○:あ、あの、どうしたんですか?


??:わ、私たち泊まるところがなくて、、、


??:よ、良ければ泊めていただけないでしょうか?


○○:い、一旦話を聞きたいからとりあえずあがっておいで


○○は謎の女の子2人を部屋へと案内する


○○:ごめんね、汚いかもしれない


??:そ、そんな事ないです!


とりあえずお茶を用意して落ち着いてもらう



○○:とりあえず2人の名前を聞いてもいいかな?


??:あ、五百城茉央です。


??:と、冨里奈央です。茉央とはずっと一緒に過ごしてきました、


○○:それで、奈央ちゃんも茉央ちゃんもどうしてここに?


茉央:じ、実は茉央のお母さんと、奈央のお父さんが浮気してて、、、


奈央:茉央父と奈央のお母さんは怒って出ていったので、、、


○○:それで2人とも出てきたって訳なんだね


茉央:はい、、、


○○:幸いそんなに高校は遠くなさそうだから、嫌じゃなかったらここから通う?


奈央:め、迷惑じゃないですか、、、?


○○:ううん、ひとりだと寂しいだけだから全然いてくれて構わないよ笑


茉央:じゃ、じゃあしばらくはここから通いますね、、、!

○○:わかった。あ、でもお金とかは心配しないでいいよ、僕の貯金があるから


茉央:い、いやっ!?そんなの申し訳ないですよ


奈央:そ、そうですよ!自分の分くらいは払わさせて下さい!


○○:大丈夫、この先のことを考えたらきっと君たちは出ていっちゃうかもしれない。その時の費用にした方がいいよ。


茉央:そ、そこまで言うなら、、、


○○:よし!細かいことは明日また決めよう!今は2人とも疲れてるだろうから、寝よう!


奈央:でも、○○さんはどこで寝るんですか?


茉央:ほんとだ、、、○○さん、ベットで寝てください


○○:いや?僕はソファでいいよ、2人で使いな


そう言い○○はソファで寝る


茉央:ど、どうしよう、、、


奈央:きょ、今日は仕方ないから借りよっか


そうして2人もベットに入り入眠



翌朝



○○:んぅ、、、って、なんで僕ベットにいるんだ?


奈央:あ、おはようございます!茉央!○○さん起きたよ!


茉央:ほんま?じゃあ朝ごはん食べるから連れてきて〜


○○:この声は、、、茉央ちゃん?


○○と奈央はリビングへと向かい


茉央:あ、○○さんおはようございます!

○○:2人ともおはよう、、、ってもしかして朝ごはん作ってくれたの!?


茉央:はい!少しでも○○さんの負担減らそうって思うたらこんくらいしか思う浮かばなくて


奈央:茉央はめっちゃ料理上手なんですよ!


茉央:そんなことは無いんやけど、、、笑


○○:まあとりあえず食べよっか!


3人:いただきます!



茉央が作ってくれた料理を食べ終え



○○:茉央ちゃん、奈央ちゃん、そろそろ学校の時間だよ〜


茉央:あ、今行くでー!


奈央:行きまーす!


○○:焦って遅刻しないでよ?笑


茉央:遅刻しんわ!笑


3人は冗談を言える位に仲良くなっていた



奈央:それじゃあ、行ってきますね!


○○:行ってらっしゃい


茉央:帰りはまた連絡するなー

○○:わかった笑


○○は2人を見送り自分も大学へ行く


茉央たちが帰ってくると


茉央:ただいまやで〜


奈央:ただいまです〜


○○:あ、お疲れ様!もうすぐご飯できるから待っててね


茉央:やったー!


奈央:楽しみー!

○○が出してくれた料理を食べる


茉央:○○さん料理上手やね!


奈央:ほんと!めっちゃ美味しい!


○○:そんな褒められると照れるな笑


茉央:ほんと美味しすぎて、うまいおき!って感じや!

○○:な、なにそれ?笑


奈央:茉央がほんとに美味しい時にするやつですよ!


茉央:そうやで!


○○:可愛いなぁ笑


‎茉央:な、なんや急に///


奈央:あ、茉央照れてる〜

○○:あはは笑まあ2人も可愛いんだけどね笑


奈央:そんな事ないですよー笑


茉央:うちもやで!///


○○の部屋には以前までとは打って変わって笑いが絶えない部屋になっていった



そんな日々が続いたある日



○○がバイト終わりで夜遅くなって帰ると


🚪ガチャ


○○:ただいま〜、ごめん遅くなった!


部屋は真っ暗で返事もない


○○:茉央ちゃんたち寝ちゃったのかな?


そう思い寝室へと向かうと


○○:あれ、誰もいない?


寝室を覗いても茉央たちの姿は無かった


○○:電話も出ないし、、、どこに行ったんだろ


○○は少し嫌な予感がして外に探しに行く


○○:茉央ちゃん!奈央ちゃん!どこにいるの?いたら返事してー!


当たりを見渡しても奈央たちの姿は見つからない


○○:こうなったら、、、家の場所聞いてたからそこに行くしかないか、、、!


○○は以前2人から聞いていた家へと向かうと


○○:ここか、、、


小さな家が立ち並ぶ住宅街へと到着する


○○:五百城、、、冨里、、、


2人の名前の表札を探していると


○○:あ、あった!、、、って聞いてた位置と逆だぞ?


そこには五百城と冨里の表札があったが茉央たちから聞いていた住所とは逆であった。


○○:とりあえずピンポン押すか、、、


○○がピンポンを押そうとすると


??:だからお前は無能なんだよ!黙って俺の言うことを聞いて大人しくしてろ!


冨里と書かれた表札の家の扉の奥から怒声が聞こえる


○○:奈央ちゃん、、、?


○○は覚悟を決めてピンポンを押す


ピンポーン


??:お、おい!逃げるな!


🚪ガチャ


茉央:すみません、助けてください!


ピンポンを押すと中から茉央が勢いよく出てくる


○○:ま、茉央ちゃん!落ち着いて


茉央:ま、○○さん?


??:お前、うちの娘を返しなさい


○○:あ、あなたは誰ですか?


??:ふん、私は冨里だ。その子の父親さ。なにか文句でも?


○○:ま、茉央ちゃんの苗字は五百城なはずでは、、、?


茉央:この人が茉央のおかんと不倫してたんや!


冨里父:ふん、お前が黙っていればみな気が付かなっただろうに


○○:な、奈央ちゃんはどこですか!?


冨里父:奈央?そんなもの知らん。向こうの父親にあげたわ


茉央:さ、最低や!


冨里父:黙れ!お前はさっさと戻ってきなさい?
グイッ


父親らしき人は茉央の腕を掴み引っ張っていく


茉央:きゃあ!ま、○○さん、、、!


○○:、、、おい、茉央ちゃんを離せよ。


冨里父:なんなんだお前は、関係の無いやつは黙って帰れ!


○○:、、、、、関係なくねえよ。茉央ちゃんも奈央ちゃんも今や俺の大事な家族だ。あんたが捨てた人を俺が大事にしてきたんだ。あんたみたいなやつとは暮らさない方がいいだろ!


冨里父:なっ!?


奈央:そうだよ。黙ってこっそり聞いてればこんなこと、、、!


茉央:な、奈央!


冨里父:貴様!なんでこんな所に!親はどうしたんだ!


奈央:お父さん(茉央父)お母さん(奈央母)は私を許してくれた。家族共々あなたの悪事をぜったいに許せないから、、、!


そう言うと警察が到着する


○○:け、警察だ、、、


冨里父:わ、私は何にもしてない!


茉央:もう遅いよ奈央父。それに、、、おかんも。


すると家の奥から茉央の母親が出てくる


茉央母:ふんっ、バレたら仕方ないわね


2人は警察に連れていかれる


○○:と、とりあえず助かったのか、、、?


茉央:あ、○○さん、、、本当に助かりました、、、それに奈央も、、、!

奈央:ううん、実は茉央のお父さんがね。


すると五百城宅から父親が出てくる


茉央父:茉央、ごめんな、、、父親である私があいつから離れたいがために茉央を渡してしまって、、、


茉央:、、、、、ううん、あんな人とは鼻から一緒にいるつもりなんて無かったし。それに、○○さんとも出逢えたから、、、


茉央父:そうか、、、奈央。君も○○くんと一緒に暮らしなさい。その方が安心だろう。


奈央:えっ!?い、いいの!?

茉央父:ああ、○○くんならもう安心だ。こんなに必死に探してくれるほど愛情があるんだからな


○○:お、お義父さん、、、


茉央父:ははは、お義父さんなんて気が早いね笑どちらと結婚するのかね?


茉央:ちょっ、ちょっと!///


奈央:な、何言ってるの!///

そんなこともあり解散したあと



○○:それにしても無事で良かった、、、


茉央:寝てたら急に連れてかれてほんとに怖かったんやからね!


奈央:今日に限って私荷物取りに行ってたし、、、


○○:まあまあ、2人とも無事で本当に良かったよ、、、


茉央:それしか言ってへんな笑

奈央:でもほんとにその通りだからね笑

3人は家に着く


○○:2人とも先にお風呂入ってきな?僕は後でいいから


茉央:今日だけはお言葉に甘えさせてもらうな


奈央:それじゃ入ろっか


ふたりがお風呂に入り終わり、○○も終わると


○○:2人とも寝たかな?


そう思い寝室を少し開けてみると


奈央:怖かったね、、、


茉央:うん、、、

奈央が茉央を慰めていた


茉央:ほんと、○○さんが来なかったら茉央どうなってたんやろって思ったら怖くて、、、


奈央:大丈夫、、、だよ、、、きっと


○○:2人とも大丈夫、、、?


茉央:あっ、ごめんなさいこんな姿見せちゃって、、、


○○:ううん。茉央ちゃん、奈央ちゃん少しだけ僕が話してもいいかな?


奈央:は、はい、大丈夫です。


○○:茉央ちゃんも、奈央ちゃんもすごい過酷な環境で過ごしてきたから、僕には想像もつかないくらいな辛い思いをしてると思ってるんだ。


○○:、、、僕はそんな辛い思いはもうさせたくない。だから、これからも一緒に暮らさない?


茉央:ま、○○さん、、、!


奈央:こ、断るわけないじゃないですか、、、!

茉央たちは○○に飛びつく


○○:うわあ!


茉央:○○さん、これからも頼んだで?

奈央:奈央も!私たちを幸せにしなかったら許さないですからね!


○○:ははっ、2人とも、任せて!


その後の○○の部屋にはまた笑いが絶えないようになっていったという、、、






ここまで読んでくださりありがとうございます!
今日のヒロインはなおまおコンビです!


なおまおが日本郵便とコラボしていたので書いてみました!


明日から2日間はとある神奈川県出身の2人です!


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