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なぜ、リボルビング払いはリスクが高く自己破産するのか?

最近、日本でもアメリカ人と同じように、リボ払いでモノを買う人たちが増えている。


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主にファイナンスの教養を受けていない、自分で金利の計算ができない人たちほどリボルビング払いを選択する傾向にある。

クレカで破産する人のほとんどがリボ払いを選択した人たちである。


では、なぜ、リボ払いが一番破産しやすいのか。それ以前にリボ払いを選択しただけで極めて大損しているのだが、どうしてそれが理解できず、またどのように搾取されているのか。

その搾取のメカニズムをファイナンス理論を使って全て説明していく。一人でも多くのクレカ破産者を減らすためだ。


まずは社会科学最高峰の理論、ゲーム理論を使おう。

ゲーム理論は自分の思考や快楽を捨てる。欲しい物を買うなどというあさましい感情は持たない。己の感情を捨てるのだ。


ゲーム理論はまず相手の手の内を見る。相手の感情を見るのだ。

その後、相手がどう動くのかを予測したあと、後出しで手を打つのがゲーム理論の常石である。これとファイナンス理論を組み合わせればリボ払いの損失のメカニズムすべてを明らかにできる。


なのでまずは金貸し(債権者)の思考を読み解く。

彼らはリボ払いをさせたくてさせたくてどうしようもないほど、リボ払いで借金させるのが好きだ。


ボタン操作を少し誤っただけでリボ払いになってしまうWebサイトを作るほど、彼らはリボ払いで金を貸したいのだ。

なぜか?

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