23歳の夏、 フランスで無職になりました ⑦

無事乗り換え完了。
睡眠薬と映画「モアナ」を3回見て、
15時間のフライトもなんとか乗り切った。

シャルルドゴール空港到着。

勝負はここからだ。

30キロのスーツとともに、職場を目指す。
うまくいけば、3時間程度で着く。(職場に22時着予定)

が、、、、、、、、、

階段が何しろ多い!!
バリアフリー化しろ!まじで!

一気に2つも運べないため、階段に直面するたび、一つずつあげる。

つらすぎか。🙄

現状でこの荷物を守ることはむり。
最悪大きいスーツケースは捨て駒だと思っていたが。

なんと。フランスの人々。

めちゃくちゃ優しいではありませんか。

私の荷物を持ってくれる人。
道が分からなければ、そこまで案内してくれる人。計20名の助けを借りて、目的の駅に着く電車に乗ることができました。

感動。泣

(※正直フランスでこんなことは、稀の中の稀なので、あれ?安全じゃんとか思わないでください。)

ガタンゴトン。ガタンゴトン。。。。

むむむ、、、、、?

ガタンゴトン。ガタンゴトン。。 。。

むむむ、、、、、、?

何分経っても、目的の駅につかない!!!!

ちょっと待てやっ!!!!

ちーーーん(´-`)
間違ってるやーーーーーーん!!!

教えてくれたんは嬉しいけど、ちゃうやんけっ!
まじかっっっ!!

ここはどこや!!?

この時点で既に夜の23時30分(日本だったら、朝日登っとるやんけ)


泣きたい。。。。

駅の人に尋ねるしかない。

終始テンションが高いイケイケの30代フランス人。
『日本人大好き!!かわいい!!』


とりあえず、親日っぽい。

タクシーで来いとのシェフからの連絡。
「ここら辺でタクシーは乗れますか?」
「田舎だしもう遅いから、呼ばないと無理だね〜」

と言われたが、何しろフランス語、
ボンジュールとジェマルオーラン(腰が痛い)ぐらいしか覚えていない

今の私では、到底タクシーを呼ぶなんてむりや。
どうしよう。。。

「僕がタクシー呼んであげるよ!」
「だから、携番教えて!」


ナンパかいっ笑

でも今の私にとって、タクシーを呼んでもらうしか選択肢がない。

しょうがない。。。。
フランス初の携番リストは『ナンパ男』

親日イケイケyoyoなナンパ男のおかげで、
0時40分、無事職場に到着。

(涙)(涙)(涙)

(実際は出してません)

長い一日だった。。。。。

ついに、シェフや同僚と初対面。

かけられた言葉は、、、

『じゃあ、明日の朝8時から仕事だから!
よろしく!』

なぬ、、、、、!?

この時は、この先に起こる事を知る由もなかった、、、、

無職になるまで

残り2ヶ月

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