23歳の夏、フランスで無職になりました④

パティシエを目指そうと心に決めたものの、
私は大学に在学中、、あと1年で卒業できる。
でも、これ以上続けていてもな、、、
親が喜んでくれた大学だ。お金も払い続けてくれた。どうしよう、、、、

 
そして、病院の先生に相談しました。

 
「まず、復学出来ると思ってるの?まだ駄目に決まってるじゃん。」
と言われたので、この悩みは無駄になりました。

 

 開き直った私は、

なら、旅にでるか!!

と決め、行ったことのない鹿児島へ一人旅

 
年下のアパレルさんとめちゃくちゃ仲良くなり、
店内でなぜか記念撮影。

正直に言って、鹿児島の方のフレンドリー感やばい。親切すぎる。
硫黄温泉、砂蒸し温泉、貸し切り温泉、などなど
温泉好きのわたしは、ほぼ温泉を堪能しました。

この角度からの写真10枚ぐらい連写して頂きましたが、鼻の穴強調されすぎて、 友達に見せれないので、ここで載せておきます。(砂蒸し風呂)


 
そして私、旅に出るといつもトラブル発生。
(※無計画だからです)

 

飛行機ぎりぎりや。やべえ!
タクシーのおじちゃんに、この時間の電車に乗りたい!!
早く行ってほしい!!

 

タクシーのおじちゃん「わかったよ!」
と言いながら、行く過程で、
ここスヌーピー島だよお

(スヌーピー好きなんで、載せました。自己満です。)

せっかくだから、写真撮ろう!
ここも写真スポットだから、撮ってあげるよ!
これ僕が作った観光MOVIEだよ!趣味だけどねえ
(めちゃくちゃクオリティ高かったです)

心優しいおじちゃん。
 

名刺をもらって、出発1分前に駅到着。
後ろから応援してくれるおじちゃん
「がんばれー!早く早く!気を付けてねー!」


(ありがとう。おじちゃんとっても優しかった。
次鹿児島に来たら、またおじちゃんに観光頼むよ。でももう少し、早く着いてもよかったんじゃないかな!?)

 
と、声援を後にし、滑り込みで電車にはいる。

これで、飛行機に間に合うぜ!!
あぶねーーーー。一休みーーーっと。
えーーーっとけいたいけいたい、、、け?

 携帯ないじゃないですか。


 
「やべーよ。またやっちまった」
私にとって、日常茶飯事なのでだいぶ冷静です。

 とりあえず、親に連絡します。
「携帯おとした」
「あーそうなの。じゃあ携帯止めておくね」
親も日常茶飯事なので、冷静です。

 

逆にもうちょっと心配の言葉とかほしかった私は、
電話を繋げたままにして、次の言葉を待っていました。
「え?なに?まだなにかあるの?
「あ、ごめんなさい。ないです」

 

次の電車は、40分に1本。
はい。ここ田舎なんです。

(※鹿児島県民のかた、申し訳ありません)

 

あれ、これ飛行機間に合わないんじゃね、、?
タクシー探しても、ここ田舎。いません。
このとき5分間だけ、ヒッチハイクに挑戦してみました。(だいぶ勇気出しました)
つかまりません。

 

ということで、40分間待つことにして、到着駅で、またタクシーのおじちゃんに、
この飛行機に乗りたいの!間に合うかな?

おじちゃん「任せとけ!」ノリノリです。
かっ飛ばしてくれました。
でも、料金所で、窓を手回しで開けたときは、そんな車まだあったんだ。って思いました。


(こういうやつ。レバーを回して、窓を開けます)
 

搭乗ぎりぎり20分前に到着。
後ろからまた声援「がんばれー!!早く行くんだ!また来てねー!」

優しい、、、

 

受付に行くと、
「この便はもう受け付けていません」
まじかよ。ここまで頑張ってそりゃないぜ。



 しょうがない。空港で一夜を過ごすか。と寝ていたら、警備員さん「もう閉まるので。出ていってねー!」

え、まじか。空港って泊まれないんだ。
このとき初めて知りました。


 帰宅準備を始めていた受付の方が、
電話を何回もかけてくれて、ホテルを見つけて下さいました。
神です。鹿児島の方の優しさが身に染みる。

 

帰宅後、鹿児島県警に電話すると、
携帯の特徴は?

「あ、黒い携帯で、後ろにポップコーンヤミ―って書いてあります」

 
「あーわかったよ。これでしょ。タクシーの人が届けてくれたよ。

名刺渡したから、電話くるかもしれないって話してたんだよ。
でも、この携帯から名刺見つかって、
来るわけないわーとか言って、2人で笑ったよー!見つかって良かったね!また、鹿児島来てねー!」

「ご迷惑おかけしました(笑)ありがとうございました。また行きます。」

鹿児島の人は本当に親切な人ばかりです。(続く、)

わたしが行った時、桜満開でした。

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