Windowsと言うOSの業の深さ

ネットのニュースに以下のような記事がありました。

【Win7サポート終了】迫る「Windows 7サポート終了」、そのとき起こる困りごととは?「サポート=電話相談」だけじゃない、OSの「無防備化」や対応ソフト/ハードの縮小など - INTERNET Watch https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7eos/1156859.html

システム屋としては買い換えて、全て新規ハードとソフトにして欲しいのだけれどね。

ユーザー視点から言うと、今までなれてきた物を何故変更しないといけないのかの訴求が必要。Win7とWin10とで、操作系統、デフォルトアプリ等々の変更は大きい分余計にメリットを打ち出していかないと、ただ単にサポートがきれるからっていうのは納得いかない。

WinVista以降、大きなカーネルの変更は無かったはず。
古いカーネルのWinXPを使い続ける事は論外だと思いますが、実際の現場ではWinXPやWin2000等で動いているシステムも多いです。
現場によってはOSではないですが、Win10で動かないVB6が現役の所もあります。

まだ動くハードをOSに振り回されて買い換えさせられたり、そもそも後継機種がなくて、古いシステムを使い続けざる得ない場合もあります。

まあ、Win7に関しては企業向けに有償でサポート延長があるのですが、それは大きな会社用で、中小企業を見ていない感じです。

MacOSはズバッと過去の遺産を切り捨てるのはユーザーが慣れているせいかそこまで騒ぎになりませんが、Windowsは過去の互換性があるのがある意味売りなのですから、その辺を考慮して貰えると良いのではないかと思います。

お行儀よく作られたアプリはWin95のものでも正常に動作します。
その点は評価に値していて、WindowsがパソコンのOSの首位を走っている理由の一つだと思います。

最初に引用した記事の引用ですが、
>こうしてPCが、次第に不便に、使いにくくなっていくのも、サポート終了のデメリットということになります。
とあります。
次第に不便に、使いにくくしているのはMicrosoftであり、その周辺環境なのです。
ユーザーのせいではありません。

セキュリティーの面を除いて、HDDとOSをWin2000に換装したVAIO PCG-N505SR(モバイルPentium(R)IIプロセッサー(400MHz、内蔵1次キャッシュ32KB)SDRAM 128MB)で3Dのゲームは流石に出来ませんが、エディタで小説を書いたり、アドベンチャーゲーム、軽いアクションゲームならできます。
何故使わなくなったのか?
Win2000がサポート切れになったからです。

まあ、CPUのセキュリティーの面からみても、流石にモバイルPentium(R)IIは無いにしても、20年前のノートPCでも、簡単な作業であれば使おうと思えば使える訳です。
Windowsに振り回されていなければ、もっと寿命が長かったかもしれません。

Win10になって、やっとOSを買い換えさせるという習慣を辞めましたが、大規模アップデートの度に問題を起こしたりして、膨大なハードの組み合わせで作られるDos/VマシンというかPC-AT互換機の検証の難しさを感じさせられます。

因みにDos/Vの「V」はMS-Dos Ver.IVに表示をOSをVisual的に持たせたときにMS-Dos Visualの「V」なので、決してVer.Vって意味では無いです。

話は戻って、Win7からWin10への移行の話ですが、周辺機器のドライバの対応も確認しておかないと、いざ移行してみたら、プリンタが動かない、スキャナが動かない、バーコードリーダーが動かない等々、業務が止まってしまう可能性や、実はソフトはWin7のXPモードで動いていましたとか色々あったので不安があるなら、家電屋さんに聞くのではなく、エンジニアリング会社やシステム会社やベンダーに相談した方が、業務が止まって何百万、何千万の損害を出すよりも、マシだと思います。

以上のように、様々なリスクをともなうOSの移行は人ごとだと思っていても人ごとじゃない事もあるので気をつけましょう。

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