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Yell note :Page54 絆のアリル第21話「友情のシューズ」感想

中の人がガチ感想文書いてくれてるから俺の記事いらなくね?とも思ったんですけどこの回だけ抜け番になっちゃうのも体裁が悪いのでとりあえずお付き合いください。

※記事中のアニメ本編画像は絆のアリル公式サイト(©KA/絆のアリルPJ ©絆のアリル製作委員会)より引用しています。

1.つがいのような

すったもんだの結果、本選参加者によるユニット4組がついに決定したADENシード。
全員が実力者であるが故に実力伯仲といった感じですが、ここから大事なのは発表の順番。実際のコンクールなんかでも発表順によって有利不利があったりする…って響けユーフォニアムでもそんなことを言っていたような。

で、発表はくじ引きなどではなくオーリス学園長の独断でVICONIC、3DM8、PathTLive、BRT5の順で一週間ごとに行われることに。
ここで注目なのは①アリルズのユニットライブの順番と異なっていること、②トリがBRT5であること、の2点でしょう。
①についてはキャストのスケジュールの都合とかも考えられますし、特に12月2日にVICONICがライブをするのはかなり厳しかったと思います。
どちらかというと大きな伏線になりそうなのは②の方。「まあ最後はPathTLiveが優勝するっしょ」という視聴者の安易な見通しに待ったをかけるような展開です。セカンドシーズンからはPathTLiveとBRT5がライバルのような描写が多いですが、どのユニットが栄冠を手にするのか。

クオンが無事戻ってきたPathTLiveはいつものように作戦会議。新曲はクリスが担当するということで、すっかり作曲家のポジションです。よくよく考えたらファーストシーズンでは作詞はしてても曲は課題曲でしたしね。
そしてリアル世界でもランチがてらミラクとノエルが雑談…ってナチュラルにクオン先輩いますけど?!どうやらクオンはノエルにも正体を明かしたようで「ものすごくお肌がきれいね!」とノエルから詰められていた。いや、ノエルさん16歳でしょ…?なんで肌年齢が気になるみたいなノリで話してるの…?

そんな3人のもとに現れたのはなんとVICONICの2人。この2人もバーチャル世界のアバターと変わらない姿でちょっと安心。
ジュアが言うには「バケーションで遊びに来た」とのことだったので、やはりこの2人は普段ADENシータ以外の学園に在籍しているみたいですね。

ジュアの謎ポーズは一体…??
ギャルの波動を感じる

セアを連れ立って観光を楽しむジュア。発表が近づいているにもかかわらず遊んでいるジュアにセアは不満げ。ジュアは宮沢賢治の詩をもじりながら遊びに来た意図を説明する。脳筋かと思ったら意外に賢いのかもしれない…。

そんな2人にとっての思い出。それは一足のシューズ。
ジュアが気に入ったシューズが売り切れていたけれどもセアが見つけ出してプレゼントする…というもの。同じ制服着てるのにセアの場合はお嬢様学校っぽく見えるから不思議だ。
ジュアはそのシューズを大事に大事に使っていて、多少傷んでも買い替えようとしないのは彼女にとっての「お守り」だからだと言う。ええ話や…。

2.白と黒、煌めく双眸

ユニットライブに向けて宣伝配信を行うBRT5。どうやら予選時と同じく視聴者からの評価も重要なポイントになるようです。それにしてもBRT5は5人の身長差がほとんどないんですね。PathTLiveはミラクとリズがかなり小柄なので相対的にクリスやノエルが長身に見えるという。(そしてCパートを見る限りジュアはクリスよりもさらに長身)

そしてその配信を見ていたアパレルショップ内のモブの女子学生。話の流れでVICONICのジュアにも言及し「勢いだけ」と評価します。ジュアの買い物に付き合っていたセアがそれを聞き思わず反論。なんやかんやジュアのがんばりをちゃんと評価しているんですよね。まあ私たち視聴者も演者のことを好き勝手にあれこれ言っちゃうのはあるあるという感じではありますけど…。

視聴者は裏側を知らないからこそ公平でもあったりしますが

自室に戻ったセアは自身の胸の内を、憤りの理由をジュアに打ち明ける。

「ずっと諦めてきた…。次から次へに新しいアーティストが出て、競い合って有名になって、ポジションを奪って奪われて…。バーチャルアーティストは夢だったけど、始めて見たらすぐに現実を痛感して、だから例えどんなに褒められたり評価されたりしても、期待しないようにって心のどこかで諦めてきた」

このセリフをCVの月乃さんが言っているということもストーリーの妙で、彼女の場合も歌い手・イラストレーターとして活動してらっしゃるのでこの台詞が刺さりそうだなと思って聞いていました。私はその界隈に詳しくないですけど、自分自身の実感が込められていたりするのかな、とか。

本心を言えるのは相手がジュアだからこそ

そんな後ろ向きなこと考えていたセアにとって真っすぐな性格のジュアは”光”。セアにとって大事な存在だったからこそ貶められたら許せない…という珍しく感情的な理由だったようです。

お互いがお互いにとってどんな存在だったのか、その大切さを改めて認識した2人。セアはジュアのパートナーとして狼の対になるようなデザインの衣装を用意していました。セアの衣装の方が後発だったとは…。
そして始まるユニットライブ最初のパフォーマンス。VICONICによる「READY GO」。

(あの~。せっかくMV公開されてたのに現在非公開になっちゃってるのはなぁぜなぁぜ??)

※12月5日追記 いつの間にか再公開されてた

K-POPテイストのクールな曲調で、まさかこういうテイストで来るとは…って感じでしたね。先行配信されていた「ピクセルスター」がセアっぽいとすればこっちはジュアっぽいと言えるかも。

距離感が近すぎる

ライブを通しさらに仲が深まったらしいVICONIC。そしてオーリス学園長も自分が求めているらしい「つながり」を見ることができてご満悦の様子。この「つながり」というのはキズナアイやミラクが言っているものと同一の要素なのでしょうか?

一方でコラボ反対派であるエイダは相変わらず不満そう。この人バーチャルアーティスト時代から何があったんや…あんなに可愛かったのに…。
さらにラストで衝撃の事実が。

本選出場者のひとりであるソフィアが、大会実行委員長であるエイダと内通している…?!

3.第21話で判明したこと

・アマゾンの奥地には大体何でもある

アニメのEDクレジットでは全部大文字の「READY GO」だったんですけど、X公式アカウントでは「Ready GO」になってるしもう無茶苦茶だよ。

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