０．前フリ

私の場合このコンテンツへの入り口ってアニメ「SELECTION PROJECT」に出演していた3人が参加していたのが大きかったんですけど、そのセレプロも2年前の3月13日に事実上の終わりを迎えていまして（活動期間もほぼ1年）。
上記のポストを見た時、リヴァイ兵長に追われるジーク・イエーガーみたいに「何だよもおおおおおお！！またかよおおおおお！！」ってなってましたね。

それはそれとして、今回は3月8日に開催された配信ライブの感想をまとめてみたいと思います。アーカイブもあるよ！
アリルズプロジェクト全体についての記事も今月中に作成できればなと。

１．総評

まずはライブを見終わってみての印象をば。
スタッフロールを眺めていてめちゃめちゃ既視感があったんですよ。何だこの感覚は…？って自問していたら思い当たりました。
この後味は公開中の映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」を見た時の感覚だ…！っていう。あの作品が絶賛されてる要素の一つって過去作の小ネタをストーリーの中で昇華させてることだと思うんですが、アリルズのライブもこの一年間の活動やアニメで積み重ねられた様々な思い出を演出の中に上手く組み込んでいたと思います。なので単純に音楽イベントとしてのクオリティは言わずもがな、一年間をともに駆け抜けてきたファンへのアンサーが盛り沢山でしたね。それは開演前のインタビュー映像だったり、MCの内容だったり、カメラ割りだったり…。

バーチャル世界を演出する上での技術的な面については門外漢なのであまり言及しないですけど、例えば一年前のお披露目配信の頃からは比べ物にならないくらいの進化っぷりでしたし、運営が表現したかったことに技術が追いついたのかなと思います。特にステージの明暗やコントラストのメリハリがついたことでバーチャル世界らしい外連味（虚実の綯い交ぜ）が増していたかなと。

個人的にはライブの導入SEがFAKE OUTのインストバージョンだったのがアツかったです。こっからブチ上がるぞ！的な。こういうのでいいんだよこういうので。
More Sparkle!!を始めとした初期の曲もMIXが全然違ってて当時の印象とは全然違って聴こえました。以前はもっと低音が平坦な感じでしたし。もちろんキャスト陣の歌い方がより洗練されたからっていうのもあると思います。私みたいな自称楽曲派勢も単純に音楽イベントとして楽しめたのではないでしょうか。

２．セットリスト

約100分で19曲もやってたんですね。まあこれがリアルライブだったら声優ライブあるあるの長尺MCも込みで余裕で150分くらいにはなっていたでしょう。アリルズプロジェクト主要曲全部乗せの鉄板セトリでした。

３. 全曲ひとこと感想

曲数が多いのでここからざざっと感想を一言でまとめていきますわよ！

①SHININGi/PathTLive
音圧どうなっとんじゃい！！とまるでライブ会場ばりのサウンドにびびる。PathTLiveの5人もトップバッターということでめちゃめちゃ気合の入ったパフォーマンスでした。

②More Sparkle!!/チームかわいい
メタ的には1年前のお披露目配信でミラクが歌い出しをミスっていた場面があったのでダイレクトに成長が感じられた曲でした。

③Elegant Epilogue/チームダーク
クオンがノリノリなのがエレピの醍醐味。いくわよ！

④リトルファインダー/チームエレクトロ
単体で聴くとちょっと盛り上がり的な意味で物足りなさもあったりするんですが、こういったライブのセトリの中に入ると輝く曲だなと再発見。エレピの後だとチルい感じに落ち着きます。

⑤mirAI wave!/アリルズ
圧巻の15人歌唱！数の暴力には誰も勝てません。サビの盛り上がりなんかはR4Gでバチバチに声出したのを思い出してエモかった…。そしてこの後の曲もなんですが、ミラクのソロだけはそのままっていうのがこだわりを感じますね。

⑥Perfect World!!/アリルズ
なにげにライブで初披露なこの曲。Ｃメロでミラゾフィア→チーム天才→チーム草→クオセア→愛のそろばん部→チーム育児とリレーしていったのはまいにちアリルズ時代を思い出しましたねえ。歌詞的にはライブタイトルの「THE ViRTUAL」とも密接に関わる曲である気もしています。

⑦Ready Go/VICONIC
みんな大好き「ワン・トゥ・カウンッ！！」。セアのセクシーさをジュアが上手く引き出しているデュオですね。

⑧Remotework/3DM8
アニメではゾーイがセンターであること明言されていたこともあり、ヴァースのカッコよさがとても際立ってました。それにしてもギャルネタは偶然だったのだろうか…。いつか答え合わせしてほしい。

⑨アスノヒカリ/BRT5
強キャラ集団のBRT5がここで登場。サラが以前の配信でレコーディング時の思い出を話していましたが、それを考えると彼女の成長幅に驚かされますね～。サラママさんも見てくれてたかな？

⑩KIZUNA/PathTlive
ユニットバトルを締めくくるライブ初披露曲。アニメ放送時も思ったんですけど歌い出しのクリスの声で曲の方向性を頭から示してくるのがすごい。

⑪Amorallyに口付けて/チームラテン
一生擦られるアモラリー。今回のライブは実写との融合も示唆されてましたがダンス動画でも見られていた「キャストとキャラクターの共演」を果たしてくれました。
それにしても川口さんと月乃さんが暖色系の衣装着てるのすごい珍しい気がするな。あとはあにてれで荒井さんがこの曲を踊った時に服装についてツッコまれてたなあ、とか。

⑫愛憐エレジー/チームロック
曲が攻めてる分、中の人の衣装も攻めてる(特に塙さん）！そして夏目さんの性格的に一生懸命キメ顔してんだろうなあとか想像しちゃってちょっと面白くなってしまった。

⑬Airy-Fairy Dancing time!/チームファンク
公式が最大手すぎる。この曲を聴いた多くの人が妄想したであろうシチュエーションをぶち込んできました。日原さんがまだ髪の長い頃で二つ結びだったのもあって「あゆみんにはまだ早い」と言われそうなくらい幼い雰囲気でした。ミラクモードの時はあんなに満面の笑顔だったのか…。

⑭ピクセルスター/VICONIC
何回聴いてもやっぱりマ○ロス！誰かバルキリーが飛んでる映像に合わせてみてくれないかな～。それくらい銀河を感じさせる壮大さですよこの曲。

⑮Night words。/3DM8
RemoteworkのMVで使われていた手の軌跡を表現する演出がここで登場。これぞバーチャル空間って感じでめちゃカッコイイ。3人のダンススキルが細かい手の動きにも及んでいるからこそより映えますね。

⑯Infinite/BRT5
BRT5の制服っぽい衣装と青春を感じさせる曲の世界観がマッチしていてアリルズ曲の中でも上位に入るくらい好きです。アニメではギスってるシーンが多かったBRT5でしたけどずっとわちゃわちゃしていてほしい…。

⑰Be "i"/PathTLive
エクスドライブなのかプリンセスフォームなのかわかりませんが衣装が白くなると戦闘力が上がるのが世の常。煌びやかでありながらどことなくフォーマルな雰囲気もあって、統一されたイメージカラーがよりユニットの一体感を際立たせてましたね。

⑱LINX/アリルズ with loveちゃん&#kzn
本編オーラスにふさわしい文字通りの「オールスター」でした。アリルズの活動が休止するという背景を踏まえると「強く遠く響かせよう　僕ら離れていても」という歌詞が沁みます。この曲がアリルズとファンを繋ぐ楔であってくれるといいなあ。

En. Dive into "i"/アリルズ
今まで言及する機会がなかったので歌割りについて個人的な感想をば。
もともとアリルズを知ったきっかけがセレプロキャストだったのは冒頭の書いたとおりなんですが、私はその中でも荒井瑠里さんの活動を特に追っていました。
彼女は私が知る限りアニメや舞台で演じる自分のキャラクターだったり自分のファンに対してだったり、とにかくエモーショナルな人だということを肌で実感していたので(キャスト合格時のインタビューまんまの人です)この曲が発表された時に「大声で叫んでる感情が」という歌詞を担当しているのが本当に運命的だなと思ってました。15人もメンバーがいるのに、ワンフレーズで彼女自身を表すような歌詞に当たることなんてある？っていう。そしてアニメのヒメナの描写を見る限り彼女は彼女で複雑な感情を抱えているじゃないですか。
というわけでピンポイントな話ですけどちょっとした注目点を挙げさせてもらいました。みなさんももしかしたら各キャラの歌割りで気づいたことがあるかもしれませんね。

ライブが終わったあとにキャストさんたちにSNSで感想投げようかなと思ったんですが15人に五月雨式にリプするのも節操ないかな？とビビってしまったのでこの記事をもって感想に代えさせていただきます。もちろんもっと書きたいことありますよ！リアルゾイハラとか！でもそこまで拾ったら1万字すら超えそうなので泣く泣くダイジェストです！

リアルタイムで私が配信を見ていたときの同時接続者は1,300人を超えていて、去年12月に果たせなかった1,000人を余裕で突破していました。上り調子の機運があるからこそここで休止すんの？！！という想いもあります。
でもアリルズがあったからこそ各キャストさんの活動に触れる機会もたくさんありましたし、これからもきっと会える機会があるでしょう。できることならこのライブの感想と感謝を直接伝えられたらいいなと思っています。

それでは最高のパフォーマンスを見せてくれたキャストのみなさん、トラブル無く配信環境を支えてくれたスタッフのみなさん、配信コメントやSNSで盛り上げてくれたファンのみなさんへ最大級の称賛を送らせてください。
本当にありがとうございました！