見出し画像

【集の本棚】コンビニ強盗から助けた地味店員が、うぶで可愛いギャルだった

 とてつもなく濃厚で楽しく、気持ちがなんかこう……きゅぅ~ってなるような感じの物語でした。そして最後、そう終わるか~っっ早く続きが読みたいです!!

著:あボーン
イラスト:なかむら
出版:ファンタジア文庫

あらすじ

 ずっと仲良しだった幼馴染である春風陽乃に、告白したが振られてしまい自殺を考える黒峰リク。死に場所を求めてふらりと寄ったコンビニで、強盗に襲われていた店員を助ける。その店員は同じクラスのモテるギャル、星宮彩奈だった。この一件を機に、ストーカー被害を相談され、ボディーガードとして星宮のアパートで同棲を始めるリク。
 自殺を引き留めてくれて恩返しをしたい相手を見つけたリクと、心を開ける相手を見つけた星宮。コンビニで出逢った二人の甘く温かで幸せな同棲生活から目が離せません!

星宮彩奈

「黒峰くん。良かったらなんだけど……あたしの家に来る?」
「そ、そっかそっか……あたしと暮らすの、楽しいんだ…………へへ」
 高校デビューした普段は地味k……本人は嫌うらしいので、落ち着いた感じのうぶな可愛い女の子。高校2年生16歳コンビニ店員。コンビニ強盗に襲われていたところを救われ、リクさんに惹かれていきます。他人に寄り添うことができる明るくて優しい星宮さん。彼女の内面にまで触れられたのなら、あぁこれは恋に落ちるだろうなと思いました。
とってもうぶなので、物語でも反応が可愛いのなんのっ
友人のカナさんとリクさんにからかわれているシーンなんか結構お気に入りです♪
個人的には、髪をおろして眼鏡をかけている時と、髪を結ってコンタクトの時のギャップにも萌えました!

黒峰リク

「星宮って……いい女だよな」
「星宮と暮らすの、結構楽しいよ」
 最初、確かにつらいけど、自殺なんて考えちゃだめだよっ!?と思ったのですが、物語を読み進めていくにつれ、そういう考えも浮かんでしょうがないのかとも思いましたし、結果論ですが星宮さんと出会って前に進めるきっかけが出来たからよかった?のかなと感じました。
高校2年生16歳自殺志願者。僕の印象:ハスキー犬。
作中でもワンチャン扱いされていましたが……うん、甘えん坊で欲望に素直なところがハスキー犬みたいだな~と思いましたw
そして、仲間おもい。好きな人のために怒り、自分の中で冷静に爆発させることができる人は、畏ろしいなと感じます。

春風陽乃

「おっはよーリクちゃん!今日もいい天気だね!」
「まだ、間に合う……?」
 高校2年生17歳リクさんと長い付き合いの幼馴染。ずっとリクさんを考えていて、幸せを本心から願っている、超一筋の可愛い女の子。嫉妬深かったり、独占欲めちゃつよだったりする一面もあり、The幼馴染とい感じ。
本心から幼馴染の幸せを願って、幼馴染として一緒にいることが、支えることが彼にとっても良いことでだから、恋人同士になることを断ったが、一緒に居たいという自身の気持ちに気づいてから嫉妬にイライラしている彼女を見ているとなんとも、もどかしい気持ちでした。素直になってからの行動力はすごかったです……!

門戸千春(もんもんちゃん)

「え?エロ漫画家のもんもんちゃんが悶々してるって?やだリク君のすけべ~」
「大丈夫だよ彩奈ちゃん。私がここに居るからね」
 率直に言って、僕も苦手な方ですけど、こういう人はとっても尊敬するしめっちゃ好きですね。
 星宮さんの隣人さん。エロ漫画家。なにかと同棲中の二人を気にかけてくれる、クセが強いけどとっても優しい人です。門戸さんがいてくれてほんとによかった~この物語のスパイス的な人物で星宮さんにとっても欠かせない人です。

さいごに

※ネタばれ含む

 さ、最後ーーーーっぅっつ!!!!見出しと口絵がないから、あれ?これどうなるんだろうか……?と怪しんでいたら、なるほど、そうきましたか~!早く続きが読みたいです!!!絶対読みたいです!!!!
七転び八起きのおもい感じでテンポよく読んでいたら、これから!っていう時にまた転ばされた気分でしたw電車の中で読んでいたのですが、思わず「ぅええっ!?」って変な声出しそうになりました。続き、お願いします!!!

これはまだ依存しあう人たちの物語。お互いに過去が辛いもの同士。それを支えたいと思った人。助けられた人。助けたいと思った人。好きだと思った人。みんなすれ違いながらも最後には自分の感情に気づいて、素直になっていく姿がうぶで可愛いな~と思いました。

凛々しく自由に空を飛んでいってほしいですね。凛空さん、がんばれ!星宮を救ってあげて!!!
そして幸せになってほしい……!

さいごに、このような素敵な物語を綴ってくださったあボーンさん。Twitterにて素敵なイラストで僕の目を惹いてくださって、この作品をさらに彩ってくださったなかむらさん、この物語を世に出してくださった編集者のみなさま、広めてくださった運送や本屋の皆さん、本当にありがとうございます。

おかげで、また僕の人生に彩が増えました!

ここまで拙い文章でしたが読んでくださって誠にありがとうございます!
もしよろしければ、イラストのほうも見てやってください。
どちらでもコメントなど、お待ちしております!ぜひ語り合いましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?