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初めてのトライアスロン(ロング)in 宮古島

↓初めに簡単に自己紹介↓

性別:男
Age:30-34才(執筆時)
トライアスロン歴:累計5年くらい
出場レース:OD〜ミドル

私のbikeはこんな感じです。

今回は、日本で最も?有名な
『全日本トライアスロン宮古島大会』
に出場してきたのでレポートしたいと思います。
また、ロングディスタンスの出場は初めてだったので備忘録と共に誰かの役に立てばと思います。

【宿泊先・飛行機・レンタカー】

まず、エントリーし選考というフローの中、私は2次選考で当選でした。
なので、そのタイミング(2月)でそれぞれ予約しました。
最終的に一緒に行動した人数は5人(内選手3人)で、旅程は4/12(金)〜4/16(火)です。

宿泊先はホテル宮古島で2人4泊5日で46000円。めちゃ安いのに部屋も広くて綺麗で、冷蔵庫、キッチン、洗濯機、乾燥機付き。文句無い最高の宿でした。
ここは、swim会場まで車で15分(9km)なので車は必須です。当日は、サポートの方に運転していただきました。

その車を借りたのは、シーブルーレンタカー
こちらも格安の5日間で22500円。
実際借りたのはwクラスに割り振られてた日産セレナ。bike3台は余裕で積めました。
返す時に給油、掃除、洗車は必須ですがそれにしても安い。

そして、飛行機は2月のタイミングだとかなり埋まってしまってた。。エントリーと同時に取ることをお勧めします。

行きは仕方なくJALで羽田→那覇→宮古ルート。
結論、『あと、7〜8分で荷物が積み込み完了します』と言ってから30〜40分出発せず、結局1時間以上遅延し、荷物も積み切らず1つ後ろの便で運んで来る(宮古到着後に言われる)。

帰りはANAで宮古→羽田ルート。
少しの遅延はあったものの、荷物の搬入搬出がスムーズ過ぎて時間もアナウンス通りで機内のサービスも最高。

ANAが先に予約埋まる理由が分かる。。
という事で、ANAを全推しします。

【出場に向けてのトレーニング】

気温が高いレースは苦手なので2月から暑熱順化のトレーニングをしてました。
正しいやり方では無いと思いますので、参考程度に見ていただければ。

基本的に厚着をして深部体温を測るcoreを使用しました。

心拍ベルトにつけ使用します。詳しくはHPで。


結論としては、レース中暑くは感じましたがトレーニングの効果を感じました。
coreを貸してくださった師匠ありがとうございました!

具体的な方法は、zwiftで室内温度24~26℃、風無し、真冬用(5℃対応)のサイクルジャージを着て、2~3時間のベース強度で回し、サイコンにcoreの深部体温を飛ばし熱中症に注意しながら、
自分の耐えられる値がどこかを探すような感じです。

もちろん水分、電解質はしっかり取ります。
runも同様に厚着をしてジムのトレッドミルor外で同じくモニタリングしながら自分の耐えられる値を探す感じです。

トレッドミルは1時間(ジムの制約上)、外runは1.5h~2hだったり、20kmやったりrunをやる時は必ずbike後にやってました。

coreの精度の事はよく分からないですが、
表示されている深部体温の値と自分の感覚をすり合わせて日々トレーニングしてました。
なので、あえてこの場では自分の深部体温の領域は記載しません。恐らく個人差があります。

高強度は一切やってないです(完走目的なので)。

swimに関しては、ジムで30分~1時間で2000~3000mを週3~4回程度です。
基本メニューはpullで連続で泳ぐ+H-up pullをevenペース。
他はIMや25~50mのHardで変化を付けて心拍上げてました。
私自身は、水泳歴が長い(速くは無い)ので泳ぎの感覚を維持することが目的でした。

【今回のために用意したアイテム】

・白いつば付きでメッシュ素材のキャップ
ミドルまではヘッドバンドで出場していましたが
ロングの暑いレース経験者からキャップのが良いとアドバイスをもらったので
日差し対策と涼しさ維持のため用意。結果正解。

昨年のKONAで購入したもの



・白のアームカバー
同じく、日焼け日差し対策と涼しさ維持のため用意。
しかし色んな種類や効果があるのでどれにするか迷いましたが、宮古チャンプ使用の、CCN エアロアームクーラーを購入。

普段からHi-RIDGEでトライスーツやサイクルジャージを購入しているのでCCNの品質には満足してました。
その中で、この製品も結論最高でした。
つけた瞬間涼しいし、エアロ効果もあるし、デザインはシンプルで動きの邪魔にもならない。
そんでいて値段は4400円。安い!!
個人的には費用対効果かなり高い製品かと思いました。


・100均の下着用洗濯ネット
runの際にエイドで氷をもらったものを詰めておくためです。
形は円柱なのでエイドのボランティアさんも入れやすいし、自分もガサっとすくいやすい。

KONA出場者からのアドバイスで購入

穴あきのメッシュなため、氷が少しずつ溶けたものが体を冷やしつつ、氷自体も体を冷やすのでかなり効果ありました。
ちなみにエイド間(2~2.2km?)は氷自体全然持ちました。runペースはキロ5.5~5.75位です。

走っている時にトライスーツの内側の方の部分にいれて、たまに出して腕や顔や耳を冷やしてました。

背中に入れると、runの上下動で股まで落ちて取り出しが大変なので注意が必要です。
私は、一回やってしまって取り出しに時間かかりました。。。

ちなみに、エイドで配られる水分が含まれているスポンジは、すぐに水が落ちてしまうので、
もらって体冷やす用としてトライスーツに入れるよりかは、その場でかけて貰う用として使った方が良いです。


ここからはレース当日の内容です。

【当日朝のセッティング】

to swim finish/to bike finish/to run finishの3つの袋を用意(中に入れるものはアスリートガイド参照)。
to swim finishはbikeラックにかけて、他二つの袋は預けてトラックで各会場に運んでもらいます。

袋についてザックリ説明すると、次の種目で使うものを入れておき、トランジの際に中から出して、終わった種目の道具を入れるという運用です。

bike預託は前日ですが、その際にボトル2本(空でOK)を刺してチェックインの必要があるのでボトルは2本以上荷物に入れておきましょう!
チェックイン後はボトル抜いて大丈夫です。

前日夕方は雨だったのでカバー掛けてました
(奥のbike参照)


朝の会場のトイレはめちゃ並ぶので、宿泊先で済ませるか、東急ホテル1Fのトイレを使用(並ばないわけではない)するのがおすすめです。

【swim】

レース前日のスタート同時刻に試泳をしチェック。
透明度はもちろん問題ないが、今回はM字コースで復路は横の流れが強いため流されやすい。

透明度は底が見え魚もいます。
今回は復路が流れ強めでした。


流れと波のタイミングをみつつ波の上を泳ぐと流されてしまうので、波の下を泳ぐイメージにすれば問題ないことを実感(※あくまで個人の意見です)。
波の下を泳ぐというのは、サーフィンの波待ちの際に行うドルフィンスルーのような感覚です。

当然swimはこんなに潜らないけど、
波の下を泳ぐイメージ。

※参照ページ

そして、ロープがずっと張ってあるので、それを見ながら泳ごうということで当日を迎えました。

今回、swimの整列は『エリート』『1時間以内』『1時間以上』の3つに分かれての、一斉スタートでした。

とにかくスタート直後は1300人近くが流れ込むので、もみくちゃで、前の人の足に自分の手がぶつかったり、呼吸と同時に水を飲むことはザラでかなり危ないです。

慣れてない人は、素直に後ろからのスタートをお勧めします。

段々と間延びしていき帰りの750mくらいから泳ぎやすいですが、ロープから少し離れてしまいましたが、まっすぐ泳いでそうな人がいたのでついていきました。

後半の1500mは、私自身そもそも人と泳ぐの苦手なので単独泳でロープを見ながら泳いでました。
結果流されることなく、ヘッドアップもほぼせず無駄に体力も使わないで気楽に泳げました。
ちなみに、水温は低くないのでほぼキックはしてないです。

後半1500mは綺麗にロープ沿いで節約


【swim up-T1】

swim upした目の前にクロックがあり56分の表示だったので、まずまずかなと思いトランジションエリアに。

ちなみにバイクラックまで結構長いです。300mくらい?

私はたまたま、仲間と同じタイミングで上がったのでお喋りjogしながらリラックスして向かいました。

ラックにかけてあるto swim finishの袋から、bikeの道具を出し、道のりは長いのでお腹ハイドレーションを落ち着いてセッティング。

この時、上位に入る選手たちが後ろからswim upしてきたので、swimいい感じだったんだと思い少し気持ちが浮つく。

使い終わったウェットスーツ他swimの道具を袋に入れてラックにかけ直し、念のため、頭から水をかぶっておいてKODAを1本飲んで、
bikeのスタートラインへ。

補給は全てKODA。いつもレースを助けてくれます。
宮古チャンピオンも使用してます。


【bike】

乗車ライン超えて跨いだ瞬間にチェーン落ち。
なんでやねん。

しかし、このレースはロング!焦らず戻す。
同じように焦って後ろでbikeを倒す人もいたので、ライン超えて端で乗るのが吉。

スタートして1番最初のエイドが見えたときに、自分がbikeに乗りながらボトルキャッチするの初めてだということもありスルーせずに練習の場として使用。

まずは、手前にいるボランティアの子に水ください!と言う。そうすると水係の子が心の準備をしてくれる。

相手はボランティアの小学生なので、十分に減速して・・キャッチ!!1発成功!!

bikeスタート直後の最初のエイドで全員スルーしてたので、ボランティアの子も本日初受け渡しだったらしく成功してASが大盛り上がり。
私も大きい声でありがとーーー!

ということで、bike乗ったままボトルキャッチ初めての人は最初のエイドで練習し成功体験を作っておくことをお勧めします。

もちろんレース前に個人的に練習した方がいいです(笑)

そんなこんなで、乗っていると風も強いし(この日は風速4~5m)、
コース全体がローリングコースで、たまに急な上りもあれば恐ろしいほどの下りもありDHポジションが中々とれない。

東平安までで足を使い切ると地獄と聞いてたので淡々と
獲得標高はこんな感じ
ちょこちょこローリング。途中デカい登り。
辛かったー


落車も注意しつつ体力も使いつつで35km~40kmで景色に飽きて疲れてしまう。
とは言え漕がないと前に進まないので淡々と無理せずに進める。

エイドでは毎回ボトルの水をもらい頭と体と足にかけて冷却。30分ごとにKODA1本を目安に補給。

90kmでエイドでコーラをもらい気持ち的に生き返る。

110km地点でbikeフィニッシュの陸上競技場が見えて気が緩んだのか腿裏がつり停止して伸ばす(計10分停止)。

焦らず再開。ここまで130kmだと思っていたが、やけに人が多いのと競技場が近くなってきて123kmだと思い出す。得した気分。
そして長かったbikeもなんとか無事終了。

NP:175w/TSS:306.3


モニタリングしながら39.5℃以内でキープするよう
しっかり冷やす


沿道のボランティアや応援の人たちほぼ全員に手を振り返したり、反応したりして何とか頑張れた。

【T2】

ラックにかかっている袋からrunの道具を出し、bikeの道具をしまう。

その際に、お腹ハイドレの減りも確認。1.5Lしか飲めなかった。。途中水やコーラも飲んだけど摂取量は少ない。。

ひとまず落ち着いて準備し今回to bike finishの袋は、ラックに戻さず係員に渡す。ボランティアの子が取りに来てくれたのでお礼。本当にありがたい。

途中でトイレ行くのは嫌なので、トイレに行ってrunスタート。

【run】

スタートしてすぐに、エイドがあるので水をかぶって、氷貰って、アクエリ飲んで走り出し。

この時の気持ちとしては、『あと35kmもあるのか』じゃなくて、『あとrunだけか』って感じでメンタル状態も悪くなかったです。

しかし冷静に落ち着いて、脚は重くないもののペースは、当初の設定jogペース(走りながら会話できる程度)で進む。

bikeと違って、runはよりボランティアや沿道の応援の人と距離が近いので、手を振ったりや受け答えできる。

口を動かすことで、メンタルは沈むことが無くフィジカルにも好影響で自分にもメリットが大きい。

反応すると応援してる人もパンフから名前を探してくれて名前で応援してくれるのでうれしい事満載。

そんな感じで、沿道の応援に応えつつエイドには毎回寄って水と氷で体を冷やしつつコーラでさっぱりしたり、たまにある私設エイドでお恵みをもらいつつ淡々と刻む。

折り返し地点までは、たまたま一緒に走ってくれる強強女子がいたので、話しながら折り返してくる先頭選手の応援をしながらあっという間。

しっかり水分や、電解質を取っていても実際は足りてなかったりでちょっと手が痺れてくる時もあったけど、KODAのエレクトロライトパウダーをフラスクボトルに5本入れた高濃度の電解質をちびちび飲んでこれ以上悪化しないように摂取。

一気に飲むとお腹痛くなる可能性もあるのでここでも焦らず。

残り10km?(記憶曖昧)地点で、『修平くん美味しい電解質あるよーーー!』と元気な応援。

そう。皆さんご存じの4月からPrecision
味が美味い上に、すぐに効きを感じる(枯渇していたせいか)。

飲んで生き返りご満悦笑。

その後も、淡々と進むと中心街に近づいてくるので、応援の数と圧がものすごい。

改めて宮古島の島民の方々の素晴らしさを感じ感動。パワーも上がり、ここからほんの少しだけペースアップ。

残り3kmくらいは上りだったが何のその。上りが終われば残りは陸上競技場のトラックを一周。
長いようで短いレースもここでゴール。

後ろに師匠も写ってるので購入しました笑
ひたすらjogペースで刻むrun
エイドごとに水と氷被りまくってしっかり下げることで
パフォーマンスをキープ。


【まとめ&今後はじめて出る方へ】

まず、宮古島のボランティア及び沿道で応援してくれた島民の皆様ありがとうございました。
ここまで島全体が盛り上がる大会は他にはないんじゃないかと終始感動しました。

この子達もどこかにいたのかなー。
私はなぜか絵が4枚入ってた!嬉しかった!!


そして、今回の旅をご一緒してくれて当日は応援してくれたり、電解質をくれたり、KONAでご一緒した縁で今回は応援してくれたパワフルな子と、レース中、ゴール後にお話しした皆さま本当にありがとうございました。

旅のメンバーも最高で楽しかったです。

目標は、『完走』『エイドのボランティアと応援してくれる島民の皆さんに応える』なので無事達成でした。

特に、二つ目はこれから初めて出る皆さんにお勧めします。

ポジティブな気持ちをキープできますし、感謝の気持ちも相手に伝えられると思います。

そして、気長に焦らずマイペースがキーワードかと私は思います。

念のため結果としては、以下の通りです。
swim→58:56(85位)
bike→4:08:54(291位)
run→3:23:02(129位)
finish→8:42:19
総合:137位(男子125位)
年代別:10位(30-34歳)

応援してくださった皆様
ありがとうございました!
みねさん9時間の解説お疲れ様でした!
Hi-RIDGEメンバーとパーティで写真撮れたのが
なんだかんだで1番嬉しかったりする。



読みやすくも無く、長い文をここまで読んでいただきありがとうございます。
自分の備忘録とともに誰かの役に立てたら幸いです。  

、、、、せっかくなので印象に残ってる食べ物共有します。

【番外編:おすすめの食べ物】

①朝すば(ファミマ)
ダントツでこれ。ほぼ毎日食べてた。
沖縄そばの味をやさしーーくして、さっぱり美味しい。そしてなんと安い(150円)。
麺は生麺なので麺も楽しめてこのクオリティは最高。ぜひ試してほしいです。

手に持ってるやつ↑


②おじーの山羊そば(居酒屋めーめー)
ゴール後の打ち上げで行った居酒屋にて喫食。
疲労で意識飛び掛けてたけど、癖のある香りのスープとモチモチの麺を食べて意識を取り戻す。
そして、これまた癖のある山羊肉を食して目が覚める。まあまあ癖あるので上級者向けです。
けど、かなり美味かったです。
東京では味わえない料理でした。

また宮古に行ったら食べたくなる癖強グルメ

③山羊刺し(居酒屋めーめー)
引き続き同店にて、これまた初体験。
山羊そばを先に食べてるので、どんな癖があるのかと思い口に運んだら、、、癖無し!!
というか超淡白な味わい馬肉のそれとも違う。
食感がコリコリ楽しめる一品でした。

食感が面白かった


という事で、本当の本当に終了です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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